メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

Will Swenson氏が映画を監督するって、もう聞いた?

2012年11月24日 | 国外・舶来エンタメ

いわずと知れたBroadwayのスター、Will Swenson氏。
『HAIR』や『PRISCILLA』での活躍は記憶に新しい。現在は『Murder Ballad』に主演中。
さらに彼はインディーズの映画監督といった、もうひとつの顔も持つ。

そんなWill氏が新しい映画を監督するという。
タイトルは、『FACING EAST』。
モルモン教徒を題材にした作品とのこと。

ほうほう。モルモン教徒というと、若い時分に世界中に派遣されて布教活動を行っているあの人たちのこと?


駅前でチラシ配りしたり…


お宅訪問をして、モルモン書の啓蒙をしたり…


奉仕活動として無料の英会話教室をしたりとか?
Will氏はそういう映画を作るの?

いや、そういう話ではないらしい。

メガヒヨは親切な方々に解説していただいて、やっとあらすじが分かった。
同性愛者であるモルモン教徒の青年が宗教的な罪の意識にさいなまれ自死を選び、残された家族が人生の意味について考えるという話とのこと。
(Satokoさん、クワストさん、ありがとうございます。)

耳にはさんだ程度の知識だけど、モルモン教って旧約聖書を色濃く引き継いでいるのか、かなり保守的だよね。
ミュージカルの『The Book of Mormon』では、1978年に神様はやっと黒人を認めたとか言われちゃってるし

同性愛についてはキリスト教原理主義とおなじく、この教団は認めていない。
そんな環境のもと生まれてきた同性愛者は厳しい立場に置かれることは、容易に想像がつく。
モルモン教の方々って本当に信仰深いものね。
性的なものって生まれつきなのに、それ故に愛してやまない神様に拒絶されるなんてどんなに辛いことだろう。

Will氏が語るには、「映画のシナリオはとても美しくて胸をうつ作品でずっと前からこれを映画化するのは僕の使命だと思っていた。」とのこと。

思うに、これはたまたまモルモン教をモチーフとしているだけで、テーマとしては普遍的なものではないだろうか。
Will氏は大変ユニークな才能を持っている人物なので、メガヒヨは出来上がった映画を見てみたいと思うのであった。
出来れば字幕付きで(笑)
なお映画の撮影は2013年秋を予定しており、2014年後半に完成を見込んでいる。

それでもって、映画の資金を2012年12月14日まで募集しているとのこと。
寄付した額により、プロデューサーから様々なプレゼントがあるよ♪
http://www.kickstarter.com/projects/1742408579/facing-east

10ドル~…劇中使用曲から5曲、MP3にてダウンロード

25ドル~…完成した映画をダウンロード(アメリカ以外の人は5ドルプラス)

35ドル~…完成した映画のDVDを発送(アメリカ以外の人は20ドルプラス、以下同じく)

45ドル~…完成した映画のブルーレイを発送

55ドル~…ダウンロード特典・DVDに加えて「GOD LOVES ME AND I AM GAY」もしくは、「I LOVE SOMEONE WHO IS GAY」Tシャツをプレゼント!!
(このTシャツ。メガヒヨの場合は後者になるけれど、それでも着るにはちょびっと勇気がいるなぁ)

135ドル~…ダウンロード特典・DVDに加えて、『HAIR』と『PRISCILLA』のCDをWill氏のサイン入りでプレゼント!!

350ドル~…ダウンロード特典・DVDに加えて、Will氏がアナタにお礼の電話を掛けてくる!!

500ドル~…ダウンロード特典・DVDに加えて、映画祭、そしてアフターパーティーにご招待!!

550ドル~…ダウンロード特典・DVDに加えて、『PRISCILLA』のポスターをWill氏のサイン入りでプレゼント!!
(あれれ? 結構なものだとは思うんだけど、CD2枚が135ドルなのと比べると妙に高くない!?)

600ドル~…ダウンロード特典・DVDに加えて、NFLのSteve Young選手のサイン入りボールをプレゼント!!

750ドル~…ダウンロード特典・DVDに加えて、Will氏もしくは他の制作陣のどなたかと20分間のSkype会話をどうぞ!!

1,000ドル~…ダウンロード特典・DVDに加えて、Will氏とランチを一緒に出来る権利がアナタのものに!!(NYC ONLY)

3,000ドル~…ダウンロード特典・DVDに加えて、Will氏Audra様夫妻とランチを一緒に出来る権利がアナタのものに!!(NYC ONLY)
(Will氏一人のみとの差額が、Audra様の価値を物語っている…)

同じく3,000ドル~…ダウンロード特典・DVDに加えて、Audra様がアナタの誕生日に歌をプレゼント!!

同じく3,000ドル~…ダウンロード特典・DVDに加えて、Will氏、Nick Adamsくん、Tony Sheldon先生の3人とランチを一緒に出来る権利がアナタのものに!!(NYC ONLY)
(これは注目!! 3人のスケジュールを合わすだけでも大変なのに…。もちろんノーギャラなので、彼らの友情には感動するばかり。)

5,000ドル~…ダウンロード特典・DVDに加えて、Will氏がアナタに愛の歌を公開でお贈りします。歌はアナタが選べるけど、場所はWill氏にお任せで。(NYC ONLY)

10,000ドル~…ダウンロード特典・DVDに加えて、Will氏がアナタのお宅に訪問!! 公開前の映画をお宅でお見せします!!(アメリカ国内限定)

ちなみに高額寄付についてくるDVD特典だけど、10ドルプラスすればブルーレイに変更可とのこと。
(1000ドル以上の寄付なら10ドル差とかどうでもいいじゃんと思うのはメガヒヨだけ?(笑))

それにしてもWill氏の奥様である、Broadway Queen、Audra McDonald様の献身ぶりも頭が下がるよね。
彼女は映画にも脇役で出演するとのこと。
もしそこで一曲でも歌ったのなら興行収入が飛躍すると思うんだけど、どうなるかなぁ。

そうそう。聞いた話では10,000ドル寄付でのWill氏お宅訪問だけど、日本に来ることもやぶさかではないらしいよ。
それ位ビッグなファンがいるってことなら、売り込んでも手ごたえがあるってことで、来日も検討するんじゃないかな?
メガヒヨ、ロト6は毎回買っているから、億が当たったらWill氏呼ぶね。

なーんて妄想話は置いといて、実際にささやかながら寄付をしたよ。
Will氏にも押しつけがましく、そのことをツィートしちゃった!
日本のファン勢力のことをアピールしたいからね。

Will氏とプロデューサーさんが日本をマーケティングポイントとする。
 ↓
売り込みを掛けた結果、日本公開が決定
 ↓
メガヒヨ、めでたく字幕付きで映画を見られる。

そんな訳で寄付をされる方はWill氏に日本のファンってことをアピールしてね。
なんたって字幕がかかっているのだから(笑)、よろしくお願いしまーす!!


メガヒヨ in NY 2012初夏その15 《Sarabeth'sで呑んでみよう編》

2012年11月23日 | NEWYORK

楽しいNickくんのお誕生日から一夜あけた月曜日。
この日は昼公演がないので、街歩きをすることにした。


ホテルから北上し、セントラル・パークへ。


月曜日午前中ということもあって、人もまばら。


さわやかな6月の公園。


日本だとなかなか見かけないような鳥もいるよ


公園散策の後はメトロポリタン美術館に行った。
今度こそベックリンの「死の島」を見てみようと思ったので。
だけど美術館前まで行って、やっとその日だと休館日だと気づいた。
火曜日が休みだと思いこんでいた故のヘマ。ちゃんとガイドブックを見ておけば良かったのにね。
そんな訳で滅多に来ないMadison街をぶらぶらと歩いてみることにした。


もっぱらウインドウ・ショッピング。


見るだけ、見るだけ。


チキンゆえ、明確な買う意思もなしに路面店には入れないメガヒヨ。
そんな訳でどのお店も窓越しに見るだけ。


59th st.あたりから5番街に移動した。


アーチェリーの矢が無数に飾られているウインドウ・ディスプレイはルイ・ヴィトン。
予算とかTPOなどを考えないで済むのなら、このレーザーカッティングのスーツを着てみたいものだなぁ。


いつもお世話になっているクワストさんのおつかいでレゴ・ショップへ。
ご当地限定版のイエローキャブと自由の女神の入手に成功。


ここらへんでお昼。
おなかがすいたので、49th St.の8番街と9番街の間にあるDONNA BELL'S BAKE SHOPに行ってみることにした。


こちらはTVシリーズNCISのAbby役で有名な女優Pauley Perretteさんが友人と経営するベーカリー。


美味しそうなケーキやサンドイッチが所狭しと並ぶ。


壁にはPauleyさんの写真や記事が展示されていた。
それにしてもこのお方が40歳を過ぎているとは驚き!
メガヒヨ地元が誇る山瀬まみさんと双璧の保存状態の良さ。


事前にネットで見たメニューには飲み物もあったので、その場で食べられるのかと思ったのだけれど、
実際にお店は小さく、窓沿いに二人がけのベンチが置いてある程度だった。
そんな訳でランチはそこで取らずに、ブルーベリーカップケーキとバターミルクビスケットをテイクアウトした。
合わせて5.75ドル。
カップケーキはふんわりとして甘すぎず、日本人の好みによく合っていた。
ビスケットも素材の味がよく出ていて美味しかった。クロテッドクリームとジャムが用意できたら最高だと思う。

今回は買わなかったけれど、サンドイッチは色々な具のものが取り揃えられていた。
次回の旅行では是非買ってみたいので、またこちらを訪れるつもり。


荷物をいったんホテルに置いたあと、もう一度アップタウンに行き毎度おなじみSarabeth's Westに入った。


平日のお昼すぎは空席の余裕もある感じ。
朝食メニューは15時30分まで注文できるのでそれでもいいかなと思ったけれど、ここはひとつサラベスで呑んでみようというチャレンジ心が湧いた。
そんなわけでシャルドネをグラス、つまみにはシーフード・コブサラダをオーダー。
このサラダ、具は左から、ベーコン・チップ、オニオン、ロブスター、カニ、エビ、レタス、アボカド、ゆで卵のみじん切り、トマト、そしてブルーチーズ。
実はメガヒヨはブルーチーズが苦手。すっかり見落としていたよ。
ゆで卵も半端ない量。なんかこれって、海鮮丼の具の量を錦糸卵でごまかすのを思い出させる。(苦笑)
まぁコブサラダというのはどのお店でもこういうのがお約束なんだけどね。
というか、もともとはロサンゼルスのレストランで生まれたありあわせ料理というのが起源とのこと。

体質上、たまごを一日ひとつしか食べられないメガヒヨ。ゆで卵とブルーチーズ以外は完食。
たっぷりなみなみ注がれたワインは、昼で酔いがまわるのが早かったので残しちゃった。
お会計はチップ込で40ドルほど。


ほろ酔い気分のまま、いつものFairwayでお買い物。


サラベスのジャム、8本を購入。
気合でホテルに持って帰る。
だって日本だとクイーンズ伊勢丹で3,000円以上するのに、ここでは650円ほどで買えちゃうんだもの。
ここぞとばかりに買いだめするってば

同じく写っているのは、別途買った会社向けのお土産であるハーシーズのチョコレートと、クレイジーソルト。
何やかんやでこれらが一番無難。
特にガーリック風味のクレイジーソルトは大好評だった。
次回も是非これを買おうと思っている。

…よく考えてみればメガヒヨってN.Y.で食べ物以外の買い物をしていないね。
世界一の都会まで来て何やってんだか(笑)


本日はPRISCILLA記念日

2012年11月20日 | 国外・舶来エンタメ

本日は11月20日。
何を隠そう、1年前のこの日にメガヒヨは初めてPalace劇場で『PRISCILLA QUEEN OF THE DESERT the musical』を観た。
そのときの詳しい様子はコチラを見てね。

いやはや、人生変えられちゃったよ。1年前と比べると全てのことがいい方向に行っている感じ。
本当にありがたい出会いだった。

でも実はNick Adamsくんを見たのはこれが初めてではないんだよね。
2010年のGWに、『LA CAGE AUX FOLLES』のアンジェリーク役で見ているのだ。
猫キャップをかぶるところを見て、「うわっっエラく筋肉質な仔猫ちゃんだなぁ…!!」とNY到着直後の時差ぼけ頭がシャキっと目覚めたのをよく覚えている。

まさかその1年半後にその彼にハマるとは、当時は思ってもみなかった。
彼の次回作になったPRISCILLAを合計9回も見ることになったんだものね。

PRISCILLAは残念ながらクローズしてしまったけれど、Nickくんの活躍はさらにこれからが本番。
そしてメガヒヨのお楽しみもこれからまだまだ続くのであった。


メガヒヨ in NY 2012初夏その14 《PRISCILLA Nickくんの誕生日編》

2012年11月19日 | NEWYORK

NEWSIESが終わった後はホテルに戻ったメガヒヨ。
簡単な食事を済ませ、あるものを作っていた。


この日はNickくんの誕生日だけど、Nick姉さんも同じ日にご生誕されている。
ささやかながら、Tony先生に作ったものの妹版をプレゼントに作ってみた。
時間が差し迫っていたので、出発直前に複雑な上半身部分を作り上げ、後は機内、ホテルでひたすらスカート部分を編んだ。
気持ち的にはもう二段くらいスカートを編みあげたかったけれど、あえなくタイムアップ
それでもNick姉さんが喜んで下さったから嬉しかった。

当日の席はこんな感じ。
最初はE110とE112にLittle Sisterさんと並んでいたのだけれど、D列通路側が空いていたので幕間に移動してしまった。
そちらの方が見やすいというのもあったのだけれど、E118にいらした日本語以外の言葉を話す東アジアの方のマナーが余りにも悪すぎて耐えかねたのだ。
空席が近くにあって本当に助かった。

ところでこの日はちょうどTONY賞の授賞式。
聞いた話ではこの時間に上演しているのは、このショーだけとのこと。
そりゃあ劇場好きは、授賞式会場には行かずともテレビで中継にかじりついているものね。

前述したけれど、この日のTick/Mitzi役のWill Swenson氏は、奥様(当時はフィアンセ)のAudra McDonald様のエスコートで休演されていた。
彼女はほぼ確定されていたミュージカル主演女優賞のトロフィーを受け取りに行ったのだ。

ちなみにTick/Mitzi役のアンダースタディは3名いる。
Gavin LodgeさんとEric Schiottoさん、そしてAdam/Feliciaのアンダーも兼ねているBryan Westくん。


その中でもGavinさんは、Mitziの代役を数多くこなしている。
普段はアンサンブルの大人組で、♪Hot Stuffのシーンでは「ここにはビールしかないよ、可愛い子ちゃん。」のセリフのお兄さん。
ちなみにこの方はBernadette役のアンダーにも名前が入っている。
Tony先生はずっと皆勤賞だったので、代役の方々は日の目を見ることは無かったけどね。


当日のTick/Mitzi役を務めたのは、Eric Sciottoさん。
この方は決して小柄ではないのだけれど、長身のTony先生とマッチョのNickくんに挟まれるとエラく可愛らしく見えてしまった。

もちろん、可愛いのは事実。
Will氏より数歳若くて30代半ばなのだけれど、かなりのジャニーズ系童顔。
女装も難なく似合う。
Will氏による『観客のS心を刺激する、罰ゲーム営業おかま的な役作り』も最高なのだけど、Ericさんの方がドラァグ・クィーンとしてはリアル感があった。

Tick/Mitziのパパとしての顔は二人ともいい勝負。
Will氏もEricさんも私生活では二人のお子さんのパパ。(あ、WillはAudra様との結婚で三人になったね。)
子役ともいいコンビネーションだった。


それでも歌唱力ではMitziの本役であるWill氏に敵うものなしだけどね。

♪True Colors以降はこれといったソロがなく、待ってましたの見せどころである♪MacArthur Park。
Will氏はご自慢のバリトン・ヴォイスをパレス劇場狭しと響かせる。
回転するPRISCILLA号の先頭に乗る彼の周りは、まるで星がきらめいている様


一方、Dance CaptainであるEricさん。
Dance Captainとは、プロダクションのダンス部門の管理職。
振付師から作品の一切の振付を引き継ぎ、維持するのがお仕事。
アンダースタディなど役者の個性・能力などに応じ、振付をアレンジする権限も持つことも。

…この方、Will氏とはかなーり違う振付で踊っていたように記憶している。
多分、オリジナルの3倍位は体を動かしていたのではないだろうか。
きっとアンダースタディである自分向けにアレンジしたのだろうなぁ。
すばしっこく動いていて愛嬌があったので、これはこれでいいなと思った。
Will氏が同じ振付で踊っていたら違う感想を持つけど(笑)

さらにPRISCILLA号に乗ったときにはノリが最高潮で、バレリーナがリフトされているかの様なポーズを取っていた。
そんな彼の周囲はハートが飛び散っているかに見えた

そんなこんなで、キャストが違うとまた新しい面が見えてくるPRISCILLA。

この日のStage Doorでは大勢のキャストの方々と2shotを撮らせていただいた。


2代目Jimmy役のAnthony Wayneくん。
Singer属性のようなので、次回は是非歌をじっくり聴きたいな。


2代目Bob役のAdam LeFvreさん。
Tony先生いわく、サンタクロースみたいな方。まさにその通り


DivaのLisa Howardさん。
Spelling Beeでおなじみ。
この方の主演の新作ミュージカル、B'way入りしてほしいなぁ!


おなじくDivaのJacqueline B. Arnoldさん。
♪It's Raining Menや♪I Will Surviveなどでセンター。
この方の声はやみつきになる。


こちらもDivaのAnastacia McCleskeyさん。
♪I Say a Little Prayerの歌声は、日本人にはとうていマネできないよね。


Tony先生とNick姉さんと3shot♪


そしてそして。
Priscilla観劇8回目にしてやっとバレリーナ役のKyleくんとお話することが出来た。
作っていったカードを渡したら喜んでくれて、ハグしてもらっちゃった
(この写真はLittle Sisterさんご提供)


メガヒヨ、どさくさにまぎれて手つきがセクハラってる


本日お誕生日当日のNickくん。
日本から預かってきたバースデイカードを渡したら喜んでくれた!!


またもやセクハラっているメガヒヨ
そんなこんなで、Nickくんのお誕生日のステージドアはかつてない程に楽しかったのであった。
(Nickくんにとっては災難だってば