メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

メガヒヨ in NY 2011秋その1 《出発・到着編》

2011年11月26日 | NEWYORK


よりによって、出発の時期に仕事が異様に忙しくなってしまった。
旅行前日は残業をして、業務に一応の目途をつける。
たった3日間の有給休暇とはいえ、取得するのは自分も周囲も大変

午前の便の上、自宅と成田は離れているので前日は2時間半しか寝られず。
ホントはもうちょっと寝られたはずなのだけど、始発電車に乗ると勘違いした母に叩き起こされたのだ


寝不足ながら、無事搭乗。
機内食はオムライスを選択。


中途のアップルデニッシュの配給を経て、到着前の食事はモスてりやきバーガー♪
レタスとソースを自分で挟んで食べるのだ。
作り方の紙も付いてきたよ!


レタスはたっぷりすぎて挟み切れず。
サラダとしていただく。
美味しかったなぁ。これのためにJALに乗りたい位!


そんなこんなで、無事ニューヨークに到着!
今回は初めてエアトレインと地下鉄A線でマンハッタン入りしたよ。
荷物が少ない時はこの手もいいなぁ。

ホテルミルフォードプラザには13時に着いたのだけれど、部屋にはまだ入れなかった。
荷物を預けて街中に出ることに。


上演中のキム・キャトラル先生の『私生活』。
時間枠に余裕があれば是非観たかったなぁ。


ロックフェラーセンターのツリーは搬入済み。


スケートリンクもにぎわっていたよ!


バーグドルフ・グッドマンのディスプレイ。
美しいなぁ。


5番外をてくてく北上し、メトロポリタン美術館に到着。


久々に来たけれど、だいぶ中が綺麗に改装されているな~。


今回メガヒヨは、『怖い絵』に載っているベックリンの『死の島』が見たくて来た。
しかし印象派のコーナーはとても広く、迷ってしまい見つけられなかった


代わりに大好きなマチスの『金魚』を眺める。


つい最近、中東のコーナーが出来上がったというのでそれも行ってみたよ。


絨毯、金銀財宝がてんこ盛りだった。
次回は時間をかけてじっくり見たい。


そんなうちに16時のチェックイン時間になったのでホテルへ。


相変わらず狭いけれど、立地の割にお値段が安いので仕方ない。


テレビはLG製。
スイッチを入れる毎にメーカーのロゴが映されてうっとおしい(笑)
自己主張が激しいってば


洗面器の水栓器具はグローエ製。
これはいいものを使っているね。
メガヒヨも仕事で、高級物件の際によく取り扱ってるよ。


端とバスタブを見、絶句する。
このトイレとシャワーカーテンの位置関係。
このカーテンってば、男性小用時に絶対かかってるよね…orz。

考えるほどこのシャワーカーテンが恐ろしくて、バスタブの中には入れられなかった
シャワーヘッドもホースが付いていなかったので、お風呂にはかなり苦労してしまった今回の滞在なのであった 


メガヒヨを探せ!『N.Y. TIMES SQUARE編』

2011年11月26日 | NEWYORK

実はこのメガヒヨ、11月下旬にニューヨークに3泊5日弾丸旅行に行ってきた。
目的はいわずもがなのミュージカル(笑)
スペイン旅行記の途中だけど、記憶が薄れないうちに次回からNY旅行記を書くことにするね

ところで写真はNYタイムズスクエアの大モニターの映像。
メガヒヨも観光客の一人として映っている。
どこにいるか探してね!


メガヒヨ in SPAIN 14 《サンティアゴの大聖堂編》

2011年11月09日 | メガヒヨのホリデイ


サン・マルティン・ピナリオの朝。
広々とした食堂で、ブッフェ式朝食。

 
ケーキやスペイン式オムレツなど、品数はそれなりにあったよ。
朝食代は宿泊にプラスして5ユーロだったので、これだけいただければ充分!!


本日は大聖堂を見学。
ここサンティアゴ・デ・コンポステーラは、エルサレム、バチカンに並ぶキリスト教の三大聖地の一つに数えられているんだよ。
エルサレムで殉教したキリスト十二使徒のひとり、聖ヤコブの遺骸が運ばれ埋葬された地なんだって。
中世の時代からこの地への巡礼は盛ん。巡礼路も整備されていて世界遺産にもなっているよ。
日本でいうとお伊勢さんみたいな場所かなぁ。海が近くて魚介類が美味しいのも共通しているし。

でもってね、7月25日が日曜日にあたる年は聖ヤコブ年と呼ばれて、この年にこの大聖堂を訪れてミサに参列して聖体を拝受すると今までの罪がチャラになるんだって!
昔世界史で習った免罪符みたいだ。
ちなみに昨年、2010年がその年だったって話。一年出遅れたメガヒヨ、惜しいっっ!!

聖ヤコブのお墓は813年に発見されて、その上に大聖堂が建てられたって訳なんだけど、ここの地下礼拝堂でその棺を拝観することが出来る。
誰でもそこに入ることが出来るので、クリスチャンではないメガヒヨも階段を降りてみた。


荘厳な雰囲気のなか、祀られている棺。
さっと拝礼だけしておいとましようとしたら、何かの儀式が始まってしまった。
他の方々は素早く片膝をついている。どうしよう、出るタイミングを逸してしまった。
アウェー状態のメガヒヨは以下に振舞えばいいのか迷い、両膝をついてお辞儀の姿勢をとり小さくなっていた。
お祈りは出来ないけど、人様の聖地で失礼なマネはしたくないので。

ちらりと頭をあげて様子をうかがうと、かなり位の高そうなお坊さんが信者の方に薄切りのパンを食べさせている。
ほうほう、これが聖体拝受か。じかに初めて見たよ。
でもまさかこれって、この場にいる人全員にくれたりしないよね?
自分はいただけるもの拒まずだけど、信者でもないのにそれはまずいよな~。

ってなわけでお祈りの合間を狙い、ささっとその場を抜け出した。
 


地下礼拝堂は撮影禁止だったけど、大聖堂内部はミサの時間以外ならフラッシュを用いない撮影は自由。
てな訳でミサが始まるまで写真を撮らせていただくことに。

 
左右に展開するパイプオルガン。




中央祭壇は17世紀後半に造られたチュリゲラ様式。
真ん中に聖ヤコブの像が鎮座している。
というか、これって御本尊扱い…。イエス・キリストはどうしたの? (あ、横にちっちゃい十字架があった…)
カトリックって実は多神教なのでは?とこっそり疑問に感じた。

あ、ミサの最中は写真撮影禁止なので、この像の写真は借り物ね。
(でも結構、写真を撮っている人は多かった)


ミサはこの中央祭壇に聖職者の方々が並び、聖書の言葉が語られる。


お言葉の合間合間に独唱で讃美歌が歌われるのだけれど、
この日曜日を担当されていたシスターが本当に美しい声で、思わず聞き入ってしまった。
例えるのなら雲間に差す光みたいに、まっすぐながら優しい感じ。
この方は後日見た『世界ふしぎ発見』のロケにも登場されていた。

 
ミサも貴重な機会だけれど、メガヒヨはクリスチャンではないし、スペイン語も分からないので途中退出。
大聖堂に併設されている博物館に行った。
博物館建物内は撮影禁止。
数々の宝物は目にしっかり焼き付ける。
これは博物館敷地内のクロイスター。
よく見ると、床が聖職者のお墓になっている。
最近亡くなったばかりの方も埋葬されているようだ。


昔のエラい方々のお墓は、掘られた文字も擦り切れ読みづらくなっていた。
うっかりしてたら踏んじゃうよ。

 
永久の眠りの場にふさわしく、静寂な感じ。


棺もいくつか置いてあった。
中は入っていないと思うけど…


作られた当時は鮮やかに彩色されていたんだろうなぁ。
このクロイスターも全く違う雰囲気だったのかも。


本日のメガヒヨの寝不足の原因(笑)

 
ドア一つとっても意匠がこらされている。
クロイスター脇の小部屋をチラ見。
ゲスト用の法衣みたい。


鐘楼が見えるなぁ。

 
近くに行ってみて見たいものだなぁ。 

 
博物館は金銀宝石細工、ゴヤが下絵を描いたタペストリーなど様々なものが展示してあった。
撮影禁止につきお伝え出来ずに残念!!
見学の合間にバルコニーからオブラドイロ広場を望む。

 
眺めがいい上に人様がいないので、ついつい撮影会をしてしまう。


メガヒヨの中の人も、女王様的バルコニーに立てたことを大層喜んでいる模様。


この日は5月1日だったせいか、数々の催しが開かれていた。
イエス・キリストを祀ったパレードがあったよ。
東京でいうと三社祭みたいなものだね!


ブラスバンドも出て盛り上がっていた。
しかしヨーロッパ(特に南欧)のメーデーは、あまり動かずにその場のお祭り騒ぎを楽しむのがいいね。
うっかり移動日にあてるとストで大変な目に遭うかも知れないから。 


メガヒヨ in SPAIN 13 《フルボトルのディナー編》

2011年11月04日 | メガヒヨのホリデイ


ホテルの隣は大聖堂。
オブラドイロの正面口は19時半を過ぎていたので閉じられていたけれど、別の入口からは入れるようだったよ。


挙式直後のカップル。おめでとさん♪


お腹がすいたメガヒヨはお店探し。
ガリシヤ地方に来たのなら海産物を食べなきゃね!
そんなうちに生簀のあるレストランが目に付いた。
覗いてみるとカジュアルな雰囲気。

中に入るとライザ・ミネリ似のセニョーラが声を掛けてきた。
「ディナーをご希望ですか?」
はい、と答えると「本当なら20時半開店なんですけどどうぞ」と、にこやかに店の奥に案内してくれた。

庶民的な店の入り口とは違い、奥は白いテーブルクロスのかかった高級な店づくり。
少々ビビりながらメニューを広げた。

お値段はお手頃なのだけど、メインのラインナップがかなりガッツリ系な感じ。
メガヒヨは野菜スープとタコのガリシア風をオーダーしたかったのだけど、それでは前菜二つになってしまう。

そこでセニョーラとは別の、テーブル担当に聞いてみた。
「タコのガリシア風をメインとしてオーダーしたいんだけどダメ?」

英語が通じると思わしきそのボーイさんも、メガヒヨの不思議英語は理解出来なかったようだ。
困り果てた様子で、奥に引っ込んでしまった。
そして「あの東洋人、何言ってるか分かんないッスよ。」とか何とか泣きついたのか、先ほどのセニョーラが来てくれた。


「私は世界中の人たちに接客してきたのよ。さぁご希望を言ってみて。」
セニョーラの後ろにはボーイさんが二人、ハラハラしながら控えている。
なんかメガヒヨの立ち位置って、このレストランにとってハードル?試練?それともラスボス?

それでも何とか自分の食べたいものを伝えて、オーダーは受けつけられた。
お店の方たちのあの安堵した表情は忘れられない(笑)


しかし困ったのがワインのオーダー。
グラスワインがないどころか、ハーフボトルもないんだもの。
てな訳で頼んじゃったよ、フルボトル(笑)


スペイン王室御用達のセラー、コドーニュ社のカヴァ。
ANNA DE CORDORNIU
すっきりした飲み口で美味しかった!!
しかしおひとり様でフルボトルはきついねぇ。こんなときにツレが欲しいとつくづく感じる。


ガリシア地方は結構寒いので、温かいスープが欲しかった。
具には青菜と白身魚。海の街のおふくろの味って感じ。


そしてこれが名物のタコのガリシア風。
茹でたタコにオリーブオイルとパプリカがかけてある。
このタコの柔らかさときたら、感動モノ。
どうやったらこんな風に茹でられるのかな?


デザートはパスしてカフェ・コン・レチェをオーダー。
そしたらリキュールも一緒についてきた。その香り高いこと。
フルボトルを半分以上飲んだけれど、これは別腹ってことで迷わず投入(笑)


お会計を済ませ、セニョーラにお礼を言って店を後に。
夜の街を散策。

 
通りのあちこちにはこの様なショーケースが見受けられる。
日本人と食べ物の好みが似ている感じ。

 
お土産屋さんも多い。
そんな中でキティちゃんもどきな牛キャラクターを発見!!


食料品店のショーケース。
謎のご当地陶器が売ってるとつい欲しくなってしまうのだけど、ツーリストハイにはならない様努める。


サンティアゴ・デ・コンポステーラは門前町だけあって細工物が有名。
あちこちに銀細工のお店がある。
ホタテ貝をかたどったアクセサリー、ついつい欲しくなる。


黒曜石も有名みたい。
大ぶりなものが多く、ちょっと手は出なかったけれど、見ているだけで楽しいなぁ。

 
ふと足元を見るとホタテ貝のマークが。
これで大聖堂の方向を示しているんだよね。


だいぶ夜も更けてきたし、そろそろ宿にもどろうかな。


ライトアップされた大聖堂が綺麗。


今日は美術館巡りと飛行機の遅延で疲れちゃったよ。
はぁ~。おやすみなさい。



と、眠りについたメガヒヨだったけれど、夜中に鐘の音でたたき起こされてしまった。
大聖堂が隣にあるので、景気よく響いてくるのだ。
立地がいいとこういうこともあるのね…とその後なかなか寝付けず悩むのであった。