やっとこすっとこ、「関ヶ原」(司馬遼太郎 新潮文庫)全三巻を読み終えました。
一日に大した量は読めないから、ずいぶんと時間が掛かってしまい、おまけにずっと暑かったので途中で挫折するかと思いましたよ(笑)。
でも物語の主な舞台が今住んでいる地域の周辺(滋賀、京都、大阪、岐阜)という親近感で、なんとか読み切ることができましたわ。知らない地名や位置の確認のために、時々地図を見ながらね。
内容よりも、全1500ページ超を読み終えた達成感のほうが優ってたりして。まあそれは冗談だけど、どちらかと言えば長編は不得手なのです。
合戦に至るまでのいろいろな人間模様が展開されて面白いけど、石田三成の家臣、島左近という男には惹かれますねえ。
悠然として冷静で、動き出したら大胆かつ豪快で、そしてちょっと頼りなげな親分(石田三成)なんだけど最後の最後まで仕えて戦い抜く義理の厚さ。
実際にはどんな人間だったのかすごく興味が湧きますね。可能ならば会ってみたい人物であります。
関ヶ原と言えば、大垣や岐阜方面に行く時はいつもその真ん中を車で突っ切ってしまって素通りでした。
もう少し涼しくなったら、往時の武将達の戦い様に思いを馳せながら、小径車でゆっくりと散策するのもいいな。
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おまけ。
彦根には「ひこにゃん」だけでなく、島左近をモチーフにしたゆるキャラ「しまさこにゃん」もいます。好物が日本酒(辛口)というところに共感を覚えます(笑)。
ちなみに「いしだみつにゃん(石田三成)」、「おおたににゃんぶ(大谷刑部吉継)」もいますよ。
しまさこにゃん、ホントに旨そうにビールを飲むので笑けます。