チェックアウト時間ぎりぎりにホテルに戻ったメガヒヨ。
その姿を見て、X-traホテルのレセプションのお兄さんは「そんなに慌てなくていいよ」といってくれた。
お世話になったホテルを後にし、チューリッヒ駅へ。
空港行きのチケットを買おうとするも、経由によって料金が違うみたい。
よく分からないので安い方を買い、すぐ来た電車に乗る。
10分ほどの乗車でも車掌さんは改札にしっかり来る。
気を抜いていたメガヒヨ。駅で買ったチケットを適当なところに突っ込んでいたので大あわて!!
リュックのポケットからチケットをようやく見つけ出し、引きつり笑顔で差しだす。
しかしながらチケットは半額料金のものなので、ハーフフェアカードと同時に見せるように指摘された。
ふたたびカバンの中を大捜索することに。
若いハンサムな車掌さんからは、ハーフフェアカードのホルダーにチケットをちゃんとしまうように厳重注意された。
はい…。仕事を滞らせちゃったものね。ごめんなさい。
あとチケットに関しては、経由駅もくまなくチェックしている様だった。
その間中、深く考えずに安いチケットを買い来た電車に乗ったメガヒヨは、ビクビクしぱなっしだった。
超過料金は後払いでOKの日本とは違って、スイスでは80スイスフランの罰金が徴収される。おまけにそれはとっても不名誉なこと!!
軽率な行動の前に1分考える時間を持とうと、しきりに反省をするのであった。
そして空港駅に着いたときにもひと波乱あった。
メガヒヨの目の前の男性が他のお客さんに「お先にどーぞ、どーぞ」と譲りまくったので、降りるのがだいぶ遅くなってしまったのだ。
しかもスーツケースは置き場の奥に押し込まれてしまっていた。
たむろしている女の子にどいてもらい、数台の自転車をかき分け、自分の荷物を手にしたときには他の客は全て降りており、次のお客さんが乗ろうとしていた。
スーツケースを抱えてタラップを降りる横を小さいお子さんが駆け抜けて行ったりして、もうパニック状態!!
そんな折に救いの手が。
メガヒヨの困った様子を見て、中華系の女性が「彼女を助けてあげて」とヨーロッパ系の旦那さんに言ってくれたのである。
タラップの下からスーツケースを受け取り、下ろしてくださった。
もう本当に助かりました。ありがとうございます!!
スイスでは大らかすぎる中華系のツーリストに呆れる場面もあったけれど、空港駅で会ったレディには感謝するばかりだった。
当たり前のことだけど、民族や国籍などで人に先入観を持ってはいけないなと改めて感じたのであった。
電車でのことを振り返るにつけ、いい歳して洗練とはほど遠い自分にへこむメガヒヨ。
気分を切り替えようと、チューリッヒ空港隣接のショッピングエリアを歩く。
大きいフードコートがあり、中にはお寿司の店も。
そういえば今回の旅行では一度も和食を食べなかったなぁ。
フードコートと同じフロアにはシュプリュングリも出店しているよ。
ルクセンブルグリのシャンパン味などを買い、小さい箱に入れてもらう。
フードコートのカフェで搭乗前のお茶を楽しむ。
いよいよ出国。
さよならスイス、また近いうちに是非来たい!!
スイスとお別れを済ませた…と思ったら、出国後エリアに再びシュプリュングリの店舗を見つけた。
3年前に比べて規模が大きくなっているなぁ。
ずらりと並ぶルクセンブリグリ。3年前は包装済みのものだけで量り売りは無かった。
これは嬉しいなぁ!!
余ったスイスフランでついついまた買ってしまう(笑)
他の商品もいい品ぞろえだった。
持ち運び時間などを考えると、本店で買わずに空港で買った方が断然いいと思う。
このエリアには、どの航空会社を利用しても来られるからね。
新しく改装された空港店にはカフェも併設されている。
シャンパンと一緒にルクセンブルグリを楽しめるよ。
サンドイッチもいくつか置いてたし、次のスイス旅行のときには必ずここに来たい!!
大事なルクセンブルグリを抱えて、メガヒヨは機上の人に。
Auf Wiedersehen, Swiss!!
予算に余裕があったらスイス航空に乗ってそのまま成田に直行なのだけど、かなしきバジェット・ツーリスト。
行きと同じくオランダ経由。
オランダでは、トブラローネチョコレートが本場スイスよりも派手に売られていた。
ルクセンブルグリを抱えたメガヒヨはあまり興味なし。
ところで気になったのが、チケットに記載された搭乗時刻。
出発時間の一時間前になっている。
なんでかな~、間違い?と思ったらそんなことはなく、搭乗口でボディチェックが行われたのであった。
このパターンは自分は初めてだったので、ちょっと驚いた。
これが成田行きの飛行機。お世話になりまーす。
またもやフェルメールの絵がプリントされた機内食。
こちらもなかなか美味しかったよ。
機内食2回目。
無事に成田に到着!!
到着エリアでは千葉県在住の妹夫婦が出迎えてくれた。
正しくはルクセンブルグリのお迎えか、なんて(笑)
じつは、成田から神奈川の自宅にルクセンブルグリやチョコレートを7月の暑さのなか無事に持って帰りたかったので、蓄冷剤を届けてもらったのだ。
そしてこれらが日本まで頑張って持って帰ったルクセンブルグリ。
予算をケチってはかり売りの箱で済ませてしまったので、少々割れてしまっている。
でも美味しさは変わらず。
参考までに。
上の写真は3年前に買った、進物用の箱に入ったルクセンブルグリ。
長距離持ち運びするのなら、多少高くなってもこちらの方が良さそう。
こちらはミニトリュフとプラリネの詰め合わせ。
十数時間のフライトにも負けずに綺麗なまま日本への輸送に成功。
成田から蓄冷剤をつけたおかげもあるしね。
そしてそして。
3年前のルクセンブリグリがメガヒヨをスイスの地におびき寄せたように、再び運命のお菓子に出会ってしまった。
有名なチョコレートメーカー、リンツの主力商品であるリンドール。
それの板チョコバージョンをスイスのスーパー、coopで購入した。(写真上)
会社へのばらまき土産の予定だったのだが、デリケートなこのチョコレートは溶けてヘナヘナになってしまい配れなくなってしまった。
でもって自分で食べて見たのだけど、これがあり得ないほど美味しかったのだ!!
言ってて変だけど、リンツの丸いリンドールどころかシュプリュングリのトリュフより美味しかった。
この板チョコリンドール、日本で探しまくったけど残念ながらどこにも無かった。
似たような商品で、不二家のルックチョコレートみたいな粒になっているリンドールなら有ったんだけど、これもスイスで買ったものには及ばず。同じスイス製なのにね。
リンツ リンドールシングルズ エクストラビター 100g×24枚セット(クール便) | |
Lindt(リンツ) | |
リンツ |
あ、これを見てこのチョコを食べたいと思われた方々。空港隣接ショッピングセンターのMigrosには無かったので、くれぐれもご注意を。
あまりにもデリケートすぎるから国外には出せないのかな?
一年かけてスイス旅行記を書いたのに、オチがスーパーで売っている板チョコになってしまった。
でもこのチョコレートには充分その価値がある。
リンドールの板チョコを求めて再びスイスを訪ねる気持ちを固めているメガヒヨなのであった。
行くとしたら高山植物の時期を外してしまうのがジレンマだけどね
メガヒヨ in SWISS2013 完。