怒涛のシカゴデイトリップから一夜。
本日は帰国に向けて、搭乗72時間前PCR検査を受ける日。
午前はのんびり寝坊をして過ごす。というか感染リスクを少しでも少なくするために外に出ない。
本当に勿体ないと思う。今までのNY旅行ならあちこち出かけられたのに。
検査を受けたのは日系旅行会社のあっとニューヨークさん。
セントラルパークにほど近い8th Avenue沿いという便利な立地。検査代金は190ドル。
英語で受けるのならもっと安く済ませる手段もあっただろうけど、日本語対応、陽性の場合のフォローもあるということでこちらに決めた。
対応して下さった方も親切で、次は検査でなく楽しいツアーでお世話になりたいと思った。
検査を受けたのは14:00頃、すぐに終わったので今晩のショーのチケットを買いにTKTSへ。
オペラ座の怪人かCHICAGOを観ようかと思ったのだけれど、KINKY BOOTSがプレビュー期間につき月曜夜もオープンしていることに気が付く。
残席状況を調べると中央前方が空いている模様。TKTSではなく窓口で購入しようと劇場に行ってみたところ、その良席を手に入れることが出来た。
紙のチケットか電子チケットか、窓口で聞かれたけど前回の2019年から色々変わっているなぁ。
ここで本日はちゃんとした食事をとっていない事に気づく。
通りがかった中華屋さんでビーフンをいただく。
思えばチップを払うお店で食事をしたのは今回の旅行ではここだけだったかも。
そして夜。19:00の開演に向けてSTAGE 42へ。
文字通り42丁目、9AVと10AVの中間に位置する。ここはオフの劇場だけど2F席もあり、それなりの大きさできれい。
客席でスマホの電源を切ろうと取り出したら、PCR検査の結果が来ていたことに気づく。
結果、陰性!!!!
これでショーを心置きなく楽しめる。
KINKY BOOTS
STAGE42
8月15日月曜日 19:00開演
オーケストラD列109 119ドル
言わずと知れたCindi Lauperによる大ヒットミュージカル。
Broadwayで一度クローズしたものの、スケールダウンをしてオフにて再開。
とはいえ子役がいなくなり、本役チャーリーがティーンエイジャーとしてオープニングナンバーに出る(ローラの子ども時代はカット)以外は、変更に気が付かなかった。
さすが作りこまれた作品。一曲一曲ごとにお客さんは大盛り上がり。
中だるみもなくどんどん展開していく。
チャーリーと恋仲になるローレンの持ち歌が一曲だけだったのに改めて驚く。その一曲だけで十分存在感を示していたので。
エンジェルズの皆さんも豪華な衣装と華麗なダンスで目の保養。
今までオリジナルキャスト、来日版、日本版と観てきたけれど、今回のエンジェルの皆さんは多様性に富んでいた。
スーパーモデルみたいな方もいれば、ぽちゃ子もいる。それぞれ個性を発揮していて魅力的だった。
今回こんなにいい席でKINKY BOOTSを観られたのは初めてだったのでようやく気が付いたのだけれど、ローラのメイクの変遷は初登場のフルバージョンと工場初出勤のノーメイク、一幕最後のつけまつげ有りバージョンと三段階あったのね。(もっと細かくステップがあるかもだけど。)
男性の恰好で工場に現れるシーンについては、ツルンとしすぎて余りに無防備でびっくりしてしまった。
ローラ役のCallum Francisさんの女装姿があまりにもゴージャスだったので。
ちなみにBilly Porterさんはこのシーンでメガネをかけていたけれど、Callumさんはなし。
Callum Francisさんのローラはダンスも歌も最高で、Broadway版と比べてもまったく遜色なかった。
すらりとしたスタイルなので舞台でとても映えるし。
他のキャストの方々も素晴らしく、この舞台をオフのチケット代でしかも至近距離で観られて大変お得だった。
オフに来るとだいぶ変わってしまうとたまに聞くけれど、現在のこの作品に限ってその様な事はない。
是非おすすめしたいのであった。
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