少しノンビリとした山歩きがしたくなっていました。
出来ことなら高山植物の花も楽しめる山へ行きたいものです。
ノンビリするなら小屋泊まりが最高です。
そこで選んだのが、十勝岳の隣にある上ホロかメットク山から富良野岳の縦走です。
そして、上ホロカメットク山には避難小屋があるのです。
この小屋泊まりを楽しみリフレッシュしたいと思います。
7月14日(月曜日)
天気予報は、昼から雨が降るかもしれないというものです。
その雨は夕立が降るという予報です。
札幌を朝の8時に発ちます。
上ホロカメットク山の登山口は十勝岳温泉となります。
この登山口から上ホロの避難小屋までゆっくり歩いても3時間あれば十分なのです。
あまり早く着いてしまうと時間をもて遊んでしまいます。
(ゆっくりしたいといっても時間をもて遊ぶことができない性格です。)
10時を回ったところで登山口となる十勝岳温泉の駐車場に着きました。
この時間になると駐車場は満杯です。
やっと、1台止められるスペースを見つけたのでそこへ車を止めます。
登山準備も整い、10:35分、登山開始です。
まずは、石ころがゴロゴロした林道を歩きます。
正面には安政火口の黄土色した地面を目指して谷の奥に向かって歩きます。
この安政火口に向かって谷の右岸を歩くのですが、この辺りで数年前の11月雪崩に遭って数人の方が命を落としています。
夏に見るとそんなことが信じられないほどどって事無い地形なのです。
山の恐ろしさを教えてくれる山が上ホロです。
さて、安政火口の噴煙が見えてくると谷を渡らなければなりません。
渡った後は尾根をトラバースするように乗り越えます。
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下の方には登山口にある凌雲閣という温泉宿が見えています。
尾根を回り込むと正面に富良野岳が見えてきます。
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その富良野岳の山頂が雲に隠れています。
この雲は積乱雲ですので発達すると雨を降らせます。
雲の様子に注意しながら歩きます。
ほどなく上ホロと富良野岳の分岐です。
この分岐を左に曲がり狭い谷に沿って登ります。
例年ですとこの分岐から雪が残っているのですが、今年は雪融けが早いので地面が出ています。
ゴロゴロした石を避けながら歩きます。
少しずつ傾斜が増してきます。
上空は厚い雲に覆われてきます。
雨の心配があるので足早に登ります。
階段が現れてきます。
この階段が延々と稜線近くまで続くのです。
私は、「階段地獄」と名付けています。
この階段地獄に耐えて登っていると高山植物の花が疲れた心を癒してくれます。
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エゾコザクラです。
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コケモモの花です。
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エゾイソツツジです。
尾根の上にたどり着くと安政火口が目の下に見えます。
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ここから一気に視界が開けます。
そして、花の種類も多くなります。
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ヨツバシオガマです。
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チングルマですが、すでに花が散り風花となっています。
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私の好きなイワヒゲの登場です。
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雪渓が出てくると谷の向こうには三峰山が見えています。
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エゾツガザクラの可憐な花を楽しみます。
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正面に上ホロが見えてくると稜線がもうすぐです。
やっと稜線に到着です。
振り返ると今し方登ってくる登山道が見えています。
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12:30分、上富良野岳に到着です。
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ここから上ホロの山頂までは、ほんの15分ほどなのですが、この間のお花畑がすごかった。
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こんな感じで咲いています。
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イワヒゲの花も大きな株があちらこちらにあります。
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チングルマも大群落となって咲いています。
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左手は荒涼とした安政火口ですが反対側の右手は高山植物のお花畑です。
12:45分、上ホロカメットク山に到着です。
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山頂には若いカップルが昼食を食べていました。
ここで、安政火口側の谷に向かって手を合わせます。
昨年11月、この山頂下の谷で(元北見山岳会に所属していた)女性が低体温症で亡くなるという遭難事故がありました。
私も昔この山岳会に所属していたこともあり、慰霊のために手を合わせたしだいです。
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安政火口の全容が一望できます。
そして、今日泊まる避難小屋も見えています。
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さらに、花々が今を盛りと咲いています。
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コルまで降ると正面の山は三段山です。
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この山の反対側の斜面が、冬には山スキーのパウダーを楽しませてくれるのです。
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稜線分岐から見た避難小屋です。
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小さな小屋ですが2階建てです。
トイレは小屋の裏側にありますが、ボットントイレです。
水は少し離れたところにある雪渓の雪融け水を使います。
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中はこんな様子です。
この日は、1階にツァーの人達、2階は私や2組の個人で使いました。
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小屋の周りはエゾコザクラの大群落があります。
拡大するとこんな具合です。
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小屋についてホッと一息です。
雨にも当たらず良かったです。
早速水汲みです。
その時に缶ビールを2缶ほど雪渓の雪に埋めます。
私はアルコールが無くても良いのですが、今回はゆっくりしたかったので缶ビールを持参しました。
この缶びーるは日暮れ時に小屋の前のベンチに座って楽しく飲みました。
極楽、極楽といったところでした。
上ホロからの下りが岩がゴロゴロした斜面です。
注意しながら降らなければなりません。
出来ことなら高山植物の花も楽しめる山へ行きたいものです。
ノンビリするなら小屋泊まりが最高です。
そこで選んだのが、十勝岳の隣にある上ホロかメットク山から富良野岳の縦走です。
そして、上ホロカメットク山には避難小屋があるのです。
この小屋泊まりを楽しみリフレッシュしたいと思います。
7月14日(月曜日)
天気予報は、昼から雨が降るかもしれないというものです。
その雨は夕立が降るという予報です。
札幌を朝の8時に発ちます。
上ホロカメットク山の登山口は十勝岳温泉となります。
この登山口から上ホロの避難小屋までゆっくり歩いても3時間あれば十分なのです。
あまり早く着いてしまうと時間をもて遊んでしまいます。
(ゆっくりしたいといっても時間をもて遊ぶことができない性格です。)
10時を回ったところで登山口となる十勝岳温泉の駐車場に着きました。
この時間になると駐車場は満杯です。
やっと、1台止められるスペースを見つけたのでそこへ車を止めます。
登山準備も整い、10:35分、登山開始です。
まずは、石ころがゴロゴロした林道を歩きます。
正面には安政火口の黄土色した地面を目指して谷の奥に向かって歩きます。
この安政火口に向かって谷の右岸を歩くのですが、この辺りで数年前の11月雪崩に遭って数人の方が命を落としています。
夏に見るとそんなことが信じられないほどどって事無い地形なのです。
山の恐ろしさを教えてくれる山が上ホロです。
さて、安政火口の噴煙が見えてくると谷を渡らなければなりません。
渡った後は尾根をトラバースするように乗り越えます。
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下の方には登山口にある凌雲閣という温泉宿が見えています。
尾根を回り込むと正面に富良野岳が見えてきます。
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その富良野岳の山頂が雲に隠れています。
この雲は積乱雲ですので発達すると雨を降らせます。
雲の様子に注意しながら歩きます。
ほどなく上ホロと富良野岳の分岐です。
この分岐を左に曲がり狭い谷に沿って登ります。
例年ですとこの分岐から雪が残っているのですが、今年は雪融けが早いので地面が出ています。
ゴロゴロした石を避けながら歩きます。
少しずつ傾斜が増してきます。
上空は厚い雲に覆われてきます。
雨の心配があるので足早に登ります。
階段が現れてきます。
この階段が延々と稜線近くまで続くのです。
私は、「階段地獄」と名付けています。
この階段地獄に耐えて登っていると高山植物の花が疲れた心を癒してくれます。
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エゾコザクラです。
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コケモモの花です。
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エゾイソツツジです。
尾根の上にたどり着くと安政火口が目の下に見えます。
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ここから一気に視界が開けます。
そして、花の種類も多くなります。
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ヨツバシオガマです。
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チングルマですが、すでに花が散り風花となっています。
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私の好きなイワヒゲの登場です。
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雪渓が出てくると谷の向こうには三峰山が見えています。
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エゾツガザクラの可憐な花を楽しみます。
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正面に上ホロが見えてくると稜線がもうすぐです。
やっと稜線に到着です。
振り返ると今し方登ってくる登山道が見えています。
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12:30分、上富良野岳に到着です。
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ここから上ホロの山頂までは、ほんの15分ほどなのですが、この間のお花畑がすごかった。
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こんな感じで咲いています。
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イワヒゲの花も大きな株があちらこちらにあります。
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チングルマも大群落となって咲いています。
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左手は荒涼とした安政火口ですが反対側の右手は高山植物のお花畑です。
12:45分、上ホロカメットク山に到着です。
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山頂には若いカップルが昼食を食べていました。
ここで、安政火口側の谷に向かって手を合わせます。
昨年11月、この山頂下の谷で(元北見山岳会に所属していた)女性が低体温症で亡くなるという遭難事故がありました。
私も昔この山岳会に所属していたこともあり、慰霊のために手を合わせたしだいです。
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安政火口の全容が一望できます。
そして、今日泊まる避難小屋も見えています。
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さらに、花々が今を盛りと咲いています。
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コルまで降ると正面の山は三段山です。
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この山の反対側の斜面が、冬には山スキーのパウダーを楽しませてくれるのです。
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稜線分岐から見た避難小屋です。
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小さな小屋ですが2階建てです。
トイレは小屋の裏側にありますが、ボットントイレです。
水は少し離れたところにある雪渓の雪融け水を使います。
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中はこんな様子です。
この日は、1階にツァーの人達、2階は私や2組の個人で使いました。
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小屋の周りはエゾコザクラの大群落があります。
拡大するとこんな具合です。
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小屋についてホッと一息です。
雨にも当たらず良かったです。
早速水汲みです。
その時に缶ビールを2缶ほど雪渓の雪に埋めます。
私はアルコールが無くても良いのですが、今回はゆっくりしたかったので缶ビールを持参しました。
この缶びーるは日暮れ時に小屋の前のベンチに座って楽しく飲みました。
極楽、極楽といったところでした。
上ホロからの下りが岩がゴロゴロした斜面です。
注意しながら降らなければなりません。