メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

メガヒヨ in SWISSその9 《フィルストからバッハアルプゼー山歩き編》

2013年12月31日 | メガヒヨのホリデイ

ホテルに荷物を預け、早速山歩きに出かけたメガヒヨ。
「え、山登りではなくて?」との突っ込まれそうだが、あくまでメガヒヨが行ったのは山歩き。
立ち位置の標高を高くしてくれるのは、文明の利器であるリフト、ケーブルカーなどである。


グリンデルワルト駅から徒歩10分くらいの場所にあるリフトの駅。
フィルスト展望台までは往復57スイスフラン。(スイスパス、ハーフフェアカードにて28.5フランに半額割引)

 
山小屋ホテルの上をすいすい渡るよ。


アイガーを後方に眺めながらどんどん登っていく。

 
途中、カランコロンと鈴の音が。
見下ろすと牛さんが放牧されている。
カウベルって観光地のヤラセみたいなものではないかと思っていたけれど、これだけ広い牧草地だったら実際に必要だよね。
とてもいい音色だったよ。

 
空中散歩を楽しんでいると、あっという間にフィルスト展望台へ到着。この頃で大体14:00前くらい。


これからバッハアルプ湖に向かうよ。片道所要一時間だって。

 
現地では、素人のメガヒヨでも綺麗な写真が沢山撮れた。
是非オリジナルサイズで披露したいのだが、それでは死ぬほど重いブログになってしまう。
ついては、自信作の写真にはオリジナルサイズにリンクするサムネイルをつけとくね。
クリックすると精細画像で見られるよ。(ブログにはブラウザの戻るボタンで帰って来てね。) 

  
結構な人数の方々が山歩きを楽しんでいる。

 
コースは片道約3km。
そのほとんどが平坦な道なのだけれど、最初の800mは坂道が続く。
日頃運動不足気味のメガヒヨ、早くもイヤになり帰りたくなった。

 
しかし絶景ポイントを見るなり、その考えは消えた。
山を歩く喜びに心が満ちていく。


雪もあるし、


お花も咲いてるよ。(これはコッホ・エンツィアンというリンドウの仲間)

 
花々を愛でながら、湖に向かう。


ワンちゃんも山歩きを楽しんでいる。
他にも赤ちゃんを背負った3世代ご家族連れも見かけたよ。
みんなに開かれたハイキングコースだね。


とはいえ、落石事故もあるので油断大敵。
復旧工事がされていた。


あ、湖が見えてきたよ!


バッハアルプ湖に到着~!!


記念に一枚。

 
水辺でくつろぐ人々。自転車もあったけれど、ここまでどうやって来たのだろう。 


バッハアルプ湖の周りも花々が咲いているよ。

 
白いのはアルペン・ハーネンフスというきんぽうげの仲間、紫のはラングスポルン・ファイルヘンというすみれの仲間。


さて。もう15:30だし、天気が変わらないうちに帰らなきゃね。


来た道をそのまま戻るよ。


行きに見かけた、特に花が密集している地域。
崖下、崖上の小道に分かれていて、行きは崖下、帰りは崖上を歩くのがルール。
崖上の方が花の数は圧倒的に多い。シャッターを押さずにいられない。

 

   

 

 
残雪にはハート形の穴。
みんな石の投げ入れにチャレンジしていた。
メガヒヨもやってみたけれど、上手く行かず。
ところで雪の上ってつい乗りたくなってしまうけれど、下はどうなっているのか分からないので止めといた方がいいよ。
クレバスがあったら落ちちゃうものね

 
ふもとにグリンデルワルトが見えてきた。

 
名残惜しいけれど、下山しなきゃね。


リフトに乗る。帰りも相変わらず絶景。


振り返ると、斜面を走る小川。
これってきっとバッハアルプ湖から流れているんだろうね。
そしてグリンデルワルトに続くんだろうなぁ。

往復6kmのハイキングをこなし、ほど良い疲労感に包まれていたメガヒヨ。
早くも晩酌へ想いを募らせるのであった。


メガヒヨ in SWISSその8 《ルツェルンからゴールデンパス乗車編》

2013年12月15日 | メガヒヨのホリデイ


お世話になったホテル・ホーフガルテンを後にし、駅に向かうメガヒヨ。


四森州湖にピラトゥス山、そして巨大チョコレートケーキ(別名・水の塔)よ、さらば!!
またゆっくり訪れたいなぁ。


ルツェルンの市場を、横浜でいう「崎陽軒」なみに独占しているBachmann。
その駅ナカの支店で、電車の中で食べるサンドイッチを購入。

  
ところでメガヒヨは、旅行中一度くらいは特急列車の一等席に乗りたいと考えていた。
そこでルツェルンからインターラーケン・オストまで、ゴールデン・パスラインの席を予約しておいた。
ちなみに現在、冊子での時刻表は入手が困難とのこと。
メガヒヨはオンライン時刻表をプリントアウトしたよ。全行程だからエラい手間がかかった。
まぁ、駅すぱあとみたいに様々なルートを提示してくれるのは良かったかな。


一等はパノラマ列車ということでわくわくしながら乗り込む。


スイスの列車は一等、二等問わずにスーツケースを置く場所がある。
観光客に優しい、さすが観光立国!!

ところでメガヒヨが予約したのは一等列車の一列並びの席。
これだと家族連れの中に一人で座ることにはならないからね。

いざ席につくと、向かいに座ったのは朝鮮半島系の高校生くらいの男の子だった。
(座席には予約した人の名前が表示されるので、大体の国籍・民族は推測できる。)
通路をはさんだお隣には中華系と思われる青年四人組。
人のこと言えないけれど、一等列車って東アジアの観光客ばっかり!!(笑)

どうでもいいけど、その朝鮮半島系の少年くん。どこかで見覚えのあるお顔。
そうそう!! 最近報道で見かけたあの子。
北側の国の将軍様の長男氏の息子さんってこんな顔じゃなかったっけ。
座席に表示されている名字はまさにそのKさんだものね。
確かヨーロッパの学校に留学しているとの話なので、まさかのまさかご本人!?
彼のことは父親(仮定)にちなみ、まさおJr.くんと呼ぶことに。


まさおJr.くんに遠慮しつつ、テーブルの写真をぱちり。
数々の湖の側を走る、風光明媚なコース。


お弁当も用意したし、にわか鉄子として胸が高鳴る。

ところでメガヒヨ、車窓の写真を撮ろうとするが上手く行かない。
お向かいに座るまさおJr.くんの顔がどうしてもガラスに映ってしまうのだ。
もちろん、同じくカメラを構える彼も似たようなことを考えているはず…。

車内を見まわし、一人掛けで誰とも向かい合わなくて済む席を見つけたので、そちらに移動してしまった。
残念ながらそちらはパノラマ車両ではなかったのだけどね。
でも一人で気兼ねなく過ごせるのが一番だし。


テレッテ テレレ テーレレ♪
はい、世界の車窓の時間ですよ。


風光明媚な景色が続く。


山の天辺でなくとも、道端にもジーザス・クライスト。


メガヒヨ、完全一人席なのをいいことに自分撮りを始める。


いい景色になったところをすかさずパシャ。


でもうっかりすると対向列車を写してしまったり

 
ゴールデン・パスラインは様々な湖の側を走る。
今回は湖にそれほど縁の無い旅程だけど、次にくるときはこの深くて碧い光景を堪能したいなぁ。

 
高い山々が見えるようになってきた。
どれが世界遺産のオーバーラント三山なんだろう?
(注 この時点ではまだ見えていません(笑))


湖の町として有名なブリエンツ。
時間があればこちらで途中下車して船に乗ってみたかったなぁ。


ルツェルンを発つこと約2時間。インターラーケン・オストに到着。
ここからはBOB登山鉄道に乗り換え。


一等車両のチケットはグリンデルワルトまで有効。
がらがらの車内でのんびりくつろぐ。


BOB登山鉄道の路線テーブル。
途中、ツヴァイリュチーネン駅で切り離しがされる。
グリンデルワルト行きと、ラウターブルンネン行きに分かれてしまうので、乗る車両には要注意。
インターラーケン・オスト駅での表示を見逃さないようにね。

 
車窓の山も険しさが増してきたよ。


石垣のある光景は、日本の田舎をちょっとだけ思いおこさせる。
なんか懐かしい感じ。


メガヒヨ登山のベースとなるグリンデルワルトに到着!!
さっそくホテルに荷物を預けて、山登りに出かけるようっと♪


メガヒヨ in SWISSその7 《渡れ!カペル橋編》

2013年12月03日 | メガヒヨのホリデイ

 
ルツェルンを発つ日。
天気がよく、またもやお庭で朝ごはん。


電車の時刻まで余裕があるので、またもや市内を散策。
ロイス川沿いをてくてくと歩く。流れが速いのは雪解け水のせい?


ルツェルンを代表する二つの木造橋を渡ってみることにしたメガヒヨ。
まずはシュプロイヤー橋。
要塞の一部として1408年に建てられた。
その後1568年に再建されたものがそのままの姿で残っている。

 
要塞の対岸にある歴史博物館の建物の入口から、このシュプロイヤー橋にアクセスすることが出来る。
今回はそちら側から渡ってみることに。


「死の舞踏」という17世紀の連作板絵。
ペストの脅威が、骸骨の姿で描かれている。


橋からはムゼック要塞がよく見える。


昨日トロリーから眺めたこの要塞。
もう一度ゆっくり見てみよう。

 
城壁に上がって見張りの塔を近くから眺める。紋章が大きく飾られているよ。


獣の気配を感じ上を見てみると、牛さんが草を食んでいた。
すぐ近くは市街地なのに、のどかだなぁ。


歴史の面影を感じる住宅地を散策。


住宅のすぐそばを流れるロイス川。
台風や氾濫の心配はないのかな?うらやましい。


ふたたび河畔を歩く。


今度はルツェルンのシンボル、カペル橋を渡る。
1993年に火災に遭ったこの橋。
現存するものは翌年に再建されたもの。

 
全長約200m。ヨーロッパ最長の木造橋。


こちらにも連作の板絵が。
ルツェルンの守護聖人の生涯を描いたもの。
シュプロイヤー橋のものと比べて明るい感じ。

 
じつはメガヒヨの伯父は菓子職人で、40年以上前にこのルツェルンで修業を積んだ。
その思い出の地のシンボルである水の塔をかたどったケーキを伯父はよく焼いていた。
小さい頃からそれを見慣れているメガヒヨ。カペル橋の水の塔の写真を見るとどうも、「美味そう」とか思ってしまう。
いざ今回、実物を見てもその気持ちに代わりなく、我が目には巨大なチョコレートケーキにしか見えないのであった。


メガヒヨ in SWISSその6 《ルツェルン市内観光トロリー編》

2013年12月02日 | メガヒヨのホリデイ

ルツェルン市内に戻ったメガヒヨ。
オサレな人々が歩く市内を山の格好で歩くのは忍びない。
即ホテルに戻り、ワンピースに着替えてふたたびお出かけ。


四森州湖にはこんな観光船が多く発着している。次回は船にも乗りたいなぁ。


ライオン記念碑。フランス革命にて国王一家を守り命を落としたスイス傭兵786人を追悼するモニュメント。
現在は羨ましいほどのお金持ちスイスだけど、16~18世紀はこうして他国に兵を出すことで国家が成り立っていたのね。


一人旅のメガヒヨ、頑張って自分撮り。(セルフィとも言うらしい)


そんなメガヒヨを、中華系のツアー客男性が「撮ってあげましょう。」と助けてくれた。
「謝謝」とお礼を言ったら、満面の笑みが返って来た。


ライオン記念碑を後にし、街中をブラブラ。
お花の植え方ひとつとっても洗練されていて素敵だね。


有名なホテル・シュヴァイツァーホフの前を通りかかったそのとき。


市内観光トロリーを発見!!
トレドサンティアゴ・デ・コンポステーラでも乗ったよ。
今回も迷わずゲットオン!!
乗車料金は12スイスフラン(2013年7月現在)
ゆっくりとした速度で途中下車なしに、市内の観光名所を回るよ。


ピラトゥス山では日本語案内が無くてがっかりしたけれど、このバスには搭載されていて嬉しかった。
現在の街ではほとんど日本人観光客を見かけなかったので、これは先人の方々の観光ラッシュのおかげだね!


バスはカペル広場を通り、


左手にイエズス教会を眺め、


シュプロイヤー橋を通り越し、


ビクトリア女王が長く滞在したという、お城のようなホテルを仰ぎみて、


ムゼック要塞壁の見張り塔を過ぎたところで川を渡る。


その後も市街地に点在する名所・史跡を、イヤホン解説を聞きながら車窓から眺める。


やや、馬車ともすれ違ったり。


7月のルツェルンの街は紫陽花が多く咲いていた。
車窓から見る花々も楽しませてくれる。

 
先ほど対岸から眺めたイエズス教会の背面と側面。
壁画が美しい。


花々で飾られたカペル橋。


もちろんルツェルン駅も観光スポットのひとつ。


バスはゼー橋を渡り、ホーフ教会付近も周遊。
途中でメガヒヨ滞在中のホテル・ホーフガルテンも貴重な古い建物として紹介されていた。


バスを降りた頃には日も傾き、夕食を摂る時間になっていた。


有名なスイス料理の老舗。
このとき疲れが出てきたのか、時間の割に食欲が湧いてこず。
前菜、メインと注文しなくてはいけないこの手の高級店はパスすることに。


地元の有名菓子店、Bachmann(バッハマン)。
ルクセンブルガリと呼ばれるスイス風マカロンが名物。


店内にはルツェルンのシンボル、カペル橋の水の塔をかたどったチョコレートが鎮座する。


ケーキは少々大き目。美味しそうだけど今はいいかな。


メガヒヨのお目当てはこのルクセンブルガリ!! 4つで3.8スイスフランと、場所を考えるとお得な値段。
全種類買ってみた♪
本当はこれで夕飯を済ませたい位の気持ちなんだけどそうは行かない。
明日からのことも考えて、ちゃんとしたものを食べなきゃ。


席を取るのも注文するのもお手軽なファストフード。いやいや、これでは野菜をほとんど摂ることが出来ない。
どーでもいいけど、このセットで8.9スイスフラン、約1000円って日本より高いよね。


コース料理が提示されている高級店が立ち並ぶ近くで、比較的手ごろなカフェを発見。
週末の混雑のなか、運よくテーブルにもつくことが出来た。


すぐ脇は白鳥が泳ぐ川辺。
なんか京都の鴨川沿いみたいだなぁ。


さっそく泡で一息! 食欲がないとはいえ、これは別腹!!


2杯目はスイス産の白ワイン。
すっきりとしたのど越し。


注文したのはミックスサラダ。
緑黄色野菜も入ってるし、ハムものっかってるし、何とか栄養バランスが取れるかなと。
お酒の力もあって、ほぼ完食することが出来た。
以上、ワイン2杯とサラダでお値段37.6スイスフラン(約4,000円)なり。


ほろ酔いでいい気分になったので、もうちょっと街を散策してみることに。

  
そんな中、チーズ屋さんのような、お肉屋さんのようなお店を発見。
あえて言えば酒のつまみ屋さん?
この時間は閉店時間を過ぎていたけれど、ショーウインドウに張り付いて魅入ってしまう。
長旅で疲れていたメガヒヨも、この素敵過ぎる品ぞろえを見た途端に食欲が戻って来たのを感じた。


そしてふと目に入った、この一枚の絵。
もしかしてメガヒヨの守り神!?

お酒の力で疲れた体に活を取り戻したメガヒヨ。
明日に備えて英気を養うのであった。