スーパーでの買い物を終え、駐輪場に戻って自転車の鍵を解いていた時。
白地に茶色いぶちの入ったノラニャンがスーッと寄ってきて、しっぽをピーンと立て体を筆者の足になすりつけてくる。まだ比較的若そうなニャンコ。
そうかそうか、お前、腹減ってるのか。不憫じゃなあ。でもな、オッチャン、お前さんに食べさせてあげるものは持ってないんよ。
ごめんな~。
自転車を押してそっと離れたけど、心の中はちょっと悲しかった。
ニャンコは何も悪いことをしてないのに、今日を生きようと必死になって人にすがってくる。何かしてあげられたら良かったんだけどな・・・・。
ガリガリに痩せてる様子ではなかったので、日々それなりに何か食べてるんだろうが、今日は晩飯にありつけたのかな?
オッチャン、今度会った時は、おやつぐらいあげられるようにしとくからな。今日は許せよ。