メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

メガヒヨ、アイーダのチケットを取る

2009年07月12日 | 国内エンタメ
メガヒヨは本日、久々にちけっとぴあに並んだ。
目的は劇団四季のアイーダ。
エルトン・ジョン作曲・ティム・ライス作詞のミュージカルで、オペラとは関係ない。
大好きな作品で、ブロードウエイの初演も、翻訳版の大阪初演も観に行っている。

日本でのオリジナルキャストの濱田めぐみさんが出演される時を狙いたかったので、オープン後一ヶ月以内の日のチケットを取る事にした。
四季はネットでチケットが買えるけれど、発売日はなかなか繋がらない。
そんな訳で店頭で買うことにした。
しかし、メガヒヨの地元のちけぴは一年前に閉店してしまったので、電車三駅目の街まで行くことになった。

ところで本日は宝塚東京公演の発売日でもあった…。
混みあうことを予測して少々早めに家を出たら、なんとか10番以内に並ぶことが出来た。
前方に並んでいる方々は三角イスや、敷物など用意万全!!
何時から並び始めたのか、とても気になった。
一方お仲間同士で盛り上がっているように見えて、うらやましかった。
チケットを取るために並ぶのも、イベントの一つなのかもね。

2時間ほど並んで買ったチケットは、席も割りといい感じ
喜びをかみしめつつ、家路に急いだ。
午後からは「The Musical AIDA」のチケットを取ることになっていた。

安蘭けいさん、宝塚退団後の初めての出演作。
友人が二回ほど先行に申し込んでいたのだけど、両方とも撃沈だった。
さすが、とうこさん人気はすごい!!
そういう訳なので、本日は二人で同時に申し込むことにした。
こちらのアイーダはネットによる先着順受付。

電波時計を睨みつつ、13:00になると同時に申し込みボタンを押した。
ネットの動きは遅いものの、見事に申し込み完了画面まで行けた。
喜びつつ友人に報告メールをしたら、なんと彼女も取れてしまったとのこと(笑)

このような経緯で、メガヒヨは近々チケットさばきをすることになった。
座席位置は明日分る予定。
なるべく良席が取れて、どなたかに気持ちよくチケットを引き取っていただけるといいなと思っている。

【9/13追記】
チケットはめでたく仲間内へ嫁ぎ、4人で仲良く観劇の運びとなった。
当日が楽しみ♪

ミュージカル『サンデー・イン・ザ・パーク・ウイズ・ジョージ』

2009年07月11日 | 国内エンタメ
メガヒヨは本日パルコ劇場で、『サンデー・イン・ザ・パーク・ウイズ・ジョージ』を観てきた。
1984年制作のこの作品は昨年ブロードウェイでも再演され、メガヒヨの初見はその舞台。
そのときの記事

そのとき舞台そのものには感動したものの、英語のセリフをほとんど理解出来なかった。
なのでこの度の日本語上演は大変嬉しかった!!
しかも主演のジョージが、四季退団後の活躍がめざましい石丸幹二さん。

…ところで日本で上演される翻訳ミュージカルは、どうしても演出家のフィルターを通したものになりがち。
今回も見事に亜門フィルターの洗礼を受けた模様。

メガヒヨがとっても楽しみにしていた、ジョージが犬になりきるシーン。
見事にはしょられていた…
ついでに、なんかエロい仕草が多かった(笑)
昨年のブロードウェイも、バーナデット・ピーターズ主演のDVDもそんな感じでは無かったのに。

とはいえ、批判ばかりという訳でもない。
あのソンドハイムの繊細で緻密な旋律を日本語で再現するのも至難の技だと思う。
細部はさておき、作品を通して訴えかけることにブレは無かった。
亜門フィルターもそれなりに功績はあるかも。


さて。キャストについてだけど、石丸さんの歌はさすが安心して聴けた。
一幕目ジョージの神経質な感じ、芸術に囚われているところ、そして孤独さもよく表現出来ていた。

ドットの戸田恵子さんは、一幕目は少々違和感があった。
歌も演技も申し分無かったので、せめてこの公演があと10年早ければと思った。
ジョージ役者も彼女に比例した年齢だったら、そんな風に考えなかっただろうけれど。

しかし一幕でのそんな感想が吹き飛ばされるほど、二幕は秀逸だった。
祖母マリーのスピーチ(?)はpractically perfectだったし、「MOVE ON」でジョージを諭すシーンは本当に美しかった。
メガヒヨはこのナンバーが一番好きなので、このシーンを満足な形で目に焼き付けて帰ることが出来て嬉しかった。

他のキャストでは老婦人役の諏訪マリーさんが素晴らしかった。
変わり行くパリの光景を嘆くシーンは、クライマックスに向けての重要な見せ場になっていた。


最後に、気になったことひとつ。

一幕の時代設定は言うまでもなく1884年。
ところが二幕目は1994年とプログラムに記載されていた。
ブロードウェイの舞台では1984年設定だったのに。
多分誤植だよね?

だって「クロモリューム・ナンバー・セブン」なんてまさに80年代の雰囲気だし、
春風ひとみさん演じる作曲家はシンディ・ローパーみたいな格好をしてたし、
なんたってマリーおばあちゃんが110歳になっちゃう!!
(100歳は割りといるけど、110歳は滅多にいらっしゃらないよ…)

誤植でなかったら、10年だけ現在に近づけるという意図が分らない。
いっそ2009年設定にしていたら神だったのにね☆