ある先生がこんなことを言ってました。
小学生の子供たちが朝顔の種を植えて、観察日記をつけていたときのこと、
クラスの一人が、「先生、僕の朝顔が枯れたので新しいのをちょうだい」と言ってきました。
どうしたのかと聞くと、「水をやっているときに隣のと比べると自分のが小さかったので
大きくなれと引っ張ったらスポッと抜けた。埋め戻したけど、やっぱり枯れてしまった」と言う。
早く大きくなれと朝顔の苗を引っ張っても朝顔は大きくならない。それと同じように
子供も大きくなれと引っ張っても大きくなることはない。
ところが多くの母親は、子供に対していつも大きくなれ、成績をあげろと心の中で引っ張っているようである。
子供を育てるのに大切なことは、見守ることである。転びそうになったら、転ばせてあげる。
そして立ち上がるのを見守ってあげる。
見守るのは、転ばないように手を出したりすることより手間がかかるがそこはじっとこらえる。
可愛い子には旅をさせろというように、できるだけ自立するようにさせればどうだろうか。