平気で生きる

「悟りということは、いかなる場合にも平気で死ぬることかと思っていたのは間違いで

いかなる場合にも平気で生きることであった」

「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」

という俳句で知られている正岡子規の言葉である。

彼は二十二歳で肺結核となり、三十五歳で死ぬまで身動きできない病床で優れた作品を作り続けました。

「悟りということは、いかなる場合にも平気で生きていることであった」という言葉は、仏教の真髄である。

やるだけやって後は仏さまにおまかせする。

このような心境になるのが悟りである。