人間の心の中には三つの鬼がいますと昨日のブログでも書きましたが、桃太郎が退治に行く
鬼が島にも「青鬼」と「赤鬼」と「黒鬼」の三匹がおり、それぞれ心の鬼にたとえられます。
青鬼は「欲の心」
欲には底がないので、底が見えない深い青い海にたとえられます。欲は誰しもが持っています。
この欲のために、してはならないことを平気でしてしまうことがあります。
赤鬼は「怒りの心」
「あのやろう」「あいつのせいで」「こいつのせいで」「こんな奴は許せない」
「心」の上に「奴」と書くと、そのまま「怒」の字です。
顔を真っ赤にして怒るところはまさに赤鬼ですね。
黒鬼は「愚痴の心」
ねたみ、うらみ、執着の心。他人の進歩向上を妬んだり、引きずりおろそうとする醜い心。
人の不幸を喜ぶいやらしい心です。
明日の節分ではこれらの鬼を退治する豆まきが行われます。「鬼は外、福は内」
では、「福」とはなんでしょう。
福とは一般にお金、健康、名誉、地位、美貌、若さ・・・
人はこれらを渇望します。
しかし、その結果、いさかいや憎しみ合いが起こります。
これはつまり、福を求める心が鬼なんですね。
人さまに福が行くように、みんなが幸福になるようにしていたいものであります。
※昨日の記事で明日2/3に不動護摩を焚くと書きましたが、変更となり明日は鳴護摩(釜鳴神事)で星祭りを執り行うこととなりました。
ご了承下さい。