メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

メガヒヨ、つくしを摘む '2010

2010年03月22日 | メガヒヨの日々つれづれ
恒例のお彼岸の墓参りに行ってきた。
ご先祖様を供養するのはもちろんだけど、メガヒヨの気持ちは田舎での春の味覚に傾いていた。
母方の実家は富士山の近くにある。




すでに伯父からは「今年はつくしの当たり年」との事前情報を得ていた。
近所の畑でつくしがエラいことになっているらしい。
案内されて大いにうなづき、顔がニヤけてしまった。
つくしが、ニョロニョロのごとく大量に発生している!!



畑の持ち主さんの許可をいただいて、つくしを摘みまくった。
スーパーの大きい袋二つ分もの収穫。

ところで母の実家近辺はつくしを食べる習慣が無いとのこと。
メガヒヨファミリーが鋭意収穫しているすぐそばで、トラクターによりつくしは除去されていた。
ああ勿体ない!!


その後は伯父自慢のしいたけ畑へ。
こちらも大物が出ていた。



写真を撮りまくっていたら、伯父が「ここに立たせるといいら。」とヒヨコ写真のデザインを提案してくれた。



おかげ様でいい写真が撮れたよ。
どうもありがとう伯父さん。
しいたけ含め、今回も農作物をいっぱいお土産にいただいたしね。
伯母さんもいつも美味しい手料理をごちそうさま

さすがにこのブログのアドレスは教えられなかったけどね~。
いい年した姪が、色々な面で余計な心配を掛けちゃいそうなので

音楽劇『上海バンスキング』

2010年03月21日 | 国内エンタメ
上海バンスキング

3月10日 シアター・コクーンにて

作 斎藤憐  演出 串田和美

正岡まどか(マドンナ) 吉田日出子
波多野四郎 串田和美
松本亘(バクマツ) 笹野高史
林珠麗(リリー) さつき里香
弘田真造 小日向文世
白田中尉 大森博史
ガチャンコ・ラリー 真那古敬二

【あらすじ】
1930年代の上海・フランス租界。
横浜からフランスに行く船から、ひと組の若夫婦がこの地に降り立った。
波多野四郎はお嬢さん育ちの妻・まどかを、パリへの新婚旅行と称して日本から連れ出し、
ジャズの盛んなこの上海に定住してしまおうと企んでいる。
しかし音楽を捨てたフリをしている四郎のことを、まどかはとっくに見抜いているのであった。
そして四郎の友人であるトランペッター・バクマツをマフィアから救うために、成り行き的に夫妻は上海のステージに立つことになるのだが…


伝説の音楽劇が十数年ぶりに復活するとの話を聞いたのは昨年のこと。

メガヒヨはこの作品については、昔テレビCMで流れていた「月の光が~♪」のメロディ位しか知らないけれど、大変興味をかき立てられ観に行きたいなぁと思っていた。

そこでイープラスでの先行予約に申し込んだのだけど、あえなく抽選に撃沈してしまった。
一般発売日にも頑張ってはみたけれど、メガヒヨの希望する土日はどの日も瞬殺完売であった。
しかしそこまでチケットが手に入りにくいと、ますます観たい気分が湧いてくる。
なんとか平日昼公演のチケットを入手し、会社を休んでこの度観に行ってみた。

当日のシアター・コクーンはもちろん満員御礼。
立ち見の人までいる。

客席を見渡すと、意外に男性が多い。
40~50代と見受けられる方が多いので、お仕事を休んで来たのかな?
きっと自由劇場の昔ながらのファンなのね。
平日の劇場というと99%は女性なので、この光景には少々驚いた。

定刻より少々遅れて開演。
客席通路で笹野さんが吹くトランペットの音で幕が開ける。
笹野さんの髪型は、この時点ではナチュラルなまま。
このまま若者を演じるのかと思いきや、バクマツとしての登場シーンはしっかりヅラをかぶってた。
しきりに撫でつけていて、客席の笑いを誘っていた。
ここ最近はおじいさん役の多い笹野さん。
この舞台では「若者」になっていた。
飄々とした演じ振りで、こちらも目にフィルターがかかり青年として見えてしまう。
ところでこの作品を見て、この方が急きょ「ミス・サイゴン」のエンジニアにキャスティングされたのかがよく分かった。

まどか役の吉田日出子さんは初めて拝見したのだけど、声と話し方に驚いた。
昔、姫様と言われた方々はこんな感じに話していたのかな?
「おっとり」なんてレベルではない位。
しかしこの声、なんか聞いてて病みつきになってしまうのである。
初登場のシーンでは、イラっとくるというか正直ちょっと拒否感があったのだけど、
休憩時間が来る頃にはすっかり馴染み、まどかに感情移入してしまっていた。
キャラクターもいいのだろうね。
温室育ちの様に見えても芯があるところとか。

主演の波多野四郎役の串田和美さんも初めて。
身勝手を尽くしながらも、音楽にひたすら憧憬し続ける姿を演じていた。
芸術に秀でた人が身を滅ぼす話はよく聞くけれど、四郎という役を通して見てそのプロセスがよく分かった。
シーンの切り替えごとに「上海に来て○年」というセリフがあるけれど、まどかに対する後ろめたさも伝わり、観ていて何とも複雑な感じがした。

ラストは決してハッピー・エンドではない。
だけど廃人となった四郎を見守り、かつての音楽を愛し続けるまどかの姿は、多くの男性にとって理想そのものなのだろうなと思った。
この舞台はリピーターがほとんどと聞くけれど、実際に見てみてその理由がよく分かった。

ところでメガヒヨが観に行った当日は、NHKの撮影クルーが来ていた。
何やらメイキング番組を放送するとのこと。
舞台中継を期待していたので少々がっかり。
でもロビーでの送り出しまで収録していたので、それなりに充実した内容になりそう。
オンエアが楽しみである。

プリンセス天功 JAPAN TOUR '09~'10

2010年03月08日 | 国内エンタメ
先日、近所のスーパーにて写真にある割引券を見つけた。
なんとプリンセス天功のイリュージョンが2,000円で観られるというのである。安っっ!!
本人の絢爛豪華なイメージとは裏腹に、大変お手頃なプライスである。
ちなみに定価は5,500円。
そういえば、メガヒヨは手品ってライブで観たことはまだ一度もない。
この機会に行ってみることにした。

そして当日。
1400人キャパの市民センターはほぼ満員。
ロビーでは、ITENKOとプリントされたTシャツ、子供向けのマジックステッキ、写真集、それと大幅値下げされた2010年カレンダーが販売されていた。

ショーは、ダンス、イリュージョン、トーク、天功さんの昔やアメリカでの映像で構成されていた。

イリュージョンについては本場アメリカで活躍してきた天功さんだからかなり期待していた。
でも有名な火攻め、水攻めの脱出モノは見せてくれなかった。
人が入った箱に剣を刺すという王道の手品を、パターンを変えていくつか披露する程度だった。
やっぱりこのお値段では、せいぜいそこまでしかやってくれないよね。
それにこの市民センターはセリもない古いホールなので、出来ることに限界があるのかもしれない。
消防法もあるし。

Human Card Trick


YOU TUBEにて、今回のステージで披露されたのと同じネタを発見。
定番ものだけど、やっぱり仕掛けが全く分からないよ。

メガヒヨは手品より、天功さんのキャラクターとトークが面白いと思った。
いったいどこから声が出ているのかというようなアニメ声でくねくねと語る。
ハリウッド自宅のペットの話はかなり受けた。
トラだのライオンだのを、まるで猫のように多頭飼いしている。
モニターに映し出された邸宅は豪華だったけど、あんな猛獣がうろうろしたら、正直あまり羨ましくないなぁ

宇宙旅行の話も興味深かった。
現在、本格的な宇宙への旅の訓練をしている天功さん。
戦闘機にて成層圏まで行って、体を馴らしているとのこと。
ちなみに彼女の前の順番の方がロバート・デ・ニーロさんなので、彼が宇宙に行ったと報道されたら間もなく天功さんも行くのではないだろうか。

ほかに語ってたのが、天功さんは年間300ステージをこなすという話。
働きモノだなぁ。
近々マカオの超高級ホテルでもショーをするらしい。
ちなみにそこのカジノは1コイン1000万円だって…
さすがにそこでのショーはもっといいお値段取るんだろうね。
でもって、そういう場所でこそ高度なネタを披露するのかもね

ちなみにアメリカでは「永遠の24歳」で通している天功さん。
なにやらスポンサーとの契約でそうなっているらしい。

経歴を考えれば50歳を超えていると思うのだけど、そういう設定を押し通せるのはさすがだ。
あのスタイルの良さはかなりの努力が必要だと思う。
握手をしてもらった際に近くで拝見したけれど、化粧ノリも良かったしね。
ウイキでの彼女の項目を見る限り、この契約は2020年まで続くらしい。
還暦すぎるまで24歳でいなきゃいけないのか…。つまり干支を3周り無かったことにするのね。
これこそ人類未踏のイリュージョンに違いない。

あと10年。
天功さんならやり遂げるだろうし、極端なものを愛するこのメガヒヨもぜひ応援したいと思う。