メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

2022夏Broadway 3日目日曜日 シカゴに日帰り

2022年09月11日 | NEWYORK

土曜日のソワレは上演時間の短いSIXをチョイスしたのには理由があった。

日曜日は、プラダを着た悪魔のミュージカルを観るためにシカゴに日帰りで行くことになっていたのだ。
ホテルを朝5:00に出発し、ラガーディア空港発8:00の便に搭乗。時差が一時間あるシカゴに9:30に到着し市内に移動。
そして14:00開演のミュージカルを観て20:15発の便でニューヨークに戻るという強行軍である。

メガヒヨ無茶しやがって...といった感じであるが、すべてはPriscillaの頃から追っかけているKyle Brownさんを観るためである。
Priscilla, Anastasia, Moulin Rouge!と数々のブロードウェイ作品のオリジナルキャストとして第一線で活躍しているダンサーアクター。
Broadwayの舞台に立つだけでも非凡なのに、オリジナルキャストの常連に入るのはさらなる精鋭。
ショー立ち上げ請負役者、オリキャス番長と呼んでいるのはナイショである。
今度はElton John卿の新作ミュージカルのワールドプレミアにご出演ときた!  渡米中のファンとしては観に行かない理由がない!!
しかもプラダを着た悪魔は大好きな映画。期待は高まるばかりだった。

シカゴに行く前く夜。SIXの劇場から戻りシャワーを浴びて床についたのだけれど、メガヒヨは興奮しすぎて一睡も出来なかった。
楽しみすぎるのと飛行機に乗り遅れたらという不安で、交感神経がバックバクだったのかも。こんなの子どもの頃にディズニーランドが楽しみすぎて眠れなかった以来である。

朝4:00。身支度のためにベッドから起き上がった。「あーあ、よく眠れた~」など伸びをして自分の脳に寝不足でないと暗示を掛ける。
5:00。まだ暗いなかホテルからタクシーに乗ってラガーディア空港へ。



自動チェックイン機から航空券をもらうも、席番号には「SEE AGENT」と書いてある。すごく嫌な予感がした。
ネットで検索してみると、該当の便が満席のために優先度の低い客は搭乗口の係員に交渉しなくてはならないとのこと。これはショック!!
空港で朝ごはんを食べるつもりがそんな心の余裕は無くなり、搭乗口に航空会社職員が来るのをひたすら待った。

出発の一時間くらい前に職員さんが来て、何とか座席をゲット。それからフードコートに戻る気力もなく、非常食用に持ち歩いていたチーズかまぼこで朝食を済ます。
それにしても早めに空港に来ていたから良かったものの、ギリギリだったら飛行機に乗れなかったかも。

シカゴ行きのユナイテッド航空は順調に定刻どおり離陸し、オヘア空港に到着した。
メガヒヨは3年前の2019年にシカゴに来ていたので少々の土地勘は有り。空港から電車に乗って市内に向かった。

一時間ほどで市内中心部に着いた。地下にあるWashington駅から地上に上がると、目の前にJames. M. Nederlander Theatreがいきなり見えてびっくり&感激!!

ただBroadwayと違い、Box Officeのオープンは11:00からの様。当日券目当てのお客さんが並んでいる。
自分はチケットマスターで予約済みなのでピックアップは後でも大丈夫。まずはステージドアの位置を確認することにした。

今回は積極的な出待ちは行わないものの、差し入れ位はしたい。このご時世だから口に入れるものではなく、お花とカードで。

前回シカゴに来た時にTargetの1Fに花売場があったのを覚えていたので、花束はそこで難なく入手。





ステージドアでも親切なスタッフさんが花束を預かってくれて、ヲタとしてのミッションは無事クリアできたのであった。

あとは軽い食事をとったり、付近をぶらぶらして開演時間を待った。(筆者代理:ふろしき文鳥さん)







もっと時間があればシカゴ美術館も再訪したかったし、遠くに見える謎の建造物も行って見たかったけどね。
いつかまたゆっくり訪れたい。
 
開演時間が近づいたので劇場へ。
以下、作品について語ったら長くなったので別トピックをUPするね。
The Devil Wears Prada, The Musical ミュージカル 『プラダを着た悪魔 』 - メガヒヨの生息日記

The Devil Wears Prada, The Musical ミュージカル 『プラダを着た悪魔 』 - メガヒヨの生息日記

プラダを着た悪魔シカゴJamesM.NetherlanderTheatre(東洋劇場)8月14日日曜日14:00開演オーケストラC6(1F上手中央寄り3番目)チケットマスターにて購入110ドル+手数料2006年...

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二時間半の上演が終わり、幕。
終演後にもしKyleくんに会えたらプレイビルにサインだけでも欲しいなぁと思っていたのだけれど、前方席につき退出に時間が掛かってしまった。ステージドアにたどり着いた時には彼は帰ってしまった後だった。
まぁそれで良かったかも。コロナは下火になったとはいえ、ファン対応に慎重な役者さんも多いし。
お花についてFacebookでお礼の言葉もいただけたし、また会える機会を楽しみにしていきたい。
今回の旅行でステージドアに行ったのは唯一このショーだけなのだけど、熱心なファンはコロナ前と変わらないノリで役者さんにサインを求めたり称賛の声を届けてていた。
自分もアンディ役のTaylor Iman Jonesさんにサインを頂けた。とても感じの良い方だった。


劇場からすぐ近くの公開スタジオでニュースの収録をしていた。

さて、ニューヨークに戻ることに。
行きはオヘア空港だったけれど、帰りはミッドウェイ空港を利用。こちらの方が市内からは近い。
オヘア空港からはブルーラインで1時間弱で5ドル、ミッドウェイまではオレンジラインで30分ほどで3ドルとお得。
ただ券売機と改札の調子が悪く、電車を一本見逃してしまった。改札の戸が開かなかったときは親切な人がこじ開けてくれた。感謝。
そうそう。あと駅の同じホームからは様々な方向の電車が通っているので、乗車には行先の確認が必要。




 
ミッドウエイ空港はオレンジライン終点のミッドウェイ駅で降車し、渡り廊下を数分歩く。
行きはユナイテッド航空だったけれど、帰りはサウスウエスト航空。
また座席が無いという扱いは嫌なので、朝のうちにオンラインチェックインをしたのだけれど座席はなんと搭乗時の先着順だった。
あらかじめチケットのクラス、会員のステイタスで搭乗順のグループが分けられ、席は確保したもの勝ち。
ある意味合理的だなと思った。
 
飛行機に乗れることが確約されたので、空港フードコートで自分へのお疲れ様会ということでピザとビールでお祝い。
本当はディープなシカゴピザが食べたかったけど、売っているお店が見当たらなかったので普通のピザで。



(これが3年前食べたシカゴのディープピザ。ボリュームたっぷり!)

ニューヨークに戻る2時間ほどのフライトは気圧で耳が痛かったけれど無事到着。
ラガーディア空港に着いたときには午後11時半くらいだった。
 
空港バスも運行していない時間帯で、タクシーは長蛇の列。
係員の人がバッグ一つの自分をみて「タクシーは乗車に30分以上かかるし、道も混んでいるよ」と公共交通機関の利用を勧めてきた。
いや、こんな時間に地下鉄なんて怖すぎるってば。
タクシーの列は意外とすいすい進み10分ほどで乗れたし、道も深夜でスムーズだったので行きの52.95ドルに対し38.42ドルで戻って来られた。
ホテルの部屋に戻ったときには疲れが一気に襲ってきた。海外旅行は3年振りなのに、飛行機に乗ってデイトリップしちゃったからね。
 
以上、メガヒヨ真夏の大冒険である。
プラダを着た悪魔には複雑な感想を抱いたけれど、実際に観に行って良かったし、ブラッシュアップしてBroadway Openということになれば嬉しさもひとしおだと思う。その日を楽しみにしていきたい。


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