貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

芭蕉を変えた師匠達①荘子

2021-02-08 16:20:31 | 日記

芭蕉を変えた師匠達①荘子

令和3年2月8日(月)

君やてふ 

  我や荘子が 

      夢心

   蕉門の一人、怒誰(どすい)  が

手紙をくれる。

「蝶になった夢を見たら、荘子に

みられている心地がした。」と。

 当時芭蕉以下、弟子達の話題の

中心は荘子?

 荘子を熟読していた門人が多かった

よう。

 その返事に、芭蕉は、

「あなたが蝶になった夢、

私が荘子になった夢を見たら、

面白かろう。」

としたためる。

 その一句である。

君やてふ 

  我や荘子が 

      夢心

  二人で戯れているような感じが

しないでもない。