楽しみは無尽蔵!
平成31年1月8日(火)
「人の世を楽しむことに
我が力少し足らずと
嘆かるるかな」
与謝野晶子の辭。
そして、当時103歳だった篠田桃紅さん。
「人生の楽しみは無尽蔵にある。」
と。
その時々に自分の感性で楽しみを見つけ、
自分のやりたいことを追究していく。
こんな贅沢で素晴らしいことはない。
私もそう思う。
さあ、やっと犀星の道探索。
犀川河畔に到着。
犀川大橋と一つ上流の桜橋との間には、
「犀星のみち」と名付けられた並木道
が整備されている。
室生犀星は、大正期から昭和30年
代にわたって多くの文学作品を世に
送り出した金沢の三文豪の一人だ。
右岸の沿道にも左岸の沿道にも
「犀星のみち」のプレートが掲げら
れているが、犀川大橋の上から見て
左側の、市の中心部に近い沿道
の方がよく知られている。
土手の上の道に芭蕉句碑がある。
これも、探索に探索。
通りがかりの自転車で急ぐ主婦
に尋ね、辿りつく。
片町から犀川大橋を渡りすぐ
左折し、犀川沿いにある句碑。
この句碑は犀川大橋のたもと
から移設された。
昭和33年(1958)建立。
芭蕉の句は、
「あかあかと
日はつれなくも
秋の風」 。
小松砂丘の筆による句碑は3つ
あり。
1つは兼六園の山崎山の上り口、
2つ目は成学寺の境内、
3つ目がこの碑である。
この句は、夕日が赤々と照り
残暑が厳しいのだが、吹く風は
秋の気配を感じさせるといった意。
今回はこの三つ皆、
自分の眼で楽しんだ。