雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

瞳はダイアモンド。

2010-03-12 21:07:02 | music
家に帰ってNHKハイビジョンにチャンネルを回したら、「SONGSプレミアム」で松田聖子の特集をやっていました。御年48歳の「赤いスイートピー」はいかがなものかと思わないでもありませんでしたが、ほぼ同時代を生きているワタクシは、好き嫌いと関係なく全部歌が歌えてしまうことに、少なからず衝撃を受けてしまいました。当時、松田聖子派と中森明菜派がいたことぐらいは覚えているのですが、ワタクシ自身はどちらにもあまり関心がなく、当時ならオフコースやスターダストレビュー、アルフィーなどを追いかけていたので。でも、ワタクシと同年代の人々の脳には無意識のうちに松田聖子の歌が刷り込まれているらしい。

ただ、その頃から松本隆センセイの歌詞は大好きで、こういう日本語の使い方もあるんだなぁと感心していた記憶はあります。松田聖子=赤いスイートピーのイメージは強いのですが、同じ松本隆・ユーミン(呉田軽穂名義)コンビの作品でも、個人的には「瞳はダイアモンド」のほうが好きでした。Ah 泣かないで MEMORIES 私はもっと強いはずよ でも溢れて止まらぬ涙はダイアモンド~♪というフレーズがとても印象に残っています。それに、当時は地味めな曲だったのかもしれませんが、それが功を奏して、48歳の松田聖子が歌ってもあまり違和感を感じませんでした。初期の曲を今の松田聖子が歌うと何だかとてもイタイ気がするのですが、ご本人はそれも承知の上で、あえてフリフリのドレスで歌っているのでしょう。それはそれで、ある意味すごいプロ根性だと思いつつ見ておりました。同年代としては、良くも悪くも自分たちの象徴のような気がしないでもありません。