もう時は既に9月で今更なのだけれど、今年GWに行ったNEW YORK旅行の観劇記などを書きたいと思う。
今年の旅は色々ツイていて、あまりのラッキーぶりに運を使い果たさないかとハラハラした。
それは旅行より一週間ほど前のこと。Anastasiaを到着日二日目の土曜マチネで観るつもりだったメガヒヨ。
お目当てのKyle Brownくんにその日登板するかどうか確認すべくメッセージを送った。
それに対するKyleくんからのお返事は、その前日の金曜日を最後にAnastasiaをしばらく休演するというものだった。
めちゃくちゃ動揺するメガヒヨ。新作・ムーランルージュ試演への出演が決まっていたとはいえこんなに早く休むとは思ってみなかった。
NYへの到着日は金曜日なのだけれど、この日は既にMy Fair Ladyのチケット(オーケストラ前方)を取っていた。
でも悩んでいるヒマはない。自分にとって一番優先したいのはKyleくんのダンスを観ること。
チケットをリリースすべく、NYにつながりを持つ友人に頼んだり、NYの現地掲示板、ツイッターなどネットのあらゆる場所で希望者を募った。
でも当日までの時間はわずか。すぐに引き取り手が現れる訳もなく、時は刻々と過ぎていった。
空席は作りたくないのでアメリカ人のFaceBook Friendに行ってもらおうかと思ったさなか、ツイッターに返信があった。
チケットを引き取ると申し出て下さったのは、関西在住のKさん。何と自分と同じ日程・ホテルにご滞在との偶然!
受け渡しに関するやり取りはスムーズに進み、My Fair Ladyのチケットは救済され、メガヒヨは心置きなくアナスタシアを観られることになった。
あの騒動において、現地のご友人に聞いて下さったNick姉さん、リツイートして下さった方々(特にきっかけとなったsatokoさん)、見ず知らずの自分からチケットを買って下さり取引の場ではお茶も振舞って下さったKさん、KさんのツイートアシストをされたAさんには本当にお世話になりました。
心からお礼申し上げます。
さて、当日。
Anastasiaは上演の一週間から3日前にはプレミアムシートの開放が始まる模様。
メガヒヨも朝晩チェックし、良席が出るやいなや購入したよ。
4月27日金曜日20:00 Broadhurst Theatre
オーケストラC108(センターど真ん中)
レギュラープライス $159.00(事前に専用サイトで購入。手数料別)
キャストは前回と大幅に入れ替わっている。
GlebはRamin KarimlooさんからMax von Essenさん、DmitryはZach Adkinsさん、
LilyはVicki Lewisさんにバトンタッチしていた。
特等席からの鑑賞。前回と違い、目の前を遮るものは無し。
噂では、Tktsでも運が良ければこのレベルの席が出るらしいのだけど、大好きな作品なものでギャンブルには出ず定価で購入。
あらすじ・関連リンクは前回をご覧いただくとして、変更キャストの感想など。
Zach Adkinsさん。アイドル並みの人気のDerekさんを引き継いでの登板。
確かに外見は前任者に比べると大人しい印象なのだけど、瞬間的にほくそ笑んだりなど演技の面で光るものが。
詐欺師の役としてはこの方の方がしっくり来た。
安定の実力派俳優、Max von Essenさん。Glebのナンバーを難なく歌いこなしている。
アーニャへのあごクイシーンも申し分なし。全般的にRaminさんよりコメディ要素が少々入っているかな?
メガヒヨはこの方に観客縁があるのか、舞台を数えきれないほど拝見している。
Xanaduの来日公演のSonny役もこの方だったしね。
2000年のJCSでは運よくアンダースタディだった彼のジーザス役を観ている。
そのことを言ったらとても喜んでくれた!
皇太后役のMary Beth Peilさん。現在も続投中では拝見できて嬉しい!!
この方は2003年のアントニオ・バンデラスのナインで、主人公の母親役がとても印象に残っている。
凛としたソプラノが素晴らしかった。
Anastasiaでは祖母役なので高々に歌い上げることは無いのだけれど、慈愛に満ちた歌声を拝聴することが出来る。
自分にとってのBroadway Princessである、タイトルロールのChristy Altomare嬢!
そのハートもお姫様そのもので、Stage Doorで待つ大勢のファンに一人ひとり丁寧に対応していた。
終演後とても疲れているだろうに。
ロングランのアナスタシア役だけど、初々しさは変わらずさらに輝きを増していた。
ファンサービスでセルフィーの変顔も披露してくれた。どんな表情でもズルい位に可愛いChristy
そしてそしてお目当てのKyle Brownくん!
ジークフリート王子のグラン・ジュテも相変わらず高々と。
長い手足を駆使するロシアンダンス、軽々とこなす姫君のリフトなど屈指のダンサーとして舞台に花を添えていた。
ところで開幕当初とは違い、終演後メインキャストとアンサンブルは別のドアから出てきていた。
そのことに途中から気づいたメガヒヨ。
でもその数秒後にKyleくんが出てきた!! これって何というかな、彼の香りを嗅ぎつけたファンの執念ていうの?(笑)
この公演の次の日。Kyleくんは束の間の休暇を恋人と過ごしたのち、Moulin Rougeの一員になった。
ボストンでのワールドプレミアは大成功し、コルセット姿でもタキシード姿でも彼は観客を大いに惹きつけたとのこと。
Broadwayで観られる日が待ち遠しい!!
なおKyle Brownくんは現在Anastasiaに再登板中。(2019年9月現在)
運が良ければアンダースタディとしてのDmitry役も観られるかも!
近々New Yorkに行かれる方はぜひBroad Hurst劇場に足を運んでいただきたい。