メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

メガヒヨ in SWISSその22 《リッフェルベルク迷走編》

2014年04月30日 | メガヒヨのホリデイ


あいにくの天気でマッターホルンは見られなかったけど、雪景色を満喫したメガヒヨ。
登山鉄道でツェルマットに戻ることに。


ガラ空きの車内。
そりゃあ日程に余裕のある方々は、こんな天候の日にわざわざ展望台まで来ないよね。

ゴルナーグラートから二つ目のリッフェルベルクという駅に電車が到着した頃、雨がほとんど止んでいるのに気がついた。
もし晴れていたのなら、一つ目のローテンボーデンから三つ目のリッフェルアルプまでのハイキングを予定していたメガヒヨ。
一駅分だけでも歩いてみるかと、ここで下車した。


この駅でもヴォリーちゃん。
標識がゴルナーグラートのままになっているけれど、リッフェルベルクは標高2,582m。


霧にくもっているけれど、山々を見渡すことができる。


るるぶ先生のマップに従って線路に対し垂直方向に歩くつもりが、それらしき道がない。


本当にそれ通りに歩くとしたら、こんな急斜面だものね


要はあの麓にあるリッフェルアルプ・リゾートまでたどり着けばいいのかも。


そんな訳で線路沿いに歩いてみることに。


と思ったら工事中。


だけど歩行者用にこんな通路が用意されていた。


外国の工事現場を興味深く見ながら、前に進む。


渓流を横切る線路。
スイスの土木工事技術には心から敬服する。

 


斜面がだいぶ緩やかになったので、線路に対して垂直に歩いてみることに。
そうすればるるぶ先生の意図するハイキングコースにたどり着けるからね。


けもの道のような細い道をてくてくと下りる。
駅と線路が遠くに見える。


ここでリッフェルアルプの位置を確認。


もやーっと見えたのはマッターホルンだったのかな?


ようやくるるぶ先生記載のハイキングコースに合流できた。


やや、獣の気配。


うわっ!! マーモットだぁ!!


スイス散策でマーモットを見られたのは後にも先にもこれ一回のみ。
途中下車して良かったなぁ。


その後、いくつかマーモットの穴を見た。
だけどなかなか住人さまにはお目にかかれなかった。
さっきは本当にラッキーだったんだね。


しばらく渓流沿いを歩いて楽しむ。


今回もハイキングコースはメガヒヨの貸切り状態。
本当に誰にも会わなかったな~。


渓流の近くにあった緑色の綺麗な石。
スイスの川の水の色がグリーンがかっているのはこういう石のおかげなのね。
メガヒヨはこの石をリッフェルベルクの女王と命名。


ではそろそろ下界に降りるとするかな。

 
 
花々を愛でながら、リッフェルアルプ・リゾートに向かう。


ずっと一人で歩いてきたので、建物の近くにくるとほっとする。


こちらが5つ星ホテルのリッフェルアルプ・リゾート。
温水プールから湯気が立っている。


標識を見ると、リッフェルアルプ駅の方向がこのホテルを向いているんだけどどういうことだろう?


まさかこのおもちゃの電車がそうって訳じゃないよねぇ…。


おもちゃの電車に目がいった自分は正しかった。
その送迎用トラムの線路に沿いながら、ホテルの敷地を突っ切っていけばリッフェルアルプ駅にたどり着けたのだ。
しかしメガヒヨはホテル従業員の目が気になって、違う道を行ってしまった。
そしてそこからさらなる迷走が始まったのであった。


メガヒヨ in SWISSその21 《ゴルナーグラート展望台編》

2014年04月29日 | メガヒヨのホリデイ


ツェルマット滞在二日目の朝。
早朝はマッターホルンが見えたのだが朝食後に雨が降り始めてしまい、本日予定していたゴルナーグラート展望台行きをどうするか迷い始めた。 


でも雨が降ろうが槍が降ろうが、貴重なスイスでの一日。
無駄にすまいと展望台行きを決行。


雨の中を駅に向かう。


ゴルナーグラート登山鉄道に乗車。
ハーフフェアカードにて、往復41スイスフラン。

 
車窓を雨粒が叩きつける。


電車は高度を上げていく。


ゴルナーグラード展望台ひとつ手前の駅、ローテンボーデン。
ハイキングの名所だけど、誰もいない。


森林限界を超えているので、見渡す限りの岩と石の世界。
奥にゴルナー氷河が見える。


ゴルナーグラートに到着。
ここでは雨ではなく、雪が降っていた。


ヴォリーちゃんがお出迎え。


こちらが展望台の建物。
山岳ホテルも兼ねているよ。

 
地図を眺めつつ、思えば高いところに来たものだ。
右のサムネイルをクリックすると拡大された地図が見られるよ。 


雪が止むまで休憩しようかと、上階のカフェテリアで待機。


水とスープで15.5スイスフラン。高っっ!!
まぁ標高3,000mを越えたところだものね…。
でもこのスープはぬるくて塩辛くて残念な代物だった。
もっと予算を多くして、レストランの方に行けば良かったなぁ。


雪はなかなか止まないので、ロビーにある売店で買い物をすることに。
一つは買おうと思っていたアーミーナイフ。


色々あって目移りするなぁ。


でもぶっちゃけ、普段はハサミしか使わないんだよね(笑)
缶切りとか、ノコギリってそうそう使う機会もないし…。
そんな訳で結局、19フランのエーデルワイス柄の初心者モデルを購入したのであった。


そうこうしている内に雪も小降りになってきたので、外に出て見た。


寒さに震えながら見るゴルナー氷河の美しさ。


雪にツルツル滑りつつ、さらに高い場所に登った。


ここで自分撮り!


降りしきる雪に耐えつつ、記念写真を撮り続けるメガヒヨ。


お天気は残念だったけど、静けさと霧に浮かぶ山々は美しかった。
迷ったけど来て良かったとしみじみ思うのであった。


メガヒヨ in SWISSその20 《座り込みレディース編》

2014年04月28日 | メガヒヨのホリデイ

メガヒヨが宿泊したHotel Couronne前はマッターホルンのビューポイントとして有名。
常に多くの人でにぎわっているよ。
その中でメガヒヨは残念な日本のお客さんに遭っちゃった。

ホテルの入口は幅のせまい階段があるのだけど、ある日の夕方、そこを塞ぐようにして三人のおばちゃんが座り込んでいた。
食事に出かけようとしていたメガヒヨ、行く手を阻まれてその方達に注意をした。
「あのう、ここはホテルの出入り口ですよ。」

そしたらおばちゃん達、まさかの反撃。
「うちら、疲れてるの! だから座っているの!!」

おいおい…。そんなの他の人には関係ないでしょ。
でも70代と見受けられる方々だから、お疲れなのは確かだろう。
さらにその方達は某トラピーーックスのバッジをしていた。
ということは、あの旅行社の過酷なスケジュールに振り回されているよね。相当イライラしているかも…。
ここは下手に関わらないのが身のため。

「…分かりました。でも今は通して下さい。」

おばちゃんの一人を立たせてメガヒヨはその場を後にした。
でもちょっとだけ後悔した。
その後にもそこを通りたい人はいたはずだから、彼女達は迷惑を掛け続けただろう。
メガヒヨは日本人だから話が出来たけど、その他の国の人々だったら彼女らをどかせるのも大変だろうから。
階段は何段かあったのだから、せめて縦に座る様にアドバイスしてあげた方が良かったかもなぁ。

ここ数年、マナーの良さで海外の方々からお誉めをいただいている日本人観光客。
それでもまだまだ至らない部分は多いと思う。
高い評判にあぐらをかかず、現地で人様に迷惑を掛けないように旅を楽しんでいければ、と思っている。


メガヒヨ in SWISSその19 《ツェルマットおすすめホテル編》

2014年04月27日 | メガヒヨのホリデイ

次はお宿のご紹介。泊まったのはHotel Couronne。
シングルでバスタブがあり、出来ればマッターホルンが見えるという条件で探したのがココ。


山の動物のジオラマが飾られたロビー。


お部屋は広々している。
ベッドはダブル並みの大きさ。


ご挨拶状と無料のグミキャンディ。


ここもテレビは日本製!


お部屋は日本でいう1Fなので、部屋についているのはバルコニーではなくテラス。


緑も多いし、眺めはいいよ。


しかーし、レストランの窓もすぐ近くにあるのだった。
うーん。落ち着かないなぁ


でもまぁ隣の部屋に比べればいい方か
お隣さんはレストランからもろ見えだものね


バスルームは広くて綺麗。
今回の旅行で最高だった。
でもトイレットペーパーの補充がなくて、真夜中に焦る一場面もあった


こちらのボディシャンプーはものすごく泡立った。もうモコモコ♪
二泊ともバブルバスにして、山歩きで疲れた体をいたわった。


一泊目の翌朝。
テラスからは雲に隠れたマッターホルンを見ることが出来た。


朝食はツアー客もおらず、落ち着いた雰囲気で。
パン、ハム、チーズ、卵料理、フルーツ、シリアルが並ぶ。


レストランからの眺め。
ここには映ってないけど、天気のいい日にはマッターホルンも見られるよ。


そうそう。
日本人のお客さんがレストランのスタッフにお願いしてコーヒーを水筒に詰めてもらってたなぁ。
レストランの方もにこやかに応対していた。
こちらもホスピタリティ精神あふれるホテルだったので、次回ツェルマット訪問の際にも是非泊まりたいと思う。


メガヒヨ in SWISSその18 《ツェルマットおすすめレストラン編》

2014年04月06日 | メガヒヨのホリデイ


無事下山したメガヒヨ。
体力を消耗し、カラダはたんぱく質を求めている!!
ホテルで登山着からワンピースに着替えて、トラベルアドバイザーのクチコミで好評を得ているレストランに向かった。
Hotel Julenのダイニング、Restaurant Schaferstubliである。

メガヒヨが訪れた19:00頃は混みあっていた。
すぐには座れなかったのだけれど、直前に帰ったお客さんがいたらしく、しばらく待った後に席を用意してくれた。
満席なのに一人で四人掛けを用意して下さり申し訳ない


山小屋の可愛らしいインテリア。


見上げると羊さんのはく製と目が合ってしまう(笑)


メガヒヨがオーダーしたのは名物のラム・チョップ。
こちらのお店のラムはくさみが一切なく、柔らかくて美味しかった!!
付け合わせのマッシュポテトも肉汁が浸みていてコクがあったなぁ。


甘いものが欲しくなったので、ブルーベリー・パフェをオーダー。
盛りつけも綺麗♪


最後はコーヒーで締め。


お会計は、ラムチョップ、ワイン2杯、ミネラルウォーター、パフェ、コーヒーで75スイスフラン。
レシートはこんな可愛いカードに挟んでくれるよ。
このイラストはマダムのダニエラさんが描いたんだって!
え?何で2枚もあるのかって?


それはね次の日も続けて行っちゃったから!!(笑)
この日は早くお店に入ったので、メガヒヨ一番乗り!!


他のお客さんがいないので、店内の写真を撮りまくり。


レシートカードの原画も飾られているよ。


右がダニエラさん。
とても感じのいい方だった。
スタッフの方はスイスの民族衣装を着ているのだけど、一人一人違ったデザインで可愛かったなぁ。


この日はスターターにサラダ。


そしてチーズフォンデュをオーダー。
せっかくスイスに来たのだもの、食べなきゃね。
他のレストランでは二人分からしかオーダーを受け付けてくれない所もあるのだけど、
こちらでは一人分からでもサーブしてくれる。嬉しいな。
お味もやさしい風味で日本人好みだった。


しかし鍋いっぱいのチーズフォンデュを一人で食すというのは、いくら美味しくてもキツかった。
まさしくチーズとの格闘!! リングでの孤独な戦いのようであった。
この時ほどツレが欲しかった瞬間は無かったなぁ。

頑張って食べたつもりでも、結局残してしまった。
ダニエラさんは「お口に合いませんでしたか?」と悲しそうに聞いてきたので、
「美味しかったけど、私には量が多かったです。」と答えるしかなかった。申し訳ない。


チーズがお腹にガツンときたので、フルーツで口直しをすることに。
あ、ここでもほおずきが入ってる。
それにしてもこのお店は盛りつけが本当に綺麗だよね。

ちなみにサラダ、ワイン2杯、チーズフォンデュ、フルーツで、この日のお会計は58.5ユーロなり。
スイスではチップの請求はないので、基本的にメニュー表通りの金額となるよ。
日本人の感覚からするとかなり高い気がするけれど、ツェルマットで食事をしたら大抵こんな額になるみたい。

しょっちゅう訪れるのは無理だとしても、またいつかラムチョップやチーズフォンデュを食べにここに来たいなぁ。
もちろんその際にはフォンデュ・メイトも連れて行かなきゃね!!