メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

本日のおやつ

2009年03月29日 | メガヒヨの愉快な食生活
昨日は久々に銀座に行ったので、ラデュレのマカロンを購入した。
三越の2Fには30代を中心とした女性が列をなしている。

そういえば3年前に行ったパリ本店でも、30分くらい並んだものだった。
あの時にこのお店のマカロンを初めて食べたのだけど、とても感動したっけ。
それ迄に日本に上陸したものとは、クリームの味が段違いだった。

この日本初上陸の三越店は開店当初はとても待たされたらしいけど、今回は15分ほどで順番が来た。
自宅用に8個買ったのだけど、そのうち4個はピスタチオ。
このフレーバーは悶えるほど美味しい!!
ナッツ好きにはたまらないと思う。
香ばしさ、クリームに残るナッツのつぶつぶ感、甘さのバランス、どれをとっても満点をつけたい。

本当なら全部ピスタチオにしようかと思うくらいなのだけど、彩り用に他のフレーバーも買ったりした。



上から時計回りに、ピスタチオ、シトロン、バニラ、フランボワーズ、キャラメル。


今日は他にもおやつがあった。
姉が北海道旅行から帰ってきたので、実家にお土産を持ってきたのだ。
そう。最近やたらと見かけるあのキャラメルである。



実物は思ったよりも小さくて、小指の先位の大きさだった。
でも口に入れてみてこの量が適度だと分かった。

とにかくリッチというか、脂肪分が多い!
何かメーターを振り切るイメージの味がする。
美味しいといえば、美味しいかもしれない。
糖分と脂肪分。生命維持のために生物が美味しいと感じる要素がギュっとつまっている。

すぐに溶けると好評の口当たりも、テレビで報じている通りだった。
こういうのが好きな人は、たまらないだろう。
ただ分析好きのメガヒヨは、どうしても脂肪の融点を頭で計算してしまう。
そしてその溶け具合がバターに酷似しているため、やっぱり脂を食べている感覚が抜けないのだ。

でも話題のお菓子を食べられてよかった。
姉には感謝したい。
でも次回はじゃがぽっくるだけでいいよと正直思った。



未来館で3Dスペースショー

2009年03月28日 | メガヒヨの日々つれづれ
メガヒヨとその妹は本日、お台場にある日本科学未来館に行ってきた。
今年1月に公開された新しい3Dスペースショー、『BIRTHDAY』を観るのが主な目的である。

このショーは約20分の構成で、使用するメガネもゴーグル型の本格仕様。
観覧料金も、常設展の入館料金(\500)に込みになっている。

しかしながら入場整理券は賛助会員以外は事前予約が出来ない。
したがって開館時刻の10:00には長蛇の列が出来ていた。
早起きの甲斐あって、メガヒヨシスターズは初回の入場整理券をめでたくゲットした♪

内容は、地球と月の成り立ち、太陽系形成の過程、さらには銀河系の誕生などをリアルな映像で紹介するもの。
映し出される対象はどんどん大きくなるのだけれど、宇宙にはある一つの共通のルールが存在することに気づかされていく。

メガヒヨとその妹は、「こんな大きいことまでよく研究して発見出来たねぇ。」としきりに感心した。
内容はちょっと難しく、中学生以上に向いていると思う。
やはり入場者は大人が多かった。

結論として、朝から並んだ甲斐はあった。
今迄にみたプラネタリウムプログラムの中では、アメリカNYの自然史博物館のスペースショーに次ぐものだと思う。


その後は、常設展を見学した。
スーパーカミオカンデや潜水艦のしんかい6500の模型に入って遊んだり、
はては内視鏡手術の体験などもした。

そして今、若田光一さんが滞在して話題の宇宙ステーション!
その模型もあった。
乗組員の個室やトイレも忠実に再現されていて、ガイドの方が細かく説明してくれた。
話を聞いて、宇宙での生活は実験のみならず、生活の何もかもが大変なことを痛感した。
頭も良くて、性格もよくて、体が丈夫で、手先が器用で、ケアレスミスなど厳禁!
トイレひとつも上手にこなさなきゃいけない!!

メガヒヨなんて10回生まれ変わっても宇宙飛行士はムリだと思う…
せめて地上で楽しく過ごそう。

そんな訳で帰りにエビを食べに行った。
銀座ade-ade』は美味しい料理やワインが手ごろなお値段で楽しめるレストラン。
メガヒヨシスターズは、シャンパン蒸しエビや炭火焼きエビを、特製ソースにからめて堪能した。
しかもここは店員さんもイケメン揃いだった♪
ワインが進むこと、うけあい




ところで、話は前後するけれど未来館で興味深い写真を見た。



歴代の「宇宙への挑戦者」として、地球から旅立った人たちの写真が展示されているのだけど、この写真の右下をみて感動した。



ヒヨコさまが宇宙飛行士として数えられているのである。
その隣には桜の花も名を連ねていた。

ひらたく言うと実験動物な訳なのだけれど、科学のために貢献した生き物に対する敬意を感じた。





アイブロウサロン アナスタシア

2009年03月26日 | メガヒヨの美容白書
メガヒヨは眉毛のお手入れで『アナスタシア』さんのお世話になっている。

もともと眉毛を形づくるのが苦手だったので、このサロンが日本上陸した際には速攻予約を入れた。
あれから何年か経つけれど、朝の眉書きが本当に楽になった。


サロンに初めて行ったときのことは忘れられない。
予約電話の際、眉毛の手入れをしばらくせずに伸ばしたままにしておく事を指示された。
その間大変だったけど、前髪で隠して何とかやり通した。

そして当日。某百貨店の中にあるサロンを訪れた。
簡単なカウンセリングの後、施術室に案内された。
そこは美容室のシャンプー用みたいな椅子が数台並び、お客さん同士目が合わないような配置になっている。

席についたら、担当のスタッフさんが挨拶の後、希望の眉の太さ、自分自身で気になる点を聞いてきた。
メガヒヨは強いこだわりも無いので、おまかせでお願いした。

スタッフさんは慣れた手つきで、ペンシルやブラシを使い眉を描いていく。
お客さんはその過程を手鏡で見ることが出来る。

ちなみにその時に描く眉は無駄毛を取るためのガイドライン。
使用するパウダーの色が非常に濃い。
まるで珍獣ハンターのイモトアヤコちゃんの様な眉になってしまった。

スタッフさんは見慣れているのか、
「この眉の形でいかがでしょう?」と涼しい顔で聞いてきた。

メガヒヨは動揺を隠せなかった。
「ちょっとぉ…眉毛つよすぎる感じがするんですけどぉぉ

その色はすぐに落とされることを説明され納得し、その形で眉を作ってもらうことにした。

それから無駄毛のお手入れになるのだけど、ここはワックス脱毛方式。
温まったワックスを掛けて少しずつ抜いていく。
これは敏感肌の人は、不向きがあるかも。
メガヒヨはこのペリっとした感触、気持ちよくて好きだけどね☆

一通り抜き終わったら、冷たいタオルでクールダウン。
開店当初のメニューには無かったけれど、現在はこの時間を使って口元の産毛も処理してもらっている。

脱毛後の肌が落ち着いたら仕上げ。
眉にはパウダー、足りない場所はペンシルで穴埋め。
ジェルで流れを整える。
周辺はコンシーラーで肌色調整して、パール入りクリームでハイライトを入れ完成した。

自分で作ったのとは段違いの眉毛がそこに有った。
苦手な分野は、やっぱりプロにアウトソーシングするのがいいかもね!


そんなで何年か、お世話になり続けている。
こちらのサロンもオープン当初は女性スタッフの方ばかりだったけど、
最近は男性の方も何人か見かけるようになった。

一度、某俳優にそっくりな人に当たったこともある。
ラッキーと思いつつも、自分よりはるかに美しい男性にメイクしてもらうのも慣れない経験で緊張してしまった(笑)

最近はなかなか予約が取れないこのサロン。
メガヒヨは常に2回先の予約を入れている。
興味を持たれたら、早目に電話を掛けることをお勧めする。

写真のは、アナスタシア名物の毛抜き。
今までの人生で出会ったどの毛抜きよりも優れものだと思う。
ただ気になるのが、ゾーリンゲン社でもそっくりなのを売っていた。
もしかしてそこに生産委託しているのかな?
(一流メーカーだから納得だけどね♪)

映画『ワルキューレ』

2009年03月25日 | 国外・舶来エンタメ
メガヒヨは近代史が苦手である。
日本史・世界史通じて古代史は大好きなのに、1900年以降の話になるともうアウトなのだ。
それは学生時代の歴史教師が、カリキュラムの時間配分を誤った事が原因と思われる。
世界四大文明とかはじっくり時間を掛けて教わったけれど、世界大戦などは三学期の終わりごろに慌てて片付けられたものだった。

さて。そんな教育を受けた人間が大人になったらどうなるのか?

答え。この映画の結末が分からずにドキドキしながら観賞することになる。


もちろん、ヒトラーは日本の敗戦の何ヶ月か前に愛人エバと自殺した位の情報は、成長過程で手に入れていた。
だけどこの映画を観ていると、トム・クルーズ演じるシュタウフェンベルク大佐に入れ込んでしまい、作戦の成功を願ってしまうのだ。
別にトム・クルーズがハンサムだからということではない。
(もちろん少しは影響するけれど…

それは大佐が決断力のある人だったから。
緊迫した状況でも動揺せずに物事を遂行しようとする、その意志の強さは素晴らしかった。
だからこそビル・ナイ演じるオルブリヒト将軍がモタモタするシーンは、思わず地団駄を踏んでしまった。
ちなみに、氏の優柔不断の演技っぷりはさすがである。

そんな訳で映画の展開で作戦が順調に行くにつれ、「あれ?ドイツの降伏って1944年だったっけ?」と本気で思う自分がいた。
冷静になって考えれば分かることなのだけどね…

登場人物は大変多く軍服の男性ばかりなので、知っている俳優さん以外は役名と顔を一致させるのが大変だった。
そういう訳で、もう一度復習がてら再見したい。
近代史の知識の穴をこっそりと埋めたいメガヒヨの様な大人にとって、大変ありがたい作品であった。

もちろんトム・クルーズの実行力と、しわも美しいビル・ナイを見るだけでも、この映画は充分な価値があると思う。

メガヒヨ、手相占いをする

2009年03月22日 | メガヒヨの日々つれづれ
会社の同僚が、よく当たるといわれている手相の本を貸してくれた。
メガヒヨ、早速自分の手のひらをチェック。
そうしたらこの様な結果が出た。

その1 エス線
人差し指と中指の間から出ている線。
言葉どおり、常に主導権を握らなければ気が済まない人に多く出る。
メガヒヨのは大変長いので、めでたくドS線の称号を得た。

その2 夢見る乙女線
人差し指の下から斜めに出ている線。
現実を直視せずに、異性への理想を高く追い求める相。
こういう人は芸能人にハマり勝ちである。

その3 KY線
感情線と生命線の起点が離れているとこう呼ばれる。
その距離が5ミリ以上あると、意味合いはより顕著になる。
測ってみたらメガヒヨのは7ミリ離れていた。

その4  仏眼
親指の第一関節に現れる目形の相。
なにやらその相の持ち主は記憶力に優れ、超能力や霊感を持つことも。
残念ながら、メガヒヨはそんなものは持ち合わせていない。
ただ「よくそんなこと覚えているよね~。」としょっちゅう言われるので、
記憶力における執念深さは当たっているかも知れない。

その5 スタミナ線
微妙な鑑定結果が続いてしまったけれど、これはとても良い相。
生命線の分かれた先が内側に食い込んでいる。
これは体力に恵まれ、病気やケガに強いことを表している。
さらにメガヒヨの分岐点は割りと上の方なので、より意味合いの強い「二重生命線」に見えないこともない。
まさに「憎まれっ子 世にはばかる」を具現化した、稀に見る手相である。


さて。この本では、生まれつきの相は右手、現在を表す相は左手としている。
左手でこんな結果になってしまったので、右手も一応みてみた。
そうしたら、さらに愉快な相だった。
なんとドS線が2本もあったのだ!
そしてKYの間隔も9ミリ離れていた…。

生まれつきほとんど相が変化しない右手に比べて、左手は人生を重ねる度に変わっていくと言う。
きっと長年の会社生活で、少しは社会に適応できるようになったのね。
じつと手を見つつ、そうつぶやくのであった。



島田秀平の手相占い
島田 秀平
河出書房新社

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メガヒヨ、墓参りをする 2009春

2009年03月21日 | メガヒヨの日々つれづれ
本日メガヒヨは、家族といっしょにお墓参りをした。

目的地に向かう途中、車の横転事故をリアルタイムで目撃してしまった。
映画の様に、目の前で対向車線の乗用車が縦方向にくるりと回転して天地さかさまになってしまったのである。

その直後、「通報しなければ!」という意識の下でバッグをあさった。
ケータイを探すつもりだったのだけれど、焦りすぎてバッグを引っ掻き回すだけだった。
そんなうちに事故車両から乗っていた方が無事に出てきたし、通行人の方が通報する様子が見えた。
ぱっと見た感じケガ人もいなかったようだったので、何よりである。

その後お墓参りを済ませて、つくし摘みをした。
毎年の恒例行事。
写真のつくしの横に咲いているのは、オオイヌノフグリ。
なんでこんな可憐な花にその様なメタルな名前がつけられたのかは、大きな謎である。




その後お墓参りも済んで、伯父夫妻の住む母の実家に行ったら他の親戚も来ていた。
そこで伯母の手料理で楽しくガーデン・ピクニックをした。
菜の花のお浸しに塩昆布を和えたのはとっても美味しかった!!
お酒のおつまみにぴったりなので、今度マネしようかと思う。




伯父宅を辞して、さいごに母のふるさとの名物となっている焼きそばを買いに行った。
メガヒヨは、この世で一番美味しい焼きそば麺はマルモ食品のものと信じて疑わない。
この麺、焼きそば界のアルデンテといった所で歯ごたえがあり、通常の焼きそばとは全く異なるものである。
コラーゲンたっぷりの『やきそばの友』とカルシウムたっぷりの『いわし粉』を入れて作れば、栄養満点。
是非おすすめしたい。

その後、老人ホームに入居中の別の伯母を見舞ったりして帰宅した。
帰宅後は、恒例のつくしのハカマ取り。
おびただしい量のつくしを茹でるまでに、約2時間ほどかかった。
それらのつくしは佃煮にされて、メガヒヨのお酒のおつまみになる予定。
今年もお酒がすすむ、素敵な春になりそうである。

DVD David Hasselhoff主演『Jekyll & Hyde』

2009年03月20日 | メガヒヨの本棚・CD棚
毎週楽しみにしていたドラマは終わっちゃったし、パーっと遊びに行くには今年のボーナスが不安すぎる今日この頃。
こういう時は巣ごもりして、お気に入りのDVDでも観るに限るかも!

本日ご紹介するのは、R・L・スティーヴンソンの小説『ジキルとハイド』を原作としたBROADWAY MUSICALを録画したDVD。
主演は『ナイトライダー』で知られるデビッド・ハッセルホフ。

メガヒヨは今から10年前にBROADWAYでこの舞台を観た。
当時主演していたROB EVANの怪演で、時差ぼけなんて吹っ飛んでしまったのを昨日の様に思い出す。

日本でも鹿賀丈史主演で上演されたけれど、正直あれは全くの別物だと思う。
主演俳優が小道具に頼らない演出を希望したために、見所の「CONFRONTATION」が台無しになっている。
あのシーンはヅラを生かしてナンボでしょと、氏を問い詰めたい。
ルーシーの酒場でのシーンも、馬乗りにされる四つんばいの牛さん男がいないので、毒が抜けて味気ない感じ。
これはぜひオリジナルの演出で観ていただきたい。

本当ならオリジナルキャストのROBERT CUTTIOLIで観たいところなのだけど、
HASSELHOFFもなかなか健闘している。
ジキル博士とハイド氏の入れ替わるペースが段々短くなっていくこの「CONFRONTATION」のナンバーや、一幕の聞かせどころ「THIS IS THE MOMENT」など、歌唱力はさておきスケールとセクシーさでカバーしている。
変身の際、苦しんでジタバタする脚が大変長くてカッコいい!

ところでこの変身薬、メガヒヨはぜっったい注射器の方がいいと思う!
当時は劇場のスーベニアショップで、注射器型のボールペンまで買っちゃったよ。
日本では飲み薬だったので、非常にがっかりした。

そういえばこの作品も例にもれず「FORBIDDEN BROADWAY」でパロられているのだけど、そのネタがかなり笑える。
「オペラ座の怪人を観たくてもチケット完売だったり、
レ・ミゼラブルを観たくてもタイトルを正しく発音できなかったり、
そんな場合は是非このミュージカルをご覧下さい!!」
確かにこの2作品を足して2で割ったような仕上がりかもね


ハイド氏へ初めての変身




ジキル博士とハイド氏の対決




Jekyll & Hyde: The Musical (Ws Dol) [DVD] [Import]

Image Entertainment

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上の商品をご覧になるには、リージョン1のDVDを再生出来る機器が必要です。

メガヒヨ、難問に苦しむ

2009年03月17日 | メガヒヨの日々つれづれ
会社員のメガヒヨは、毎日の様に通勤電車に乗っている。

電車といえば、広告。
広告の中でも長いこと常連になっているのが、進学塾の日能研。
様々な私立中学校の入試問題をポスターに載せているのだが、これが結構頭を使わせる。

しかし所詮は12歳のお子様用の試験問題。
少々難しくても、ちょっと時間をかければ解くことが出来ていた。
しかし今日見かけた問題は本当~~~っっに分からなかった。




10秒くらい考えただけで、既に脳がメモリ不足状態

チキンなメガヒヨはさっさと日能研のサイトにアクセスして答えを見てみた。
解答と解説のページを見てみても、一度読んだだけじゃよく分からなかった(泣)

これって問題1は正答率が7,8割とのこと。
こんな難問を、小学校を卒業する位のお子様が解いちゃうのってすごいなぁ。
というか大人であるメガヒヨ、プライドがガタ落ち。
一休さんに負けてばっかりの将軍さまの気持ちが、ちょっと分かったのであった…。


毛深い本

2009年03月11日 | メガヒヨの本棚・CD棚
昨日、アマゾンから本が届いた。
そのタイトルは「Avenue Q THE BOOK」。
メガヒヨのお気に入りのBROADWAY MUSICAL『Avenue Q』の本だ。

実はこの本、ずいぶん前から発売されていたのだが、買うのに二の足を踏んでいた。
なにせこの本、毛深いのだ。

セサミストリートをブラック・パロディにしたミュージカルの本ということで、
登場するパペット達にちなんだのか、毛足の長いファー生地が表紙ほぼ全面に貼られている。
しかもこの毛、めちゃくちゃ抜けるのだ!!

そんな凝り過ぎた装丁ゆえ、ペーパーバック版が出るのを密かに待っていた。
でもそんな兆しは無く、いつの間にか絶版になるのも怖いのでとうとう購入した。

着くなり早速読んだのだけど、期待以上に充実した内容♪
写真は盛りだくさん、制作秘話やデザイン画、そして脚本まで完全掲載されている。
特に各ページの隅に登場するBAD IDEA BEARSのHELPFUL SUGGESTIONは爆笑もの!

「Pyramid schemes can mean big money」
(ネズミ講はもうかるよ)

「A great cure for hangovers? A beer in the morning!」
(二日酔いによく効く治療法? 翌朝のビールさ!)

などなど、様々なご助言を呈してくれる。

現在メガヒヨは辞書片手に夢中になって読んでいるのだけれど
10分抱えていただけで、黒い部屋着にしっかりオレンジ色の毛がついてしまった。
本棚にしまう時には、松ケン写真集の隣に置かないよう気をつけねばならないのであった。


Avenue Q: The Book

Hyperion Books

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映画『チェンジリング』

2009年03月07日 | 国外・舶来エンタメ
公開から2週間すぎてやっと観ることが出来た。

話題作なだけに、今日まで結末を知らずに過ごすのは大変だった。
ネタばらしを仕掛けた同僚を「シャーっっ」と威嚇して黙らせ、
大好きなブロガーさんの記事は、涙を飲んで読むのをガマンした。

この映画の舞台は1928年のロサンゼルス。
シングルマザーのクリスティンは行方不明になった9歳の息子ウォルターの捜索願を出すが、警察の対応は鈍く、時間だけが過ぎ去ってしまう。
数ヶ月経ったある日、彼が発見されたとの知らせを受ける。
ところがその子供はウォルターとは全くの別人だった…。

立ち会った警部に「彼は私の子供ではありません。」と訴えるが、その場をとりなされて偽の子供を連れ帰る破目になってしまう。
しかし引き渡された子供の身体的特徴から、彼はウォルターではないことを確信するのだった。

教会の助けを得て警察を告発するクリスティンだけど、ふたたび陰謀で精神病院に強制入院させられてしまう。
その病院は、彼女と同じく警察に反抗した女性が数多く収容させられていた…。


あらすじだけ読んでもすごい話だなと思ったのだけど、更にそれが実話だと聞いてびっくり。
すさまじい人権軽視だけど、この事件から今日まで100年も経っていない訳だから二度驚いた。

アンジェリーナの強い母性を感じさせる演技は涙を誘う。
誘拐されたばかりの時の焦燥感、警察に対する絶望、わずかでも希望をつなごうとする気持ちが伝わってきた。

先日の『ベンジャミン・バトン』といい、ご夫婦そろっていい仕事をされていますな。

ところでこの『チェンジリング』はPG-12指定が付いている分、映像に過激な箇所があった。
病院のシーンはかなり残虐。
とにかくアンジェリーナの演じ方が上手い分、観ているこちらも寒気に襲われた。


《ネタバレ警報 OKな方だけドラッグしてお読み下さい


それにしても、裁判のシーンで懲役2年と言われたのには一瞬驚いた!!
劇中の被告に本気で怒りを感じていたから(^-^;、血圧上がっちゃったよ。
結局2年の後に死刑だったのね。

しかし犯人は全く反省していないね。あんなに重い罪をかさねたら地獄行きって確定なのに。
懺悔すれば罪って許されるの?
許されると思うこと自体、本気で反省していない証拠だと思うけどね…。

さらに簡単に子供を何人も殺しておいて、自分が死刑になるときは往生際が悪い。
でも冷静に刑に応じるより、死にたくない~と言いながら命を絶たれる方が死刑の意味はあるか。

ラストで、同じ時にさらわれた別の子供が生きて発見されたけれど、
クリスティンは息子の生きた証に触れられただけでもよかったかもね…。

ただそのことできっかけで、事件のことから吹っ切れて新しい人生を歩みかけていた彼女が、
再び生涯をかけて息子を探し続けることになるのだけれど。

諦めて新たな可能性を探る人生と、わずかな希望をもちつつ継続を保つ人生。
どちらが良かったのだろうか。

でも彼女は自分自身で選択をしている訳だし、後者が最善だったのだろう。
劇中の神父さんのセリフで、
「いつか行き着く所で子供と再会できたときに、彼は自分の母親が探し続けてくれたことを知るだろう。」というのがあった。

子供を探し続けて一生を終えたとき、この言葉が救いになったかも…
そう思って映画館を後にした。


警察の権力濫用、犯人の非道さなど、実話なのでショックは大きかった。
でも主人公のクリスティンの意思の強さに心を打たれたので、観に行ってよかったと思う。

日本のアマチュア力

2009年03月07日 | メガヒヨの日々つれづれ
メガヒヨは本日、地元の美術館の陶芸展覧会に行ってきた。
昨年までお世話になっていた、陶芸サークル主催のものである。

リタイヤ世代を中心とした一般の方々の作品が殆んどなのだが、レヴェルはかなり高い。
写真の作品は陶器で作られた水車小屋なのだけど、電気で水車が動くのである。
しかも小屋の中は、農家のインテリアが忠実に再現されている。
恐るべきAROUND70!!
高度成長期を支えた技術力は半端ではない!!


これとは別の日の話だけど、姉に連れられて地元フィルの定期演奏会に行ってきた。
姉の友人二人が参加していて、チケットを下さったのだ
この方々は、メガヒヨにとってもブラスバンド部でお世話になった先輩。
中学生の時から始めた楽器を長いこと続けられている。

オーケストラはかなりの大編成。
それでも名簿に載っている人数よりは少ないので、全員が舞台に上がれる訳ではなさそうだ。

曲目はショスタコーヴィチの祝典序曲と交響曲第5番、ビゼーのアルルの女組曲第一、二だった。
先輩方のソロも堪能出来て、素敵な時間を過ごした。
いわゆるプロで無いのに、ここまで観客を楽しませる演奏が出来るなんて、本当に尊敬したくなる。
お仕事や主婦業の傍ら、練習する時間を持つだけでも大変なのにね。


さて、メガヒヨは上記の陶芸も楽器演奏も挫折している身…
こればっかりは努力とは別に、天性の器用さが求められるものね。
下手の横好きは、見せ付けられる観客にとっても迷惑だし☆

…そうそう、観客
アートにはオーディエンスが不可欠だよね
自分はそういう方向で芸術に貢献していこうと、言い訳するメガヒヨであった。

初中野

2009年03月06日 | メガヒヨの日々つれづれ
本日は会社をお休みして、現在中野で主婦をしている元同僚の家に遊びに行った。
ランチしたりおしゃべりしたりして、楽しい一日を過ごした。

ふと気づいたけれど、メガヒヨにとってはこの地は初めて。初中野である。
自分でもちょっと意外。

首都圏と呼ばれる場所で長いこと生きているし、
中野サンプラザやサンプラザ中野の名前も何度も聞いているけれど、
実際に建物を見るのは初めてだったなぁ。

あ、もちろん今日はサンプラザ中野さんの方には会って無いけどね(笑)

でもでも北島三郎さんの事務所+銅像は見たなぁ。
生きているうちに銅像を、しかも自ら建立するのってアレだなぁと思ったけど…

意外とまだまだ訪れていない街って結構あったりするので、
何かの機会にぶらりと訪れるのもいいかも知れない。


ハダカデバネズミ―女王・兵隊・ふとん係

2009年03月03日 | メガヒヨの本棚・CD棚
メガヒヨの最近のブームは、『ハダカデバネズミ』。
アフリカに生息する、げっ歯目・ヤマアラシ亜目・デバネズミ科の動物。
地中にトンネルを掘り、女王・兵隊・働きネズミのコロニーを作り上げて集団で生活をしている。
哺乳類としては珍しい真社会性動物なのだ。

メガヒヨと彼らとの出会いは上野動物園だった。
コロニーごと展示されていたこのハダカデバネズミに、目が釘付けになってしまった。

「なんか毛がないし!歯が出てるし!!動かないし!!!(死んじゃってるの??)」

思えば動かない方々は「ふとん係」の任務を遂行されているだけだった。

このふとん係とは何か?
ハダカデバネズミ(以下、デバ)は、繁殖個体の女王様・王様、兵隊、働きデバのカーストに分かれているのだけれど、
ふとん係りは働きデバの任務の一つ。
生まれてほやほやの赤ちゃんを背中に乗せて、肉ぶとんで暖める係りなのである。
しかも彼らの上には女王様も一緒に乗っかる。
寝ているだけに見えるけれど、かなり辛そうなセクションかも知れない…。

辛いといえば、兵隊も辛い。
コロニーには度々、よそ者デバ、天敵など招かざる客が訪れる。
同じデバなら戦えばいいけれど、蛇などは立ち向かっても勝ち目はない。
そこでわが身を犠牲にして、自ら蛇の口にダイブするのだ。
蛇はデバを一匹食べればお腹いっぱいになるので、さっさと退散する。
涙ぐましい話だ…。

そんなこと言ってたら、王様も辛い。
王様は女王の求めに応じて、おつとめを果たす。
その度に体重の減少が数多く確認されている。身を削る辛い任務だ。
王様は女王1匹につき、1~3匹いるとのこと。ちょっとした逆ハーレム。
そんな彼らも女王交代の時には、次期女王に真っ先に殺されるらしい。
『王様』とは名ばかりである。

でもでも、一番辛いのは女王様かも知れない。
女王様は繁殖個体というだけでなく、管理職も兼ねている。
全長3kmに及ぶ巣を巡回し、さぼっているデバがいると威嚇をする。
しかもハチやアリと違って、女王は生まれつき女王という訳ではないので、常に下剋上の危機にさらされている。
ただ30年以上と寿命は長いので、彼女次第では長い在位期間を保つことが出来る。
理化学研究所の女王デバは、藤原紀香さんとタメ年との話だ

そんな興味深い動物、「ハダカデバネズミ」。
是非一度、動物園に会いにいってみることをお勧めしたい。
そしてこの本もどうぞ


ハダカデバネズミ―女王・兵隊・ふとん係 (岩波科学ライブラリー 生きもの)
吉田 重人,岡ノ谷 一夫
岩波書店

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