メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

2008年NY旅行《ラストデイ・観光駆け抜け編2》

2008年10月29日 | NEWYORK
自然史博物館で、妹と別れたメガヒヨ。
セントラルパーク西側を南下して、タイムワーナーセンターに寄ってみた。
ここは少々お高めのショッピングモール。

ウィリアムズ・ソノマで素敵なキッチングッズを見たり、
数々のブティックを冷やかしたりしたけれど、結局お買い物はゼロ。
う~ん。初めてNYに来た時とは違い、今は日本で同じようなものが買えるからね。
高価なものは、じっくり落ち着いて考えて買いたいし。

では安いものを見に行こうってことで、5番街のH&Mに行ってみた。
何か掘り出し物があるかと期待したけれど、何もなし。
ちょっとデザインが気に入ったものを手にとって見ると、
縫製に少々辛いものがあった。
もちろん、お値段がそれなりなので仕方ないんだけどね。
今、銀座のH&Mは入店待ちの列がエラいことになっているけど、
いつまで続くかなぁ。

結局ぶらぶらラストショッピングで買ったものは、O・P・Iのネイル2本のみ。
日本の約半額だからね。荷物にもならないし。

ところで写真のは、旅行中にマンハッタンのあちこちで見かけたビニール製のネズミくん。
何ゆえ、ネズミ?
今年の干支だから??
彼はあちこち移動しているらしく、メガヒヨが写真を撮った後すぐに
しゅるしゅると空気を抜かれ、撤収されて行ってしまった。
でもって、また違う場所でお目にかかった。
何かのキャンペーンかと思うのだけど、忙しそうだった。

2008年NY旅行《ラストデイ・観光駆け抜け編1》

2008年10月28日 | NEWYORK
楽しかったNY旅行も、本日木曜日が実質ラスト。

今日、メガヒヨはGETしたいものがあった。
それはJacques Torresのチョコレート。
日本だとバレンタイン時期しか購入できないので、是非この機会に買って帰りたい。
9:00の開店にあわせて、トライベッカの店舗に行った。

いつもは混雑しているお店も、開店直後とあって店員さんを独り占め出来た。
箱詰めチョコと、板チョコを購入。
ここのアーモンド入りの板チョコは絶品だった。
ふんわり口の中でとろけて、香ばしさが残る。
とても後を引く味なので、もっと買ってくればよかった。

チョコレートを抱えてホクホクしながらホテルに戻る。
そのまま妹と自然史博物館へ。
ナイト・ミュージアムの舞台になった所である。

ここは色々な生き物のジオラマが素晴らしい。
バッファローだの、白熊だの、その生物の生息地をそのまま切り抜いて持ってきたかの様。

ボランティアの案内係のおじ様が声を掛けてきた。
白人の方で、昔日本に滞在したことがあるとのこと。
この博物館において、長年気になったことを聞いてみた。
「あのジオラマって本物の剥製ですか?それとも作り物?」
おじ様は、自信たっぷりにおっしゃった。
「この博物館の展示物は、全て本物だよ!!」

妹と二人こう思った。
「そりゃ違うだろう~~!!」
だって、海洋生物のコーナーなんかは明らかに作り物じゃん…。
天井から吊るされているクジラとか。
ついでに言わせてもらうと、宇宙館の月の石も怪しいよ。
月面写真はなおさらのこと(笑)

さてさて。細かいことはおいといて。
恐竜の化石、巨大切り株などの日本では滅多に見られない展示物を見て回った。
メガヒヨもここは何回も来ているけど、見るたびに感動しちゃう。

数ある展示物の中で、最もメガヒヨ妹の目を引いたのは「ピパピパの産卵」!!
和名「コモリガエル」と言われるこのカエルの繁殖方法はかなり特徴的だ。
まずメスが産んだ卵約100個を、オスがメスの背中に埋め込む。
そしてその卵が孵るときには、子供達は既に小さいカエルの姿になっている。
でもってママの背中から、わらわらと出てくるのだ。
それがリアルな模型となって展示されている。

怖いっっ!あまりにも怖すぎっっ!!
もちろんカエルマニアのメガヒヨは、何年も前からこの展示物の存在を知っている。
怖いと思いつつ、自然史博物館に来るたびに毎回どうしても見ちゃうよ、なぜか。

その写真もあるけれど、トラウマになっちゃう人もきっといると思うので、
中国の文化コーナーにあった、同じくピパピパの凧の写真に差し替えとくね。
ホント、こんなポーズのママカエルの背中から、子カエルちゃん達がわらわら出て来るんだよ。
(まだ語ってる…)

2008年NY旅行《ミュージカル編》 “MARY POPPINS”

2008年10月27日 | NEWYORK
水曜ソワレに観たのは「MARY POPPINS」
元になった映画は、メガヒヨがミュージカルおたくになったきっかけの作品。
2006年春にもロンドンのWEで観劇しているけれど、
何度でも観てみたい作品なので、迷いなくチケットを取った。
しかもロンドン作品がB'wayに来ると、かなりの率で演出が変わる。
それも楽しみ!!

ちなみにこの作品は、映画をそのままミュージカル化したものではない。
映画のシーンを半分くらいカットして、原作の童話から違うエピソードを
つけ足している。
さらに、映画の楽曲は使用されているものの、違うシーンで登場するなど、
全く別物となっていた。

観劇当日は、残念ながらメリー役のASHLEY BROWNはお休みで、
普段はグラマラスドールを演じられているCATHERINE WALKERが代役だった。
充分な実力の女優さんだったけど、やっぱり評判のいいASHLEYで観たかった。
とはいえ、バート、バンクス夫妻はB'wayオリジナルの方々で観られたので贅沢は言えない。

バート役のGAVIN LEEは、WEのこの作品でもオリジナルを飾った俳優。
彼は文句なしにはまり役だと思う。
プロセニアムアーチを無重力状態で歩くシーンは、ショー・ストップ状態。
顔立ちも整っていて、無邪気な笑顔が魅力的。
メリーにキスを断られる所は、「ああっ代わりたい…」と客席からため息が聞こえる気がする。

大スターのREBECCA LUKERも、透明な声でソロを聞かせてくれた。
彼女演じるミセス・バンクスは映画でのイメージと180度違う。
原作の童話のイメージに近かった。
重要な役とはいえ、もっと歌って欲しかったなぁ。
十数年前だったらこの方がメリー役だったのかも。

ミスター・バンクスのDANIEL JENKINSも映画のイメージを忠実に再現していた。
よく通る声で、イギリスの権威あるお父さんといった感じ。
でもミス・アンドリューのシーンで逃げ腰になる所は、かなりお茶目になっていた。

さてWEとの演出の違いだけど、目立って大きいのは
「JOLLY HOLIDAY」と「TEMPER TEMPER」のシーン。

WEの「JOLLY HOLIDAY」は、彫刻に扮した俳優のみのダンスだったけど、
B'wayでは街の人々も加わっていた。
彼らの衣装のデザインは変わらないんだけど、色彩は思いっきりアニメ的になっている。
犬のアンドリューなんて黄緑色になっちゃっていて、もう大変!!

背景も、樹木のみのWEに対し、B'wayは花でいっぱいになっていた。
これはキレイだからよし。観ていて気持ちも明るくなるしね。

原作でもあるメリーとバートのお茶シーンは2年前のロンドンにはなかったけど、
B'wayオープンに伴ってその後追加された模様。
二人の間に割って入るネレウスが愉快。

「TEMPER TEMPER」は、WEに較べてBWは怖さが7割くらい減っていた。
WEは子供が引き付けを起こしそうな位、恐ろしい演出だったのを思い出す。
アンサンブルの人形達も、裸で壊れたようなものばかりだったけど、
B'wayではうさぎや熊に変わっていた。
先の銀行のシーンで役員をやっていたおじさんたちが、もこもこの着ぐるみを着て出てくるのだから、
それはもう楽しい限り!!
それと、WEのバレンタインは金属的な歌声と長い指でおどろおどろしく演じていたのだけど、
B'wayのはわりとあっさりとしていて拍子抜けした。

以上の二つだけ見ると、WEは怖くて暗め、B'wayはポップで明るくといったイメージだけど、
ミス・アンドリューだけは例外。
WEはただの厳しいおばさんだったけど、B'wayは明らかに人間離れしていた。
メイクからして悪魔か何かみたい。
これはメリーとの対決を際立たせる為かも知れない。
このシーンのメリーはWEでもB'wayでもかなり怖いので、「悪との対決」と位置づけるには、
ミス・アンドリューに明らかな悪者になってもらったのだと思う。
ちなみに演じられているRUTH GOTTSCHALLは、後述のヴィクトリア女王役も兼ねている美しい女優さん。
演技とメイクの力ってすごいなぁ。

全体的にWEとB'wayを較べると、前者は「自分達の生活圏の中のちょっと不思議な話」、
後者は「海の向こうの国の魔法の街のおとぎ話」といった感じがする。
「JOLLY HOLIDAY」に出てくるヴィクトリア女王を例に出すと分かりやすいのだけど、
WEはバッキンガム宮殿前の有名な彫刻が動き出すのに対して、
B'wayは生身の若い女王が登場する演出になっていた。
地元とアウェイ、それぞれどちらも甲乙つけがたいと思った。

ところで写真はお土産コーナーにあったチャームブレス。
メリーの帽子、パラソル、バッグ、ブーツ、影絵、姿見に「Practically Perfect」とプリントされたものに加えて、
ジンジャーブレッドを型どった星型のチャームがいくつか付いて芸が細かい。
WEでは見かけなかったのでつい買ってしまった♪
ちなみに、勿体無くてまだ着けたことはない。

2008年NY旅行《34丁目界隈その他編》

2008年10月26日 | NEWYORK
水曜日の午前、メガヒヨは34丁目のデパート「Macy's」に行くことにした。
ウッドベリーで買い物をしすぎたので、大きめのボストンバッグが必要になったからである。

入店した後は、中2階のビジター・センターへ直行。
外国人観光客は、ここで11%オフになるカードを発行してもらえるのだ。
その際はパスポートを是非忘れずに♪

1Fのバッグ売り場で色々見るけど、やっぱりレスポに決定!!
ラージ・ウィークエンダーを購入した。
11%オフもあって、正規品でも日本での約半額の値段で買えた♪

「Macy's」を出た後は、6番街のアクセサリー問屋街をぶらぶら歩く。
これといって欲しいものも無いので、TOHO商会でビーズを購入するに留める。
日本でも買えるのだけど、地元には無い色がここでは買えるからね。
浅草橋は遠いし。

その後は韓国系ネイルサロンへ。
物価が高いNYだけど、ネイルサロンは日本より格安。
単色ネイルで、11.50ドルだった。チップ込みのお値段。

爪がきれいになった所で、韓国料理のHAN・BATへ。
コールド・ビビンパを注文しただけなのだけど、突き出しが出るわ、出るわ!!
ウワサ通りだった。(写真参照)

昼食後は一旦ホテルに戻り、一休み。
14:00からは「LEGALLY BLONDE」の2回目を観た。
日曜夜に続き、出待ちをしたのだけど、結局主役のLAURAは出てきてくれず。
まぁ、サインやら写真撮影などに応じてくれるのは、あくまでも役者さんのご好意なので、
期待しすぎちゃいけないよね。
でもセクシーな宅配屋さんのANDY KARLが2ショットに応じてくれたので、
それで幸せになれた。



その後は劇場街のラーメン屋さんで軽く食事をして、そのままホテルに戻り、
20:00からの観劇に備えた。
マチネ・ソワレ両観劇は、体力をかなり消耗するからね。





もしヤングフランケンシュタインが劇団元四季によって上演されたら…

2008年10月24日 | メガヒヨ様のご妄想
現在、ブロードウェイで上演中の「YOUNG FRANKENSTEIN」。
夢と強欲の450ドルチケットは廃止になってしまったものの、
日本でこのキャストが実現されたら、メガヒヨは本気で450ドル払ってでも観にいくよ!!

フレデリック    石丸幹二
エリザベス     保坂知寿
インガ       堀内敬子
アイゴール     坂元健児
ケンプ警視
/ハーミット    光枝明彦
フラウ・ブラッハー 前田美波里
モンスター     今井清隆
ドラキュラ     岡幸二郎

冗談企画のはずが、こう並べてみるとかなりハマってるかも!!
フレデリックは本場より映画に近いのではないだろうか。
坂ケンは外見はさておき、ダンス力がアイゴールにぴったりだと思う。
知寿さまには「SURPRISE」を是非歌って欲しいし。

ただ最後の一人はもちろんシャレ。
あのシーンのためだけに岡さん出したら、チケット450ドルじゃ収まらないだろうなぁ。

2008年NY旅行《ミュージカル編》 “YOUNG FRANKENSTEIN”

2008年10月22日 | NEWYORK

「プロデューサーズ」で大成功を収めたメル・ブルックスのミュージカル第2弾。
70年代にヒットした同名の映画を、ステージに仕立て上げた。
演出はもちろん、スーザン・ストローマン女史。
鳴り物入りでオープンしたが、2匹めのどじょうはいなかったようだ。
12個のトニーを獲得した前作に比べ、今回は獲得ゼロ。
さらに興行成績も、常にオファーを出すなど厳しさをうかがわせる。

「ヤングフランケンシュタイン」のオープンは2007年10月。
「プロデューサーズ」での成功に味を占めた制作側は、チケットにプレミア価格を乗せて販売した。
もちろん商売だから、人気作ならごく一部の席において、その様な設定があるのは仕方がない。
オーケストラ・センター5列目などは、「プロデューサーズ」でも450ドルの設定になっていた。
しかし今回問題だったのは、15列目あたりまでも250ドル以上の販売価格にしていた点だ。
定価の120ドルで買える席は、明らかに見切れてしまう席ばかり。

「果たして、そんなに高いお金を出してまでみんな見るのかなぁ?」
メガヒヨは数ヵ月後にその疑問の答えを知ることになる。

オープンから年を越した3月、プレミアムチケット制度は無くなっていた。
120ドル払えば、早いもの勝ちで好きな座席を買える。
メガヒヨはめでたく、オーケストラ・センターB列目をgetした♪

早速CDも購入し、予習して観劇に備える。
楽曲は聞き覚えのあるものばかり!!
「プロデューサーズそのまんま!!」と思ったけど、メル・ブルックスの曲って聞くと何故かクセになる。
「JOIN THE FAMILY BUSINESS」や、「LISTEN TO YOUR HEART」、「SURPRISE」は自分的には名曲!!
特に「SURPRISE」の複合コーラスは、プロデューサーズより完成度が高いかも。
一ヶ月位、通勤時間はこのCDを聞いていた。

いざ公演当日。
会場は、巨大で豪華なヒルトン劇場。
座席におさまり、雷鳴と共に始まったオーヴァチュアを聴く。
この古き良き、だけどオペラとは違う音楽。
「ミュージカルを観るぞ~!!」という気持ちが高揚して来た。

幕が開くと、いきなりお葬式。
主人公フレデリックの祖父であり、トランシルヴァニアの城主のビクターが亡くなったのである。
村人は最初は悲しそうな振りをしていたけれど、あっという間に曲想が変わり、
「やっかいなマッド・サイエンティストが死んでくれた!」と派手にお祭り騒ぎを始める。
このシーンは最初から有り得ない位、派手。
歌うわ、跳ぶわ、回るわ…って、どこかで観たことあるぞ。
あ。プロデューサーズの「THE KING OF BROADWAY」だ…。
でもいい。楽しい。ストローマン・マジックだ。
ここに来ているお客さん達もこういうのを期待して来ているのだろうし。

村のシーンから一転。
ニューヨークの大学では、この作品の主人公、フレデリック・フロンケンスティーン博士の講義の真っ最中。
学生達が、
「うちの先生、人造人間を作ったフランケンシュタイン博士の孫っての本当なの?」
とウワサをするのを、
「私の名前はフロンケンスティーンだ。」とそっけ無く、祖父との繋がりを否定する。
後の展開は映画と一緒。

主演のROGER BARTは、メル・ブルックス作品ではもうおなじみ。
プロデューサーズのカルメン・ギーア役は怪演だった。
トニーを獲ったスヌーピー役はもう伝説。これを観なかったメガヒヨは、今でも大後悔している。
さて今回の役どころは、高名な脳外科医で貴族、さらに色男ということだけど、
ごめん!! そんな感じには見えません。
あまり高貴さが伺えない上、失礼ながらモテる役には当てはまらないのである。
しかしモンスターを創造するシーンで、マッド・サイエンティストに豹変する演技は、
神がかっていたものがあった。
この方は血圧を自由に操れるのか、顔色を一瞬で赤くすることが出来る。
その様にして、狂気っ振りをますます発揮していた。

そんなフレデリックの「自称・愛くるしくて、おてんばな」婚約者、
エリザベスを演じるのは、MEGAN MULLALLY。
大人の魅力あふれる女優さんだけど、声がアメリカ流アニメ声。
ノドを締め付ける様な声にも関わらず、ビッグナンバーを高らかに歌い上げる。
劇中、髪の毛が大変な事になったり、大胆なセリフを言ってのけたりと
大女優にこんなことさせちゃっていいのかな、とハラハラする。
でもMEGANさん、メル・ブルックスに頼まれたからこそ、ここまでやったんだろうな。

そしてトランシルヴァニアでの短大卒の助手、インガ役にはSUTTON FOSTER。
今回は金髪のウィッグで、セクシーな歌とダンスを披露してくれた。
馬車の上で仰向けになって、ゆっさゆっさ揺れるシーンなんかはとっても大胆!!
この方も、メル・ブルックスのお願いだから、この仕事引き受けたんだろうな。

ケンプ警視・ハーミット役のFRED APPLEGATEは、NATHAN LANEのそっくりさん。
ロンドンで、マックス・ビアトリックス役をされていたとのこと。
歌声に深みがあって、聞いてて気持ちよかった。

モンスター役のSHULER HENSLEYは、正直、勿体無い使われ方。
この方は「オクラホマ!」でトニーを獲っている実力の持ち主。
メガヒヨはこの方を初めて見たのだけど、終盤の「DEEP LOVE」で歌声を聴いたとき、
「もっと歌わせてよ~~!! 聴きた~~い!!」と地団駄を踏んでしまった。

アイゴール役のJON PATRICK WALKER、フラウ・ブラッハー役のLINDA MUGLESTONは、
それぞれ代役としての登板だった。
でもクオリティはとっても高かった。

ところでアンサンブルで、JIM BORSTELMANNが活躍している。
シアターゴーアー仲間内での通称は「ジミーちゃん。」
映画版の「プロデューサーズ」をご覧になった方はご存知かも知れない。
ロジャー・デ・ブリスの住み込み振付師他、多くの役を演じていた俳優さんである。
熟練したダンサーであり、コメディ俳優でもある多才な方。
今回は、村人ジギー、その他色々な役を演じられる。
ケンプ警視や、モンスターのアンダーにも名前が入っている。
ジギーは村の中では「抜け作」的存在。
お葬式のシーンでは、女性ダンサーに囲まれて楽しく踊っていた。
ジミーちゃんのダンスは、見ている人に幸せを与えてくれる。

幸せといえば、ハッピーエンドを愛するストローマン先生のこと、
今回も登場人物それぞれをハッピーにしてくれた。
ラストのフラウ・ブラッハーの○○デートは、元ネタの映画に無いオチで、
思わず「良かったね♪」と言いたくなった。
村人もオデキが消えた(と思った)アイゴールを一緒になって喜んであげてたし、
この事件後は城主のフレデリックを囲んで、ほのぼのとした村になりそう(^-^)

メガヒヨが観にいった火曜日夜は大勢のお客さんが入っていて、
老若男女問わず賑わっていた。
座席では70代くらいのご夫妻と隣合ったのだけど、その奥様がメガヒヨが芝居についていけてるかを心配してくれた。
笑いのタイミングが明からさまにズレてるものね(^-^;
「映画を観たから、あらすじは知ってます。」と答えたら、
「そうよね。あの映画は楽しかったわ~。」と笑いながらおっしゃっていた。

今後、この作品の寿命がどうなるかは分からないけれど、出来ればまだ何回かは観たい。
B'wayには現在、ホラー・ミュージカルはこの作品しか無いのだから、何とか生き延びて欲しい。

そうそう。終演後はもちろん、ちゃっかり出待ちをしてしまった。
お目当てはもちろん、ジミーちゃん♪
気さくに2ショット写真に応じてくれた。
彼のモンスター役も観られるといいなぁ。



足の裏のお手入れ 《最終報告》

2008年10月21日 | メガヒヨの美容白書
メガヒヨが「ベビーフット」に足を浸してから、約二週間。
前回の記事

メガヒヨの足の裏の皮膚は面白い様にはがれていって、
下からはトゥルトゥルのピンクのかかとが現れた!!
ばんざーいっっ!!

それでもはがれ続けた一週間は辛かった。
かならず靴下を履き続けていたのだけど、ちょっと一瞬脱いだだけで
脱皮した皮膚がハラハラと落ちてしまい、掃除機は常に出動態勢だった。

これ、夏にやったら悲惨なことになるかもね。
暑い季節に、このベビーフットが店頭に並ばない理由がよく理解できた。

さて。かかとは赤ちゃんまでいかずとも、小学生レベルまで綺麗になった。
でも長年のヒールだこちゃんは、残念ながら消滅してくれなかった。
もちろん説明書には、たこには効きませんと書いてあるので、面積が小さく
なっただけでもよしとしよう。

次のサンダルの季節までに、再びこのベビーフットを使ってお手入れをする予定。
かなりお勧めである。

2008年NY旅行《クロイスターズ・MET編》

2008年10月19日 | NEWYORK
メガヒヨとその妹は、火曜日朝にA列車に乗ってお出かけした。
行き先はクロイスターズ美術館。
言わずと知れた、メトロポリタン美術館の分館。
中世の貴重なお宝がてんこ盛りというだけでなく、
建物そのものが、中世の建築物からの移築で成り立っているのである。

歌で有名なA列車だけど、その正体はマンハッタンを縦断する地下鉄。
メガヒヨはずーっと、大陸横断鉄道みたいなものだと思い込んでいた。
50st駅から、目的地の190st駅まではあっという間。

ガイドブックには、そこからバスでと書いてあるけれど、
190st駅からクロイスターズまではハドソン河を含めた景色が大変美しいので、
是非とも徒歩で行くことをお勧めしたい。
10分から15分程度なので。

190stと言ったらマンハッタンでもかなり北の方。
自然がいっぱい。お花も綺麗。
メガヒヨ妹はとても喜んでいる様だ。
一緒に来てよかった。

以前にこの美術館に来たのは2003年夏のこと。
あまりの美しさと展示物から伝わってくる何かで、
涙してしまったことを思い出す。
あの時は妄想も加わって、感情が昂ぶっていたのかな(笑)

今回は落ち着いて鑑賞出来た。
学芸員の方も親切で、うっかりスルーしそうになった貴重な展示物を
教えてもらったりした。

ここの見所はなんといっても「クサの回廊(写真)」と「一角獣のタペストリー」。
この7枚の連作の一角獣はとっても可哀想。
ハンターにいじめられて、瀕死の大怪我。
でもイマイチ落ちが分からない。
馬に運ばれているシーンだと「KILLED」ってあるのに、
次のシーンだと柵の中で飼われているんだよね。
どうせ生き返る事にするのなら、幸せにしてあげればいいのになぁ。

クロイスターズは充実したコレクションを持つけれど、
一日過ごすには少々規模が小さい。
入場料を20ドル払ったのだから、これはMETにも行くしかないでしょう。
同じ日づけなら、クロイスターズとMETは一枚の入場証で
両方とも利用できるのである。

またまたAラインに乗って、マンハッタンを南下。
前回はバスでMETに向かったけれど、
バス停で各駅停車するものだからとっても時間がかかった。
それはそれで、ハーレムの景色が見られて楽しかったけどね。
しかし急ぐ方にはだんぜん地下鉄をおすすめする。

Aラインの86st駅で降りた。セントラルパークの西側である。
そこでホットドッグの昼食を取った。
ホットドッグの屋台は、それぞれ用意しているトッピングが違う。
今回のは当たりの屋台で、ザワークラウトとオニオンがちゃんと用意されていた♪

セントラルパークを、景色を楽しみながら横断しようとしたら、
方向感覚を失ってまた元の位置に戻ってしまった。
3年ぶりのNYだったので、土地勘がにぶってしまったなぁ。

何とかMETにたどり着いた。
ここはもう何回目だろう。
少なくとも、日本の国立博物館より多く来ている。

いつもは感動しながら回るのだけど、今回はちょっと違った。
何か、目に雑音を感じるのである。
本当にこんなこと言って申し訳ないのだけど、
なんかルーブルに比べて「質より量」に走ってないかなぁと。…特に絵画。

あああ!!ごめんなさいっっっ!!
でも妹も同じようなことを言っていた。
「明らかにこれ違うでしょって作品あるよね。」って。

もちろん、芸術の評価は人それぞれ違うけどね(^-^;;

たくさん歩いて疲れていたせいもあって、妹とは現地解散して早めにホテルに帰った。

足の裏のお手入れ 《中間報告》

2008年10月12日 | メガヒヨの美容白書
メガヒヨが「ベビーフット」に足を浸してから、約一週間。
(前回の記事)

その間にも足は、ぱりぱりとひび割れていった。
まるで真空パックでない鏡餅のよう。
というか、自分の足なのにすごく怖かった。
まるで何か新種の生物みたい。

現在、新しい皮膚が再生しているので、はらはらと角質がはがれ落ち始めている。
これはちゃんと靴下を履いていないと、家の中が大変なことになりそう。

かなり効果を現しているベビーフットだけど、
人前で裸足にならなきゃいけない予定がある場合は、辞めといた方がいいかも。
家族ならいいけど、この皮膚が剥がれ落ちる感じって「千年の恋」も冷めると思うので。

ここまで熱く語ってしまったけど、写真をUPすると一種の犯罪になりそうな感じ。
警察のお世話にはなりたくないので止めとくね。


2008年NY旅行《ミュージカル編》 “AVENUE Q”

2008年10月12日 | NEWYORK
オイスターバーでの夕食の後、メガヒヨとその妹は「AVENUE Q」を観にいった。
このミュージカルは現在BROADWAYで上演中の作品の中で一番好き。
これで4回目の観劇である。
妹にも是非一度観せたいと思っていたのだけど、ようやく今回叶った。

この作品は、大学を卒業したての若者とアパートの住民達のそれぞれが抱える
問題を、笑いと歌に包んで楽しいミュージカルに仕立てたもの。
ただのミュージカルではなく、セサミストリートのように登場人物の大半はパペット。
それを操る俳優さんは顔出しで、人形と一緒に自分も表情で感情表現をしたり、ナンバーを歌う。
魅力はそれだけでなく、掲げるテーマに極まる。
それは、就職、夢の実現、愛の獲得、過去の栄光への執着、引きこもり、人種の壁、
同性愛の葛藤などなど、若い世代が現実に抱える世界に共通するものである。

座席はL列通路側。
プレイビルのサイトの割引価格で購入。
オファーが出るなり早めに買ったのだけど、その後もっといい席が出てた。
ちょっと勇みすぎたかも。(反省)

この作品のオープニングは、某幼児番組のテーマソングと酷似。
初めて聞いたときは衝撃だったなぁ。
こんな能天気な楽曲なのに、「たくさん働き、安給料♪」なんて詞なのだから。

続いて大学を卒業したプリンストンが「What Do You Do with B.A. in English?」を歌うのだけど、
その『B.A. in English』の所で毎回観客が大爆笑している。
それほどアメリカ人の笑いのツボなのか!
日本で言うと「国文科の学士」って感じなんだろうけどね。
確かに他の学部に比べて、就職は厳しそう。

「It Sucks To Be Me」のナンバーではクリスマス・イブが
『But I am Japanese』と歌うと、これまた観客大爆笑。
そんなに面白いのかー!!
というか、日本人が以下に英語の発音が悪いことで知れ渡ってるかがよく分かる。
もちろんメガヒヨはいい代表例。

さて、オープニングからもう5年、今回4度目の観劇ということで
キャストもオリジナルから大幅に変わっていた。
でも生粋のセサミストリート出身の人形使い、Jennifer Barnhartさんが
残っていたのが嬉しい。

プリンストン、ロッド役は代役のJonathan Root。
初々しい感じがプリンストンにぴったり。
写真を見る感じ、本役の方よりはまってるかも。
歌い方もオリジナルのJohn Tartagliaによく似てる。

ケイト、ルーシー役のSarah Stilesは大変キュート。
まるでケイト・モンスターをそのまま人間にしたみたい。
その可愛らしい外見で、ルーシーのセクシーな歌もこなすからすごい!
感心しながらプレイビルの写真を見たら、元々大人っぽい雰囲気を持つ方だった。
つまり舞台での姿は、ケイトの役作りで変身したものということが判明。
恐れ入りました…。

このミュージカルで一番好きなナンバーは、
「Fantasies Come True」なんだけど、このシーンは面白さの中に切なさが同居しているのがよい。
もちろん主演の二人は今回もしっかり決めてくれた。
このナンバーを聞くために4回も通っている、と言っても過言ではないので嬉しい。

メガヒヨはどうも、愛や涙、感動の単体売りは照れてしまって苦手なので、
笑いとセットになっている方が受け入れやすい様だ。
その点、この作品はうってつけ。
登場人物が抱える様々な悩みも、笑いの中にスパイスとして添えられる位の方が、かえって心に響く。

今回もいいキャストだったのでお腹いっぱいになったけど、
上演が続く限り、まだまだ劇場に通ってしまいそう。

ちなみに写真のTシャツは、Bad Idea Bearがプリントされたもの。
以前に来たときは売ってなかった。
登場人物の中で一番彼らが気に入っているので、お土産Tシャツなんて久々に買っちゃったよ。

ところで今回の観劇、メガヒヨシスターズの前の座席にゲイカップルが座った。
上演中、ずっと肩を寄せ合って仲良くしてた(^-^;
メガヒヨの前の席の男性はスキンヘッド、妹の前はロングなカーリーヘアだった。
彼女がカーリーヘアのために舞台を見づらくならないか心配したけど、
いちゃいちゃのおかげで却って視界が開けたらしい。
だけど、やっぱり日本では珍しい光景だったので、上演中に気が反れてしまったとのこと(^-^;;
まぁこれもNY観光の一つと思うしかないかなぁ。
にしても、そのカップルに遭遇したのがこの作品っていうのも笑えるかもね!


メガヒヨ、足の裏のお手入れをする

2008年10月07日 | メガヒヨの美容白書
10月に入り、夏の間に酷使した足の裏の荒れが気になってきた。
いつも電動式タコクリアでお手入れしているけど、もっとかかとをすべすべにしたい。

そんな訳で「ベビーフット」なるものを購入した。
これは足の裏用のピーリング剤、つまり強めのフルーツ酸で角質の新陳代謝を促すものである。

使い方は簡単。
お風呂上りの清潔な状態で、付属の5本指ソックスを履き、
さらにビニール製のソックスカバーを被せて、ソックスの上からピーリング剤をだぼたぼ注ぐ。
その状態で2時間待って、時間が来たら洗い流せばいいだけなのだ。

メガヒヨは土曜日の夜に、足をベビーフットに浸して2時間過ごした。
皮膚は強い方だと思うので、あまり痛さとか感じなかったけれど、
敏感肌の方はもしかして辛いかもしれない。
酸に浸した足は、表はしわしわ、裏はてかてかのビニールみたいな状態になっていた。
あまりにツルツルてかてかしてたので、自宅の階段ですべって転んでしまった。
ひじを擦りむいてしまったよ。おおう。


このまま5~7日で角質がはがれ始めて、1~2週間で足の裏はすべすべになるらしい。
今3日目だけど、足の裏がだいぶひび割れてきた。
きれいに剥がれてくれればいいけれど、このままストップだったら大変なことになるなぁ。
結果報告は後日!!