朝7時すぎのホテル前。
開いているお店がなかなか無い。
ホテル下のバルは7時30分から開店。
野菜サンドイッチとカフェ・コン・レチェを注文。5.5ユーロなり。
マドリッドのプリンシペ・ピオ・バスターミナルからバスにてセゴビアへ。
前日に利用したエリプティカ広場のターミナルと似たような作りだけど、チケット売り場が少々分かりづらいかも。
メガヒヨが行った当時(2011年4月)は、LaSepulvedana社のブースは階段の下にあった。
探しまくった末、係員さんに教えてもらってやっと場所が分かったよ。
やっとチケットを買えたのだけど、すぐの時間のバスは満席で、次の便になってしまった。
せっかく早起きしたのになぁ。
でもって、ちょい時間をつぶしてからバスに乗った。
このセゴビア行きは指定席制。往復12.33ユーロ。
1時間強ほど高速を走って、終点のセゴビアのパスターミナルに到着。
着くと同時に帰りのバスの座席を予約した。
ここの路線もほぼ30分単位で運行しているよ。
トレドとは違い、フツーの街並み。
ガイドブックの地図を頼りに、まずはローマ水道橋を一望できるアソゲホ広場に向かう。
てくてく10分ほど歩いて行くと見えてきた、見えてきた!!
ローマ水道橋。
近くで見ると、その大きさに圧巻!!
一番高いところで29mもあるんだって。
しかもセメントや漆喰などの接着を一切使わないで作られているんだよ。
ちなみに建造されたのは紀元1世紀前後なんだけど、今でも水道管を通して現役で利用されているって話。
メガヒヨ、この先がどうなっているのか気になってきた。
以前にもギリシャのクレタ島で、桟橋の先端が気になって往復6km歩いたことがあった。
今回もぜひ水道橋の先っぽを見てみたい!!
てなわけで一人旅の特権。
時間が自由に使えるって訳で、この先の様子を確かめてみることにした。
水道橋は高さを低くしながらまだまだ続く。
まわりはセゴビアのごく普通の住宅街。
まだまだ先は長い!!
途中、カーブなどもあるよ。
それなのに接合剤なしで建造するとは!
恐るべし、ローマ帝国!!
アソゲホ広場から少々離れると、メンテナンスがおざなりな所も見つかったりする(笑)
まぁこの風化具合もいい味だしているけれど。
水道橋はまだまだ続き…
やっとゴールらしき建物が見えてきた…?
いや、向こうにまだまだあるぞ!!
頑張れ!
もうすぐゴールだ!!
やった!! ゴール到着!!
ちなみにメガヒヨと同じく先端マニアのインド人ご夫妻が、先客でいらっしゃった。
勝手に親近感を抱く(笑)
先っぽにある石碑。
古いありがたいものかと思いきや、2001年だって。
文化財か何かの認定碑かな?
先っぽも確かめたことだし、他の観光スポットを見るために戻らなきゃ。
また住宅街をてくてくと歩いて行った訳なんだけど…。
行きと反対側を歩いていたメガヒヨ。 面白いものを見つけた。
学校か公園のような敷地の中に、大砲が展示されているよ。
日本にあるような、SL公園みたいなものかな?
せっかくだから写真を撮っておこう。
門があったかどうか記憶にないけれど、オープンになっていたその場所に入り、何も考えずにシャッターを切った。
…そしてその瞬間、大声で注意された。
振り返ると、軍人さんのような人が立っていた。
メガヒヨ、取り乱して日本語で謝る。
「すみません!!ごめんなさい!! 今の写真消しますから!!!」
そしたらこちらの言わんとしていた事が通じたようだ。
カメラは没収されずに済んだ。
軍人さんにカメラのディスプレイを見せながら写真を消去する。
今回のケースはなんとかそれで許してもらえそうな感じ。
「行ってよし!」みたいなことを言われて、なんとかその場は放免となった。
平和な現在のスペインだから油断していたけれど、やっぱりここは外国。
気をつけなきゃいけないな、と改めて思った。
日本と火花が散っているお国だったら、うっかり拘束もされかねないものね。
そしたら恥さらしどころの話ではなく、あちこちに迷惑がかかるし。
さてさて。反省をしつつも気持は切り替えて。
謎の軍事地域以外は本当にのどかなセゴビア。
水道橋が高くなっていく様子を楽しもう。
はい、どんどん石が積みあがっていくよ。
カーブのところで二段に分かれているだね。
で、このままアソゲホ広場まで伸びていくって感じ。
ここまでくるともう一方の先っぽも気になってきた。
あの壁の向こうはどうなっているんだろう?
階段をのぼってみよう。
階段を上り、左手を眺める。
次は右手。
あの軍事地域は見えなかった。
広場から水道橋の向こうはひろびろとしたスペインの景色が広がってるよ。
さぁ、気になっていた先っぽへ!!
ここが確認できた限りの水道橋の先端。
あちらに比べるとそれほど面白いってわけでもないかな?
しかし素晴らしい建造物だった!
セゴビアまで来て良かったよ!
アディオス Acueducto Romano!
メガヒヨの先端アルバムにまた新しいコレクションが加わった。
満足しつつ、次の観光スポットに足を急ぐのであった。