無事陰性証明も出て帰りの飛行機に乗れることになった。
控えていた外食でもしようかと思ったけど、それにこの円安物価高でパンケーキでも食べに行ったら軽く5000円以上はかかる。
それだったら日本で美味しいうなぎやお寿司が食べられるなぁと思い、万一の隔離に備えて持ち込んでいた食料を消費することに。
残された枠は火曜ソワレと水曜マチネ・ソワレ。
月曜日の検査で陽性ということになったらチケットが無駄になってしまうので、まだ購入していなかった。
Box Officeが開くのは10時なので、その前にお土産の調達にいくことにした。アッパーウエストにあるFairwayへ。
サラベスのジャムを10本ほど購入する。(無茶苦茶重い)
ホテルに荷物を置いてからチケットを買いに劇場街へ。
まず向かったのはMJ上演中のNeil Simon劇場。
水曜日の夜の締めにMoulin Rouge!にしたかったので今夜のチケットを希望と言ったら、Sold Outとのことだった。
月曜の夜にネットでリセールしかないのは確認していたけれど、結構当日券が出てくるものだと思い込んでいたので想定外だった。
というわけで水曜夜のチケットを買うことにした。
179ドルの席を勧められたけど、E列パーシャルビューで127ドルの席があったのでそちらにした。
多分マイケルは真ん中でしか踊らないと信じて。
それからInto The Woods上演中のSt. James劇場へ。
こちらも今夜のチケットは完売。水曜マチネを購入。
J列下手15番(中央列から8番目)を199ドルにて。
そしてMoulin Rouge! The MusicalのAl Hirschfeld劇場にて今夜のチケットを購入。
J列センター106番を199ドルにて。
3年ぶりにNew Yorkに来て変わったことといえば、チケット業者にTicket Geekが参入して幅を利かせているということ。
Moulin Rouge!とInto the Woodsがそうだった。
この業者の嫌なところって、ネットで購入時に席番がはっきりわからないこと。(列とセンター・上手・下手位までは表示される。)
20年以上前に日本がちけっとぴあ店頭売りメインだった頃、テレチャージやチケットマスターの席を選べるシステムに感動したものだけれど、なぜか退化している現状にがっかり。
それでも希望のショーをそれなりに良い席でもれなく観られることに安堵。
ようやく観光らしい観光ということでメトロポリタン美術館に向かう。
劇場街からMetに向かうには、Times Square駅から地下鉄で81st駅か86st駅で降りてセントラルパークを横断するのが早い。
乗るべきは各停のC線なのだけれど、メガヒヨはうっかり急行のA線に乗ってしまった。
だってだって、1・2・3線は1が各停で2・3が急行じゃん。そしたらついA線が各停でC線が急行とか思っちゃうてば。
そんな訳で59st Columbus Circle駅を発車した後、125st駅まで乗り続けてしまったのであった。
このうっかりさんを通称、A列車で行こう(Take the 'A' train)と呼んでいる。
なぜなら過去(2014年)にも同じことをやらかしているからだ。
その時は125st駅で降りて、ニックくんがツアー中なのをいい事にここら辺に住んでいるんだ~とうろうろした。
それも良き思い出ですな。いや、学習能力なさすぎ。New York 21回目なのに。
閑話休題
125st駅から81st駅まで下りセントラルパークを横断してようやくメトロポリタン美術館に到着した。
チケットを購入する。30ドル。初めて来た1999年は寄付推奨額が8ドルだったなぁと思い返す。
まぁ数々の美術品を保持するためにはお金が掛かるものね。
今後復活してほしいけど、円安で大勢気軽に来られないからどうだろう。
ここに来たのは何度目になるだろうか。数えてないけど東京国立博物館より多く来ているのは確か。
今回はリーマン・トリロジーで知ったRobert Lehmanのコレクションを見てみようという目的があった。
もし限られた枚数しか買えないのなら自分はこんな暗い絵はパスだけど、お金がいっぱいあれば色々コレクションしたくなるんだろな。
教科書でみたことのある絵。これもボビーが買ったのかな?すごい目利きだ。
...と、ゴーゴーを踊るロバート・リーマン役のアダム・ゴドリーさんの姿が目に浮かんだ。
他には特別展としてKIMONO STYLEが開催されていた。
森英恵さんデザインの着物ドレスも展示されていた。
こちらを拝見したすぐ後に訃報を知った。御冥福をお祈り致します。
こちらは中国の十二支の神様。ついつい、子丑寅卯辰巳~と唱える様に数えてしまう。
美術館の絵でいっぱい細かい絵が描かれていてお得!! (こんな発想な限りお金持ちにはなれません)
ほう。こんな感じだったんだ...。
てか、どっかの村祭りの山車にこういう像がのってたりするよねぇ。
白い大理石がむき出しになった方が神聖に感じるといったら、身も蓋もない。
古代にこんなデザインの服があったんだ。
さて。METから戻り一休みしたらMoulin Rouge!のお代わりへ。本日も19:00からの開演。
というか19:00始まりって増えたね。
細長い鳥かごのようなポールで開演前にダンサーさんのパフォーマンスがあるので、早めに劇場に着くことをおすすめ。
ただダンサーさんが出てきたら撮影は禁止。
この度自分の前の席のお客さんが象側のダンサーさんの写真を撮りまくっていた。禁止って知らなかったのかな?
それでも止めなかったので劇場係員の方がとんできた。
自分は閉所恐怖気味なのでこれならいけそう。(Xanaduみたいなステージ席はまずダメなもので)
東宝のオーディションだとミステリアスな役どころとあったけど、よく笑顔をみせるし明るくて性格よさそう。
ショコラ役のJacqueline B. Arnoldさんは抜群の安定感。この役を日本で演じる女優さんって現在一人しか思い浮かばないけど、新しい人を発掘するのかな?
今の俳優さんには申し訳ないけど、開演前の象サイドのパフォーマンスもこのシーンもKyleくんに補正して見ていました。
(2020年観劇をつぶした憎きコロナ! あと推しは観られるときに見ねば!!)
メガヒヨも見学参加したけど深夜じゃなきゃ一緒に踊りたかった!!
今から思えば貴重な機会! メジャーリーグの選手がオンラインで野球教室してくれるようなものだものね。
映画だと三枚目みたいだった公爵がかなりの切れ者だった。
日本だとジャベールを演じているような役者さんがキャスティングされるんじゃないかな?
サティーンがアンサンブル男性らにリフトされながらドレスのファスナーを下されてしまう所もドキドキだった。
これはサティーンはある程度成熟した女優さんに演じてほしいなぁ。頂点に立つ女性の自己犠牲だから。
クリスチャンのぶち切れが怖い。
観客も一緒に歌って大盛り上がりのアンコール。
一日目はマスクなしに歌いまくるお客さん達にドン引きしていたメガヒヨ。陰性証明を勝ち取って帰りの飛行機が確保された今夜は歌いまくり。
SNSでMoulin Rouge!に関する写真にイイネを多くくれたので。
確かにワークショップとトライアウトから関わった作品だからより思い入れがあるのだろうね。