令和5年11月6日(月)
名古屋市: 法 蔵 寺
法蔵寺は天台宗の単立寺院。
山号は久住山。
本尊は木造阿弥陀如来坐像で
恵心僧都作。
<本殿>
「八角堂」の通称で知られる。
創建年代の詳細な記録はない。
元々は清須にあった寺で、
当初は春日井郡の密蔵院の末寺。
享保元年(1716)に
享保元年(1716)に
尊寿院の六世・智鋒によって
新尾頭町(現・熱田区)の
尊寿院の控屋敷へと移されたが、
享保9年(1724)に
現在地に移転する。
享保9年の移転の際、
享保9年の移転の際、
7代藩主徳川宗春より名古屋城
御深井丸にあった八角堂の用材を
賜り、翌年にかけてこれを移築
して本堂とする。
<真言宝蔵精舎>
この堂は寛永10年(1633)、
尾張藩初代藩主徳川義直が
二之丸御殿の庭園に建立した聖堂で、
金声玉振閣(きんせいぎよくしんかく)
と名づけられている。
元々清洲城にあったものを
移したともいわれ、
義直の没後は解体されている。
昭和6年(1931)、
昭和6年(1931)、
火災により八角堂を焼失。
<掲示板の極楽観>
直後に再建されたものの、
昭和20年(1945)5月17日
の名古屋大空襲により再び焼失。
その後、八角堂は長らく
基礎のみの状態であったが、
平成16年(2004)に再々建さ
れる。
平時の拝観は毎月第1土曜日のみ。
境内には、鴫塚がある。
境内には、鴫塚がある。
<鴫塚>
<芭蕉句碑>
芭蕉句碑の句は、
「刈あとや
早稲かたかたの
鴫の聲」 。
鴫の聲」 。
<芭蕉句碑の説明>
稲刈りの済んだ早稲田では、
その落穂を拾おうというのか。
早くも所々にシギがやって来て、
秋の声を響かせている。
「かたかた」は「方々」で
ところどころの意。
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