あいにくの天気でマッターホルンは見られなかったけど、雪景色を満喫したメガヒヨ。
登山鉄道でツェルマットに戻ることに。
ガラ空きの車内。
そりゃあ日程に余裕のある方々は、こんな天候の日にわざわざ展望台まで来ないよね。
ゴルナーグラートから二つ目のリッフェルベルクという駅に電車が到着した頃、雨がほとんど止んでいるのに気がついた。
もし晴れていたのなら、一つ目のローテンボーデンから三つ目のリッフェルアルプまでのハイキングを予定していたメガヒヨ。
一駅分だけでも歩いてみるかと、ここで下車した。
この駅でもヴォリーちゃん。
標識がゴルナーグラートのままになっているけれど、リッフェルベルクは標高2,582m。
霧にくもっているけれど、山々を見渡すことができる。
るるぶ先生のマップに従って線路に対し垂直方向に歩くつもりが、それらしき道がない。
本当にそれ通りに歩くとしたら、こんな急斜面だものね
要はあの麓にあるリッフェルアルプ・リゾートまでたどり着けばいいのかも。
そんな訳で線路沿いに歩いてみることに。
と思ったら工事中。
だけど歩行者用にこんな通路が用意されていた。
外国の工事現場を興味深く見ながら、前に進む。
渓流を横切る線路。
スイスの土木工事技術には心から敬服する。
斜面がだいぶ緩やかになったので、線路に対して垂直に歩いてみることに。
そうすればるるぶ先生の意図するハイキングコースにたどり着けるからね。
けもの道のような細い道をてくてくと下りる。
駅と線路が遠くに見える。
ここでリッフェルアルプの位置を確認。
もやーっと見えたのはマッターホルンだったのかな?
ようやくるるぶ先生記載のハイキングコースに合流できた。
やや、獣の気配。
うわっ!! マーモットだぁ!!
スイス散策でマーモットを見られたのは後にも先にもこれ一回のみ。
途中下車して良かったなぁ。
その後、いくつかマーモットの穴を見た。
だけどなかなか住人さまにはお目にかかれなかった。
さっきは本当にラッキーだったんだね。
しばらく渓流沿いを歩いて楽しむ。
今回もハイキングコースはメガヒヨの貸切り状態。
本当に誰にも会わなかったな~。
渓流の近くにあった緑色の綺麗な石。
スイスの川の水の色がグリーンがかっているのはこういう石のおかげなのね。
メガヒヨはこの石をリッフェルベルクの女王と命名。
ではそろそろ下界に降りるとするかな。
花々を愛でながら、リッフェルアルプ・リゾートに向かう。
ずっと一人で歩いてきたので、建物の近くにくるとほっとする。
こちらが5つ星ホテルのリッフェルアルプ・リゾート。
温水プールから湯気が立っている。
標識を見ると、リッフェルアルプ駅の方向がこのホテルを向いているんだけどどういうことだろう?
まさかこのおもちゃの電車がそうって訳じゃないよねぇ…。
おもちゃの電車に目がいった自分は正しかった。
その送迎用トラムの線路に沿いながら、ホテルの敷地を突っ切っていけばリッフェルアルプ駅にたどり着けたのだ。
しかしメガヒヨはホテル従業員の目が気になって、違う道を行ってしまった。
そしてそこからさらなる迷走が始まったのであった。