メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

メガヒヨ、Falsettos Tourを観に行く

2019年06月15日 | 国外・舶来エンタメ

メガヒヨはブロードウェイ俳優のNick Adamsくんの大ファンである。

彼がミュージカルの舞台に上がっているのを最後に観たのは2014年のWickedツアーになってしまっていたので、チャンスがあれば渡米したいと常々思っていた。
そんな折2018年晩秋、名作「Falsettos」2019年ツアー版でのWhizzer役で登板との発表を聞いた。これは行くしかないとガッツポーズ。
しかしながら、メガヒヨの旅行資金は底をつきかけていた。

何せ2018年はTony先生のオーストラリア凱旋『PRISCILLA』を皮切りに、GWにはニューヨーク、夏にはノルウェーに行ってしまったのである。
2019年もニューヨーク旅行、イギリス旅行が控えている。さぁどうする、メガヒヨ!!

実はこの旅行の実行には一か月くらい悩んだのは事実。
会社もそれほど休めないので直行便で渡米することになるが、2月から3月にかけての航空料金は半端なく高かった。

しかし長年待ち望んだこの機会。
NickくんはWhizzer役をDream roleと話していた。彼のDream roleを観ることこそメガヒヨの夢!!
家にあるサブカル系お宝をヤフオクで売りつつ、資金を作った。


2019年3月、サンフランシスコSHN GOLDEN GATE THEATREに到着。
日本を出たのが17:00、サンフランシスコ着が同じ日付の11:00、そしてこの日はマチソワで14:00と19:30の公演を見るものだからエラくしんどい。


でもでも、このボードを見たときに疲れなんてぶっ飛んでしまった。ついにNickくんのお芝居を5年ぶりに観られるのだから!!


3回分購入したチケットはB~D列サイド。
以下、公演の様子はトレーラーで見てね。

"Thrill of First Love"

"The Games I Play"

Nickくんエラく歌が上手くなっていて、メガヒヨ大興奮!!
以下、公演の感想を書いてくね。

・冒頭の♪Four Jews in a Room Bitchingの聖書のユダヤ人扮装を見て、Nickくんの次回作は『Jesph and the Amazing Technicolor Dreamcoat』がいいと思った。

・主演Marvin役のMax Von Essenさん、やっぱり歌が上手すぎる。体が極上の楽器の様。
ハイトーンとかロングトーンのときにも全く力んでいる様子が無く、平常運転で素晴らしい声を響かせている。
自分はラッキーなことに2000年のJCSにてこの方のアンダージーザスを観ているんだよね。
あの時は20代だけど父性にあふれて貫禄ある演技をされていた。今は40代だと思うけど、お顔もつやつやしていてあの頃とあまり変わらない感じ。

・Nickくんの泥棒猫感がハンパない。(いたとして)旦那さんがNickくんと出てっちゃったらもう敵わないと思う・・・。

・あ、Nickくんのモリモリ筋肉はなお健在。March of Falsettosで暗闇の中でも一目で分かる立派な上腕二頭筋!!

・Eden Espinosaさんも本当に素晴らしくて、野球の場面でのWhizzerに対する「アンタ何しに来たの」的な場面から病室でのバル・ミツワーでの許しの演技に至るまでTrinaという女性を深く掘り下げていた。
歌も言うまでもなく最高。口の中にあれほど詰めこんであんな声量で歌える歌手ってどれほどいるんだろう。

・Nick BlaemireさんのMendelはほっと出来るキャラクター。Trinaに少年の様にほれ込んでしまう場面が微笑ましい。
一方♪Tight Knit FamilyでMarvinとサシで歌うシーンはぞくぞくっと来た。
ところでこの作品のオーストラリア初演ではTony Sheldon先生がこの役を演じられているんだよね。絶対適役! タイムマシンさえあれば観られるのに!!

・Cordelia役のAudrey Cardwellさんはとてもキュートだったし、Charlotte役のBryonha Marie Parhamさんは声がとても響いてもっと聞いていたかった。
第二幕の出演だけでは勿体ないお二人だった。

・Jason役の子たち(Thatcher Jacosくん、Jonah Mussolinoくん)もHigh levelな舞台に相応しい立派な役者さんだった。
確か制作発表ではアジア系の子が一人アナウンスされていたけど、見かけなかった。声変わりしちゃったのかな?


水曜日の夜はオープニングナイトということで、制作陣の方々も登板。
ショートパンツの方は振付のSpencer Liffさん。Nickくんと同世代の方だけど最近色んなところで見かける売れっ子さん。


そしてお決まりの出待ち。Nickくんはメガヒヨのことを覚えていてくれて感激!!
切り絵のことも話してくれたので、新作を持っていけば良かったなぁ。


この旅行の少し前にアイホン買ったもので、Nickくんにサインしてもらおうと思ったのだけどツルツルで通常のペンだと書けなかった。
なもので、ケースに書いてもらった!



こちらはエイズ基金に寄付をするともらえるグッズ。勿体なくて使えない。

弾丸旅行も厳しいお年頃になってしまったけど、やっぱり観に行かずにはいられなかったし、観に行って良かったと心から思う。

Falsettosのツアーも終盤で、今は最終地ワシントンで上演中。
今後も才能あふれるNickくんには活躍してもらいたいと願うのであった。 


ミス・サイゴン25周年記念公演inロンドン

2017年04月08日 | 国外・舶来エンタメ

今更ながらのレポート。
3月は体調を崩していて、公開よりだいぶ経ってから観に行った。

このメガヒヨ、ミス・サイゴンを初めて観たのは日本初演。
エンジニアは市村正親さん、キムは本田美奈子さんだった。
何の予備知識も無しに観たら、話にまったくついて行けなかった一回目。
「三年後」というところを聞き落としてしまったので、クリスの奥さんがいきなり出てきてきょとんとしてしまったり。

それでも曲が素晴らしかったので、二回目を観に行った。
内容は理解できるようになっていたけど、アジア人女性を犠牲にして話のオチをつける西洋人の仕事にイライラしたりして。

それから数年。1999年にニューヨークに初めて行った際、Lea Salongaさんが久々のキム役復帰と聞いたので迷わずに観た。
ロンドン初演から10年経ってもLeaさんの初々しさは変わらず、歌声は素晴らしかった。
でもアメリカ版の演出にはどん引いたことは否定できず。
Will Chaseさんがクリス役だったのだけど、この方はいい意味でもアレな意味でも芝居が大きい。
結婚式のシーンでは「うわっっ!! まじ!? 聞いてねぇっっ!!」って露骨に出てたので、日本版との違いに驚いてしまった。
キムの臨終シーンでも、息を引き取った彼女にぶっちゅ~とキス。
うわわ、エレンがガン見してるってば それにそんな事する位に彼女に情が有ったのなら、こうなる前にもっと早く行動を取れなかったのか。

制作した西洋人の、アジア人に対する上からの目線をどうしても感じてしまった。
悶々としながらBroadway Theaterを後にしたのであった。

そんなんで、20年近くミス・サイゴンからは離れていたメガヒヨ。
ネットで評判の良かったロンドン公演が2500円で観られるのならと、有楽町の日本劇場に足を運んだ。
やっぱりこの作品の音楽は大好きだからね。

6:25からの上映ということで、職場から直行のお客さんが多く売店は長蛇の列。
横浜の職場からベル・ダッシュしたメガヒヨも、3時間もの上映に備えて割高なパニーニだの、塩辛いポップコーンだのを確保。
外からの食べ物は持ち込み禁止だものでね。
こういう企画を今後も続けてもらうには、劇場にお金を落とすのが一番。

久しぶりに観たミス・サイゴンは、あらゆる意味で心に刺さった。
戦争のさなか人身売買に身をゆだねざるを得なかった女性の痛みが伝わって来たし、いかがわしい商売に手を染めつつもエンジニアのバイタリティはすごいと思った。
また『ヘアー』などを観る機会もあったので、クリスがベトナム派遣後に一度国に戻ったものの身の置き場が無く、再びベトナムの地を踏んだという背景も理解できた。
結局クリスは普通の人だったというのが、悲劇だったよね…。
凡人には思い浮かばない方法で状況を解決できるスーパーマンでなく、またキム親子を見捨ててアメリカで知らんふり出来る冷血漢でもなかったから。

キャストに関しては、エンジニア役のJon Jon Brionesさんがいかがわしさ満載で、存在感が大きかった。
キム役のEva Noblezadaさんはとにかく可憐。初演のLeaさんと同じく10代でこれだけの大舞台を務めあげるなんて素晴らしい。
クリス役のAlistair Brammerさんはいい声してるけど、大画面のせいか胸毛に目がいってしまい(笑)
まぁGIって設定だからそれらしくていいけど。
エレン役のTamsin Carrollさんは葛藤の演技が素晴らしかった。キムに対する同情と、クリスへの愛が心の中でぶつかって。
今までのエレンの中で一番感情移入出来た。

ジョン役のHugh Maynardさんは一幕目では結構ファンキーな兄ちゃんで、彼がブイドイ歌うのか?と思ったけど二幕目ではキャラがぐるっと変わる。
初演版よりゴスペル色が強くなった、心にしみるブイドイだった。
ツイ友さんにファンが多いトゥイ役のホン・グァンホさん。確かに評判通り素晴らしい歌声!
今までに観たトゥイは男のプライドに掛けてキムを取り戻したい人が多かったけど、このグァンホさんのトゥイは本当にキムのことが大好きなんだなぁと。

あと一番印象に残ったのはジジ役のRachelle Ann Goさん。突き抜ける高音がとにかく好み!
25周年のスペシャルカーテンコールでLeaさんとの♪The movie in mindのデュエットも良かったな。
Leaさんに「あの子上手いわね…」とまで言わせて。
Rachelleさんは故郷フィリピンではLittle Mermaidのアリエルまで演じた売れっ子とのこと。
フィリピンって結構色んなミュージカルが上演されているんだよね。そしてLeaさんはじめ様々な才能を世界に送り出してるし。
一度機会があったらマニラで舞台を観てみたいなぁ。絶対レベルが高そう。

あ、そうそう。演出も今までで一番良かった。
特にラスト。クリスは息を引き取る前のキムに反射的にキスをし、絶命後は深く抱きしめる芝居。
その間エレンは強くタムを抱きしめている。
この後、この世に残された彼らも平穏ではいられないとは思うけど、ほのかな救いのある結びだった。

さて。この25周年記念ミス・サイゴンの上映は4月13日木曜日で日劇では終了とのこと。
だけどフイルムはこの後札幌・東北各市など全国をまわる予定。

http://miss-saigon-movie-25.jp/index.html

上映館の近くにお住まいの方には是非観ていただきたいと、強くお勧めするメガヒヨであった。

 


NickくんとKyleくんの2shot インタビュー

2016年10月16日 | 国外・舶来エンタメ

先日は国際カミングアウトデーとのことで、Nick AdamsくんとKyle BrownくんがPlaybillのインタビューに答えていたよ。

http://www.playbill.com/article/two-of-broadways-hottest-dancers-reveal-their-love-story

とはいえ、彼らが恋人同士というのはファンならみんな知っている話(笑)

このインタビューはなれ初めなども語ってもらう、ファンには垂涎ものの記事だった。(記者さん、グッジョブ!!)

まずはPriscillaのときの話から。
やたらこの二人がペアになる振り付けが多いな~とは思っていたけど、これは振付師さんの粋な計らいだったんだね。

一番いい質問だと思ったのは、「Nickくんあんなに脱いでるよね。Kyleくんは嫉かないの?」というもの。

メガヒヨも常々Kyleくんにそう聞いてみたいと思ってたよ。お答えは想像通り「仕事だからね」といったところだったけど。

締めには、Nickくんの将来への目標、西海岸にわたって映像のお仕事をすることについて語っていた。

その話は何度も他のインタビューで見ていて、その際にKyleくんはどうするんだろな~とメガヒヨは常々思っていた。

今回はその疑問にも答えてくれた。Nickくんが映像のお仕事で成功したらKyleくんは専業主婦になるとのこと!!

それが彼の夢らしい。確かに…ハンパなく献身的ってNickくんも言ってものね。

もちろんそれが叶ったら何よりだけど、内心はしばらく先にしてほしいと思った。ファンとしてはまだまだ舞台で彼らを観ていたいので。


そうそう。他にはこんな映像もあるよ!!

How We Met: Nick Adams and Kyle Brown

メガヒヨの英語力は中学生並みなので、このインタビューは理解できるまで何度か繰り返し聞く必要がありそう…。


世界のMaterial Girlを見てみよう!! (その2)

2016年01月30日 | 国外・舶来エンタメ

その1に続き、世界のPriscilla the Queen of the Desertの名ナンバー♪Material Girlをご紹介!

こちらはブラジル版。
当時アダム/フェリシア役の俳優さんはまだ十代だったとのこと。
で、Broadway版のNick Adamsにならい、これまたNickくんのお相手と同じ役の人と座内恋愛におちたというから微笑ましい♪
(情報元:メガヒヨのNickくんファン仲間のブラジル人女性Cさん。)

そしてこちらは韓国版。
メガヒヨは韓流には詳しくないのだけど、この方はトリプルキャストのうちの有名アイドルさんかな?
いい声をしてるよね!
ちなみにこのプロモーション映像ではズボンはそのままだけど、本番ステージではちゃんと脱いだとの話。

 
そしてそして。こちらはアルゼンチン版。
振付も衣装も独自の道を行っている…。Wikiにもこのプロダクションに関する記述がないし…
だってブロークンヒルのフェリシアの衣装がなぜかワンダーウーマンになっているんだよ!
あまりにも衝撃的で挑戦状を叩きつけられた気分だったので(笑)、今度ゆっくり動画を見て分析記事を書いてみようかな。

ちなみにこちらのアダム/フェリシアはイケメンだけど、かなーりのバンデラス顔。
この方を見たおかげで、日本のキャストが誰になっても大丈夫!! 免疫ついた!!

最後に。
スウェーデン版は本番衣装の動画が無かったので、リハーサル映像をご覧あれ。
ある意味貴重な動画。
みんなこうやって当初の照れや遠慮を克服して、ドラァグクィーンになり切り華麗なステージを作り上げていくのね。

日本人キャストの方々も世界に負けずに、素敵なショーを披露してほしいものである。
心から楽しみにしているメガヒヨなのであった。


世界のMaterial Girlを見てみよう!! (その1)

2016年01月30日 | 国外・舶来エンタメ

めでたく12月の日本語上演が決まった『Priscilla Queen of the Desert the Musical』。

2006年のオーストラリア初演以来、世界の各地で上演されている。
そこで、Youtubeで拾い集めた世界のMaterial Girlの動画を大特集!!
中にはブートものもあるけど、上演終了地域につきお見逃しを。

まずは我らがNick AdamsのBroadway版。
先行して上演のオーストラリア、ニュージーランド、ロンドンWestend版ではこのシーンは♪Venusが使われているため、オリジナルは彼ということになる。
画像が大変粗いけど、Nickくんの超技巧ダンスが確認出来る。
甘ーい(甘すぎる)歌声も合わせてご堪能あれ!!

お次はアメリカ国内ツアー版。
演じるのはBryan Westくん。Broadway版ではBoysの一人だった。
(上の動画でタスキを落しちゃう子w)
彼はシンガー属性の俳優さんなので、ダンスはNickくんの振付とは多少異なっている。
優しく澄んだ声はNickくんとはまた違う魅力。
ちなみに彼は座内結婚を果たしている。3年付き合った人気スターを振ってまで可愛い若い子にいってしまった
お幸せに!!

その1最後にご紹介するのは、イタリアバージョン。
このアダム/フェリシアはあなどれない!!
厳しい目をお持ちのNickくんファンクラブの方々も、「Nickそっくり」と太鼓判。
ちゃんとMaterial Girl中のスプリッツ、一幕終盤の一発芸であるジャンピングスプリッツもこなしている。
まぁ前者のスプリッツはNickくんは横方向、このMircoさんは縦方向だけどね。
(きもいメガヒヨ。そんなとこまで見逃さない。)

世界のプリシラ『Material Girl』はまだまだ続くよ!
その2ではブラジル、韓国、アルゼンチン、スウェーデンをご紹介♪ 


Will Swenson & Ramin Karimlooの逆レミゼ!!

2015年09月21日 | 国外・舶来エンタメ

今年は五連休のシルバーウィーク、メガヒヨは実家に戻っておはぎを作ったり地味に過ごしているよ。
一方NYではとんでもないステキイベントが開催されていた。
それはWill Swenson氏のCabaret Debut!!
しかもゲストは、
第一夜 Audra McDonald
第二夜 Ramin Karimloo
第三夜 Nick Adams
第四夜 Caissie Levy (敬称略)

なーんたる、なんたる豪華イベント!! どの日も全部行きたかった!!
一年前に未来予知出来ていたら、フランスじゃなくてこの時期にNYへの旅行を計画していたよ(笑)

そんな当日会場に足を運べなかったファンのために、天使様がYoutubeに動画をupして下さった。
ありがたや…。
中でも秀逸なRamin Karimloo氏とのバルジャン・ジャベールの逆対決と、異色の♪A Little Fall of Rainをご覧あれ。


こちらは特上席からの録画♪


こちらは最初からの完全版♪

他にはNickくんの回もupされていたよ。
しかしこの子持ちオヤジ二人のパフォーマンスの前には霞んでしまったかも
ブラボー100万回さけんでも足りないわ


Nick Adamsくん再びThe Skivviesにゲスト出演♪

2015年06月21日 | 国外・舶来エンタメ

NY旅行から一年経っちゃったのに未だに全旅行記upしていないメガヒヨ。
続きは必ずupするけど、素敵な映像が届いたのでまずはこちらをごらんいただきたい。

才能溢れる音楽ユニットThe SkivviesのLauren Molina様が、昨夜Nickくんがゲスト出演した様子を早速シェアして下さった。
顔がサングラスで隠れちゃってるのが残念だけど、ハジケっぷりは相変わらず。

そうそう。Nickくんは現地時間6/21日曜夜のチャリティイベントBroadway Baresにも出演するよ。
今年はどんなパフォーマンスをするのかな?
ちなみにNickくんの過去のパフォーマンスはこんな感じ。(後半過激につき閲覧注意!!!)

俳優さん達はBaresのタイトル通り、体を張ってエイズ患者さんへの募金も行っている。
https://donate.broadwaycares.org/fundraise?fcid=461827
メガヒヨはAIDS WALKの方に募金したから今回はパスするけど、もし寄付したいとおっしゃる方は是非してあげてね。

NewYorkはミュージカルだけじゃなくてこんな楽しいイベントが盛りだくさんなんだよね。
インフレ・円安で滞在費がシャレならなくなってるけど、また近いうちに行きたいなぁ。


「ティム・バートンの世界」展にいってきた

2014年12月14日 | 国外・舶来エンタメ

12月某日、メガヒヨは会社を休んで森アーツセンターギャラリ(六本木ヒルズ)で開催中のティム・バートン展に行ってきた。

絵画、キャラクターのフィギュアなど見どころは満載。
目玉作品のひとつがブルーガール。
場内は撮影禁止につき、画像はポスターにて。


『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のヒロイン、サリーにそっくりな彼女。
監督の作品の中でも代表的なモチーフであるつぎはぎに覆われている。
オーディオガイドによればこれは修復と再生の象徴らしい。例え傷を負っても縫合すれば治すことが出来るという、監督の楽観的な考えによるとのこと。
一見おどろおどろしい印象のつぎはぎだけれど、そう言われるととてもいいものに見えてきた。

他に印象に残ったのは、監督が出先の飲食店のナプキンに描いた作品の数々。
一つ一つは小さけれど、その数に圧倒された。
監督はとにかく描くことが大好きとのことで、いつでもどこでも手が勝手に動いてしまうらしい。
中にはこぼした飲み物を拭いたシミを利用して描いたような作品も。

他にはメガヒヨの大好きな映画、「チャーリーとチョコレート工場」に登場するウンパルンパの等身大フィギュア、監督が高校生時代に描いた絵本(出版ならず)の原稿、ディズニー時代のブラックなワークが印象に残った。
というか、あの作風でよく当時のディズニーに入社出来たなぁ(笑) 本人も才能を発揮できずに飼い殺し状態で辛かったみたいだけど。

数々の展示作品が並んでいたけれど、色んな意味で最大のインパクトを与えてくれたのはこの映像作品。
「ティム・バートンのヘンゼルとグレーテル」

1982年に当時25歳だったティム・バートンの初監督作品。
ディズニーによる制作で子供向きだったはずの作品が、深夜にたった一度のみ放送されて30年以上お蔵入りになっていた。
ヘンゼルとグレーテルなのになぜか出演者は全員アジア系。お菓子の家は極彩色ですごくまずそう。
つっこみどころ満載のC級映画で、黒歴史という言葉が頭をよぎる。
観ていた他のお客さんたちも口あんぐりで、どう反応したらよいか迷ってたみたい。

でも小道具、背景などは既に独特の世界観が出来上がっている。特に魔女の鼻のデザインなどは、今ならヘレナ・ボナム=カーターさんがつけて演技するにのぴったり合いそう。

幸いファンの方が映像をyoutubeにupしてくれている。著作権を持っているのがディズニーなのに削除されていないなんて珍しい!!
ついては興味のある方は事前にこちらで観てから、会場で作品コンテなどを観るのがいいと思う。

Tim Burton's "Hansel and Gretel" (1982)

もちろんこちらの作品は会場でも観られるけれど、上映時間35分もある上に待ち時間もかなりのもの。
特に視聴スペースは椅子も撤去された状態。メガヒヨが観に行った際には観客は立ちか体育座りせざるを得なく、大変疲れてしまった。
あまりにも疲労困憊で、他の作品のことが飛んで行ってしまったくらい(笑)
(主催者さん、宣伝広報としてお笑い芸人を雇う予算があるのならもっと見やすいシアターを設営してくれい。)

そんな訳で破壊力満載の処女作に圧倒された感はあったけれど、ティム・バートン監督の世界にじっくり浸れたので良かった。
次の映画が大変楽しみである。

<おまけの話>
まずそうなお菓子の家を見てしまったメガヒヨ。
口直しとして、麻布十番の浪花家さんでタイ焼きを買って帰った。
ここのタイ焼きはパリパリしていて美味しいね。ちょっとティム監督のキャラに顔が似てるけど(笑)


Nick Adamsくん WICKED TOUR 契約延長のお知らせ

2014年11月09日 | 国外・舶来エンタメ

Nick AdamsくんがWICKEDの1st National TourにてFiyero役を務めはじめてから早や9か月。

既にご存じの方も多いかと思うけど、当初ラスベガス公演で終了だった彼の契約は伸びて来年の3月15日のLos Angels公演までとなった。
この秋冬にアメリカ西海岸へお出かけの方は是非「史上最高のDancing Through Life」をご覧になってはいかがだろうか。

今後の公演地は以下の通り。

カリフォルニア州サンディエゴ 11月12日~12月7日
カリフォルニア州ロサンゼルス 12月10日~3月15日

あ、最近のNickくんのインタビューでこんなのもあるよ♪
つくづくLadyちゃんは幸せなわんこだね
ぜひご一読を!!

http://www.ragemonthly.com/2014/11/05/taking-the-yellow-brick-road/

 


NickくんのSatellite Magazineインタビュー記事

2014年02月03日 | 国外・舶来エンタメ

Nick Adamsくんのインタビュー記事がSatellite Magazine1,2月号に載っているというので読んでみたよ。
http://www.satellite-mag.com/

そしたら真っ先にこんな文が目に入った。

WHAT'S THE ONE THING ABOUT YOU THAT YOU THINK SHOULD SURPRISE YOUR FANS?
(ファンを驚かせちゃうだろうなってことをひとつ教えて。)

I acually hate being shirtless.
(ボク、実は脱ぐのキライ)

I acually hate being shirtless.(!)

I acually hate being shirtless.(!!)

I acually hate being shirtless.(!!!)

メガヒヨは、大好きなアイドルに「グラビアのお仕事キライ」とぶっちゃけられた中学生男子の気持ちが分かった。orz
今までの立派な仕事っぷりは何なんだー!!

でも思えばそんなそぶりは有ったなぁ。
2011年のプライド・パレードでもSteveくんやBryanくんが景気よく脱いでる中、Nickくんはタンクトップ着てたし。

証拠映像をYouTubeから拝借。

あ、タンクトップは着るの好きみたい。あとVネックも。
要は着るものは着つつカッコいいボディを見せるのと、ハダカはやっぱり違うってことね。

キライって言い切られると淋しい気もするけれど、世間からハダカが売りの俳優と思われるのも本人は嫌なのかも。
そういえば小島よしおも服を着るタイミングを計るのに苦労していたなぁ。

とうとう2月4日からWickedの国内ツアーにNickくんが登板するけれど、今回演じるFiyeroはどのシーンもちゃんとシャツを着ている。
服を着ている安心感で、実力を存分に発揮してほしいと願うメガヒヨなのであった。


新春お年玉企画!Nickくんのすてきなおうち

2014年01月02日 | 国外・舶来エンタメ

それは昨年5月のこと。
Nickくんがツイッタやinstagramで自分の家がインテリア雑誌の取材を受けたと報告していた。

即座にミザリー・メガヒヨは思う。
えっっ? インテリア雑誌ということは、おうち大公開ってこと?
それは是非買わねばっっ!! そしてNickくんのリビングやキッチンやバスルームまで見るんだ!!

しかしながら、それはイタリアの雑誌だった。
入手が困難で、amazon.comどころか、イタリアのamazonでも取り扱いがされていない。
でもメガヒヨはあらゆる手段を講じて手に入れたよ。イタリアだと4.5ユーロの雑誌に2,300円払っちゃったけどね。

インテリア宗主国であるイタリア。
ほかの取材されている方々は、美術館かスイートルームのような豪邸にお住まい。
その中でNickくんがパートナーちゃんと一緒に改装したアパートメントは、シンプルで居心地のよさそうなおうちだった。

まずはご覧あれ。

うわー。本当におしゃれっっ!!
これのミニチュアハウス作りたいっっ!!

で、読み終わった後にメガヒヨの中の人はNickくんにツィートした。
「CASE&STILI読んだよ。Nickくんのおうちが雑誌の中で一番洗練されているね。」

そしたらこんなお返事が。
「ボク、まだその雑誌読んでない。他にどんな写真があったの?」

わわわ。とっくに雑誌は発行されているのに、取材協力した本人の元に届いてないの!?
あまりにも大らか過ぎないか? イタリア人。

そんなわけで忠誠なるファンであるメガヒヨ、雑誌をスキャンした画像をNickくんに送ったよ。
本人が喜んでくれて嬉しかった。
早速その画像をinstagramに転載していたしね。

その後心配していたけれど、Nickくんのもとにはそれから2週間たって雑誌が届いたとのこと。
もしイタリア人に忘れられたままだったら、メガヒヨが持っているのを上げなきゃな~と思っていたので良かった、良かった。

ところでNickくんのすてきなおうちはSkivviesさんのクリスマスビデオのロケ地にもなっている。
(Skivviesさんは先日のThe Rocky Horror Showでジャネットとブラッド役でNickくんと共演していたよ。)
Nickくんの格好が江頭さんみたいというのはおいといて、この美味しい映像をお楽しみあれ!
あ、後半登場するお風呂アヒルはNickくんの私物だよ。

Christmas With The Skivvies


Welcome 2014! Nickくんの新しいお仕事

2014年01月01日 | 国外・舶来エンタメ

明けましておめでとうございます。
超マイペース更新のブログですが、今年もよろしくお願い致します。

さっそくながら年末のサプライズの話!!
Nick Adamsくんの新しいお仕事が決まったよ。これを聞いた大みそか、メガヒヨは終日浮かれっぱなし。
何やらWickedのfirst national tourにてFiyero役でご出演だって!!

http://playbill.com/news/article/185973-Tim-Kazurinsky-Nick-Adams-and-Jenny-Florkowski-Will-Join-Wicked-First-National-Tour?tsrc=hph

自分で書いててまたヒャッハーとか叫んじゃってるよ。だって、フィエロって歌もダンスも披露するじゃん。
現在Broadwayで上演しているロングランミュージカルの中で、最もNickくんにぴったりの役だものね。

で、気になるツアーの上演都市だけどこんな感じ。

ペンシルバニア州ピッツバーグ 1月15日~2月9日 (Nickくんの登板は2月4日から)
ウィスコンシン州アップルトン 2月12日~3月2日
オハイオ州シンシナティ 3月5日~3月24日
テネシー州ナッシュビル 3月26日~4月20日
バージニア州リッチモンド 4月23日~5月4日
ネブラスカ州オマハ 5月7日~5月25日
カリフォルニア州サクラメント 5月28日~6月15日
オクラホマ州タルサ 6月18日~7月6日
ユタ州ソルトレイクシティ 7月9日~8月24日

どうしてどの都市も日本からの直行便がないの…orz
でもメガヒヨは必ず行くよ!!

ただ気になるのが、あまりのNickくん人気っぷりに突然Broadwayにリプレイスするんじゃないかってこと。
現在BroadwayでFiyeroを演じているKyle Dean Masseyくんが12月17日にこの役に再登板したばかりなので、そうそうそんなことはないと思うけど。

それにしてもNickくんのフィエロかぁ…。
メガヒヨがグリンダやエルフィだったら、彼を巡って決闘しちゃうだろうなぁ。

もう楽しみすぎて、新年早々胸が苦しいってば!!


Tony Sheldonシドニー凱旋公演『Dirty Rotten Scoundrels』

2013年11月10日 | 国外・舶来エンタメ

スイス旅行記の途中だけど、情報がフレッシュなうちにご報告。
メガヒヨは10月終わりから11月はじめにかけて、オーストラリアのシドニーに行ってきた。
Tony Sheldon先生主演の『Dirty Rotten Scoundrels』を観るためである。

『Priscilla』のバーナデット役を2006年のシドニーオープニングから長いこと演じ続けていらしたTony先生。
2012年のB'wayクローズで役に一区切りをつけ、その後はOff B'wayの二人芝居『Art & Science』や地方劇場の『Camelot』、『Hello! Dolly』などに出演された。
スカート役から男性に戻られて一年以上。そこに満を持しての『DRS』のローレンス役である。

『DRS』は脚本、音楽、構成などとても良くできているミュージカル。
一見50~60年代の作品に見受けられるけれど、初演は意外と最近で2005年。
メガヒヨもJohn Lithgow、Norbert Leo Butz主演のものを観ている。

あらすじ
フランスの高級リゾート地リビエラ。
詐欺師のローレンスは相棒のアンドレと手を組み、ヨーロッパ小国の王子と称して金持ちの婦人たちから金をだまし取る毎日。
あるときにアメリカの詐欺師、通称ジャッカルがこの地に進出してきたという噂を聞く。

同じ頃、ひょんなことで知り合ったアメリカ人寸借サギ師のフレディから弟子入りを志願される。
ジャッカルが彼のことではないかと思ったローレンスは、フレディを受け入れることにした。

しばらくは手を組んでいたけれど、このリビエラに詐欺師は二人もいらないと気が付いた彼らは縄張りをかけて勝負をすることに。
詐欺のターゲットはアメリカからやってきた"ソープクイーン"、清純なクリスティーン。
彼女から先に50,000ドルをだまし取った方が勝者で、敗者はここから立ち去るのみ。
ローレンスとフレディ、リビエラに残るのははたしてどちらか。


Tony Shleldon先生凱旋の場は、シドニーでも屈指の劇場であるシアターロイヤル。
オーストラリアの金融の中心地である、シティにあるよ。


この劇場、なんと一階席は通路がない!!
横にはるばる続く座席の前を、自分の席めがけて行かなくてはならないのだ。
上演中トイレにでも行きたくなってしまったら、大変なことになるね!
メガヒヨは座席を選ぶときにどうしようか悩んだけれど、結局ど真ん中を選んだ。
だってTony先生のご尊顔をいい位置で拝見したいもの。
そうそう、段差はE列からやっと始まるような造り。多少の勾配はあるとは言え、D列以前は見づらいのではないかな?
ちなみにメガヒヨは一回目はE列、二回目はF列を選んだのだけど、F列はE列と段差がついていなくて見づらかった。
前方だと二列ごとに一つの段差だったみたい。後方に行くと列ごとに段差がついていたんだけどね。


(舞台写真はdirtyrottenscoundrels.com.auから拝借)
メガヒヨがTony先生を拝見するのは、Priscillaクロージング以来。
スーツ姿も格好いい!!
もちろん地元が誇るビッグスターということで、登場するやいなや場内大拍手だったよ。


このショーはTony先生の一枚看板で、フレディ役のMatt Hetheringhonさんは助演の立ち位置だったんだけど彼も良かった!
背の高いNorbertといった感じで、歌も上手いし、ループレスのシーンではブっ飛んだ演技で会場を鷲づかみにしていたよ。


こちらもループレスのシーンから。
ジョリーン役のKatrina Retallickさんもすっごく面白かった。オリジナル以上かも。
もちろん我らがTony先生のはじけっぷりも素晴らしかった。
もうお客さんの心をつかむのが上手くって、ひとつひとつの動作ごとにどっかんどっかん受けているの。
今まで彼のことをオーストラリアの坂東玉三郎と思っていたけれど、このショーに関しては中村勘三郎、もしくは欽ちゃんって感じかな。
それだけ地元ではオールマイティな存在であり、大スターなんだろうね。


こちらも抱腹絶倒もののエミール・ショウハウゼン博士のシーン。
下半身麻痺を装うフレディをこれもかといたぶる様は必見!!
そうそう。クリスティーン役のAmy Lehpamerさんもとても良かった。
角度によってはNicole Kidmanそっくりなこの美女、大いに歌って踊って笑わせてくれた。
オーストラリアには多くの才能豊かな俳優さん、女優さんが揃っているけれど、国内人口が二千万人くらいでは活躍する場が少なくて勿体ないよね。
だからTony先生を始め、チャンスを掴んだらみんなアメリカに行ってしまうのだろうけど。

さて。最後に動画をひとつ。
メガヒヨはJohn Lithgow版、鹿賀丈史版と観てきたけれど、Tony先生のローレンスは発展的な役作りがされていた。
端的にいえば、しなやかで老獪。Tony Sheldonというベースの上に、脚本から引き揚げたローレンスのフィルターがぴたりと掛っており、役者の個性と役柄が上手く溶け合っていた。
また表現力に関しても、バーナデットのときと変わらずに豊かだった。
細かな仕草を交えつつ観客の視野に膨大な量の情報を提供してくるので、メガヒヨのような英語力に問題のある観客さえも、もれなく芝居に引き込まれる。
つくづく稀有な存在の役者さんだと思うよ。

そんな訳で魅力いっぱいのオーストラリア版『Dirty Rotten Scoundrels』。
12月8日日曜日まで上演しているので、シドニーに旅行される方、もしくはシドニー在住の方がもしこのページをご覧になっていたら是非足を運んでいただきたい。
Tony先生は年が明けたらアメリカにお戻りになり、そちらでお仕事を再開されるとのこと。
日付変更線のこっち側でここまでの芸達者を観られるのは稀なので、このチャンスを逃さないでいてほしい。

本当、オーストラリアがグアムくらいの位置にあったら、あと二回か三回くらい観に行っちゃうのになぁ!!


メガヒヨ、公約をやぶる

2013年10月02日 | 国外・舶来エンタメ

最近、ひとに会うたびに聞かれること。

「Nickくんが出演するRocky Horror Showは観に行くの?」

数日前に公表されたが、Nickくんがマンハッタンからバスで2時間かかる劇場でRocky Horror Showに出演することになった。
そのニュースはコチラから♪
いわずもがな、Nickくんは演じるのはロッキー。まるで当て書きされたような役だものね~。

「もちろんメガヒヨさん、観に行くでしょう?
だって、半月前のブログで、
またNickくんがミュージカルの舞台に立ったときは、どんなことがあっても太平洋を越えて必ず行くからね!!
って書いてましたものね!!」

そう。その9月14日には確実にそう思っていた。その時点では。

しかし生憎なことに、「どんなことがあっても」を飛び越えてしまう様な予定をメガヒヨはこの秋に入れてしまったのだ。
そんな訳で今回のRocky Horror Showはパスすることになった次第。
あっさり公約をやぶっちゃったよ…。とほほ。

Nickくんのあんな筋肉やこんな筋肉を拝める機会を逃してしまい、かなーり残念なんだけど、まぁ今回ばかりは仕方がない。
せめて5年前に彼がRocky役を演じたときの写真で気を紛らわせるのであった。


(Broadwayworld.comより拝借)

それにしても当初の予定通りにWill氏がフランケン・フルター博士を演じることになっていたら、どんなことをしてでも観に行っただろうなぁ(笑)
こうして並んだ写真を見てみると、「花とゆめ」の新連載マンガですか!?と突っ込みたくなるような超美形の二人だし

(greginhollywood.comより拝借)

まぁメガヒヨが秋に観に行くものも、この二人が揃って立ち向かわないと敵わない位の素敵な舞台。
後日の報告をぜひお待ちいただきたい。


Nick姉さん、Priscillaの主演3人組とランチする。

2013年09月30日 | 国外・舶来エンタメ

今回はメガヒヨの話ではなく、こちらのブログでおなじみNY在住のNick姉さんの体験談。

Will Swenson氏が映画を監督するって、もう聞いた?』の記事に書いたが、Will Swenson氏がインディーズの映画を監督するにあたり、資金を一般から募っていたことがあった。
もちろんそれには金額に応じて見返りがあり、映画のDVD、サイン入りグッズなどが景品としてあげられていた。
中でも高額の寄付には、Will氏が自ら出向いてお礼をするものがあった。我らがNick姉さんが獲得したのもその一つ。
何とPriscilla主演の3人組(Will氏、Tony先生、Nickくん)とのランチ会である。これはまたうらやましすぎ!!

あの麗しいドラァグ・クイーンに囲まれるってどんな感じ!?
メガヒヨの妄想はたくましく膨らむ。


お座敷遊び並みにゴージャスな時間だろうなぁ…。

でも現実は厳しかった。当日までNick姉さんはとても骨を折られたのである。
まずは日程・場所を決める時点から大変だったという話。

寄付をしたのが昨年11月。連絡の窓口は映画のプロデューサーが担当していた。
ところが年を越し、春を迎えても何の音沙汰もなし。
やっと彼らから日程の打診があったのは、4月も終わりに差しかかったころ。
しかもその担当者が段どり下手で、ほうぼうの連絡が行き届いておらず、姉さんはやきもきさせられたらしい。
何度もメールをしてせっつかないと動いてくれなかったとのこと。

さらにお店の話。
姉さんはオシャレなレストランを希望していてWill氏も同意していたけれど、結局会場となったのはミッドタウンのファイブ・ナプキンバーガー。いわゆるファミレス。
これはTony先生、Nickくんのうちのどちらかからの希望とのこと。まぁ簡単に想像つくわなぁ。(笑)

少々テンション下がり気味のNick姉さん。それでも当日は3人へのお土産、サントリーの『響』を人数分抱えてお店に向かった。

指定された時間の20分前にお店に到着して待つことしばらく。
時間の少し前にWill氏とTony先生、そしてぴったりの時刻にNickくんが登場。
Nickくんはこの日AIDS WALKのイベントがあったんだけど、こっそり抜けてきてくれたんだって!


Hello Gorgerous!!!

昨年秋のWill氏の結婚式以来、揃って会う機会がなかったという3人。
結構この日を楽しみにしていたらしい!

まずは席についてご注文。
Nickくんはハンバーガー&フレンチフライ、Tony先生はハンバーグとサラダ、姉さんはワッフル、そしてWill氏はカリフォルニアロールをオーダー。
N.Y.の寿司人気は知っていたけれど、こんな店にも置いてあるのね(笑)

バーガーにかぶりつくNickくん。「こんなの食べて(カロリーは)大丈夫なの?」との姉さんの問いに、
「ボク、お肉食べないといけないの。」とのお答え。
…確かに常日頃からたんぱく質を摂取し続けていないといけないんだろうなぁ。あのカラダは。

このランチ会はWill氏の映画へのドネーションのお礼ということで、ホストはもちろん彼。
持ち前の頭の回転の良さと、ひねりの効いたジョークで色んな話をしてくれた。
どの位彼は毒山毒太郎かというと、「奥様はお元気ですか?」の問いに、「最初の、それとも二番目の?」と返してくるレベル。
そんなのAudra McDonaldさんについて聞いているのに決まっているというのにね

次は「Priscilla以外に好きなミュージカルは?」との質問に対して三人のそれぞれの答え。
Will氏は『HAIR』。(これで立身出世したからね~。)
Nickくんは『Ragtime』。(メガヒヨもこの作品大好き!! 彼はYounger brotherにぴったりじゃん!!)
そして『West Side Story』とお答えになったTony先生。それに対してWill氏は絡む、からむ。
「それってOriginal?それとも最近のやつ?」
…Originalは1957年でしょうが。当時Tony先生は1歳か2歳。いくら芸能一家にお育ちとはいえ、さすがにご覧になってないでは。
そのイジリにたいしてTony先生は微動だにせず。シドニーで昔に観たものに大きく衝撃を受けたと、穏やかに続けられていた。

さらにTony先生のエピソードをもう一つ。
うっかり手が滑りお皿を落して割ってしまったとのこと。ああ見えて、あの方は結構ドジっこだったのね(笑)
そんな彼に対して、Will氏は「Australian!」(こんの~田舎モノめっ)とのひとこと。
有名人3人がいるのに気付きつつ、見ぬふりをしていてくれていた周囲のニューヨーカーの皆さんも、この一言にはつられて大笑い!

突っ込み上手で毒吐きキャラながらも、実際は弱きものの味方であるというWill氏、
外見、内面ともども柔和で、たいていのことには動じず、一方おっちょこちょいな面も持つTony先生。
この二人、キャラクターとしてかなり完成度が高いのではなかろうか。いくつも萌えポイントを押さえているぞ!!
いつ学園モノへの出演話があってもOKだね!!

翻って、われらがNickくん。
twitterでは饒舌な彼。舞台でも騒々しいAdam/Feliciaを演じていた。
会話にも積極的に乗ってくるのではと予想していたけれど、それは大きく外れ。
人の話も折らずにずーっと聞き役。とてもお行儀がよかったとのこと。
でも途中でスマホをいじる場面もあったらしい。おいおい

そうそう。Nick姉さんにWill氏から逆質問もあったって。
「Kinky Bootsは観たの?」

やっぱり気になるか~!!!
それに対して姉さん、
「たのしいショーだと思ったわ。でもそれだけ。(Priscillaには全く及ばないわ。)」とご返答。
その答えをWill氏と他の二人もうなずきながら聞いていたとのこと。


それにしても羨ましいばかりの3人とのshot。
本人のお金を支払う意思次第で、こんな素敵なチャンスもつかめるアメリカ。
言うまでもなくお金とは労働の対価。Nick姉さんの尊い志はWill氏の事業の大きな支えになったはず。

Viva! お金の力!!
いつかメガヒヨも、心おきなくドネーション出来る位に稼いでみたいものである。


そんなわけでNick姉さんの浄財を活かすためにも、Will氏の映画が素晴らしい出来上がりになります様に。
メガヒヨも微々たる額だけど寄付しているので、完成したブルーレイが送られてくるのが楽しみである。