芭蕉を変えた師匠達①荘子
令和3年2月8日(月)
君やてふ
我や荘子が
夢心
蕉門の一人、怒誰(どすい) が
手紙をくれる。
「蝶になった夢を見たら、荘子に
みられている心地がした。」と。
当時芭蕉以下、弟子達の話題の
中心は荘子?
荘子を熟読していた門人が多かった
よう。
その返事に、芭蕉は、
「あなたが蝶になった夢、
私が荘子になった夢を見たら、
面白かろう。」
としたためる。
その一句である。
君やてふ
我や荘子が
夢心
二人で戯れているような感じが
しないでもない。