井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

浜益にある幌天狗へ行ってみる!

2014-02-13 20:01:26 | 暑寒別・増毛・樺戸山系の山
 札幌から北へ向かい旧浜益(現在は石狩市)に群別岳、奥徳富岳、幌天狗の三山があります。
いずれの山も群別川の流域を形成する山々です。
これらの山には夏道がないので、主に春の残雪期に登られています。

 今回は、冬の時期に幌天狗(1,222m)へ行ってみようと考えました。
この山は標高がそれほど高くないのですが、海に近い登山口の標高が100mほどですので山頂までは1,100mほど登らなければなりません。


 2月11日(火曜日)

 今日は祝日なのでMocoさんを誘って2人で出かけました。
まずは、浜益にある幌という集落を目指します。
この幌は、浜益岳への登山口にもなっています。

 実は昨年の春にこの山に登ろうと思い来たことがあるのですが、このときはスキーを担いで林道を登りましたがすでに雪融けが進み途中で断念したのです。

 そのときに登山口の様子は確認しました。
登山口近くに果樹園があることを確認していたのでこの果樹園までは冬でも除雪されていると考えての決行です。

 幌に来てみると私の想像どおり登山口へ向かう道が除雪されています。
どんどん進んでいくと左手に果樹園があります。
除雪された道がさらに奥へ続いています。
最後まで進んでみると、そこは、林道にあるゲート手前200mまで除雪されていました。

 除雪された道路の邪魔にならない場所に車を止めます。
そこから5分も歩けば林道ゲートです。
   
   このゲートからしばらくは林道を歩きます。

 雪で覆われた林道を歩きますが、奥に進むにしたがって林道の上に灌木が生えてきます。
廃道となった林道なのでしょう。

 林道を登りきると広い尾根にでます。
   

   

   あまりの広さに進行方向を間違いそうになりました。
MocoさんのGPSで確認してもらいながら東北東を目指して歩きます。
天気は時々吹雪き模様から薄日が射したりと忙しい天気となっています。

 今日は、一応4時間の時間制限を設けて歩いています。
8時から歩き出して12時近く、約4時間かけてやっと広い尾根を歩き終えました。

 一瞬、雲が風に流れ山頂部の眺望が開けました。
   
    この景色を見たとたんに、今日はここまでと戦意喪失です。

 この山頂までの傾斜のある斜面を登るには、あと1時間半ほどはかかるでしょう。
私の体力では持ちそうもありません。
Mocoさんに、「まだまだ時間がかかりそうなので、今日はここで戻ろうかと思うが・・・」と相談して了解を得たので引き返すことにしました。

 まあ、初めての山を厳冬期に歩いているのですからよほど天気に恵まれなければ無理はできません。

 帰りは快適なスキーが楽しめるはずでしたが、広く傾斜のない尾根が難題でした。
ほんの少しの登りが意外と堪えるのです。
おまけにストックの先端部が外れて無くしそうになりました。
これは慎重に探して見つけました。
Mocoさんからテープを借りて補修し一段落。

 林道にはいると傾斜もあり快調にスキーを走らせます。

 登山口から車に戻ると4~5センチほど新しい雪が降っていました。

 幌天狗の様子がわかったので、今度はもう少し暖かくなってから来ようと思います。

 それにしても、山頂部からの斜面はなかなか魅力的でした。