こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

クナの「リング」  バイロイト1956

2006年04月16日 06時27分59秒 | ワーグナー
新年度になって二週間。先週は忙しい七日間でありました。帰宅しても二時間は仕事。朝も4時半起き、って感じでもう仕事漬けの毎日でありました。やっとむかえた土日ですが、20日までに書かねばならぬものがあってこれを頑張っています。こんな仕事人間でいいのか!、いやいや仕事があるだけでも感謝せよ!。難しいところですねえ。
もう、二週間前になりますが、HMVのネットで「今日の特価」に、クナッパーツブッシュのワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」1956年バイロイト音楽祭ライブのオルフェオから出た正規盤が、8900円で出てて、これに割引ポイントをい使って7900円ほどで注文しました。しかし、品切れかなんかで20日以上待たされてやっと、本日届きました。長かったです。このCDはタワーさんなんかでも見たことがなかったので入手しにくいのでしょうか。まあかなり安く買えたのでめでたしめでたしでした。
それで、まず『ワルキューレ』から聴きました。実はこのCDは、MUSIC&ARTS盤も持っていて、音はそれほど悪くはなかったのですが、このオルフェオ盤は、それ以上に音は向上しております。まあそういった評判だったから買ったのですが…。このCDの歌手は大したメンバーですねえ。なかでもハンス・ホッターとアストリッド・ヴァルナイでしょうね。特にヴァルナイはいいです。近年、1950年代のバイロイトのライブが入手しやすくなってますが、一番得したのはこの人でしょうか。1950年代のブリュンヒリデはこの人ですもんね。ブラグスタートとニルソンの二人に挟まれて目立たないところもありましたが、両者に匹敵する存在感ですね。三時間半ほど一気に聴きました。クナの指揮も雄弁ですね。こんな指揮で聴くと、聴かせどころ満載で飽きません。もう最後の告別の場面では、管弦楽と声に圧倒され、涙が出て来ました。それくらい圧倒的な演奏ですね。うんうん。よかっったよかった。
しかし、一方で思ったのは、雄弁な演奏でホッターもヴァルナイも聞きほれるのですが、すべてにおいて、みんな強いです。強すぎますね。時代の特徴もあるのかもしれませんが、圧倒的な強靭さです。こんな時代と演奏に限りない憧憬の念を抱きますが、一方でこの強さに不安を覚えるし、そんなに強くなくてもいいんだよ、何って思ってしまうのでした。これも悲しいことかも知れません。『ワルキューレ』以外についても、また述べたいと思います。

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2 コメント

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はじめまして (みー太)
2006-04-16 09:11:14
mikotomochi58様 はじめまして

御紹介のクナ氏の演奏を、以前から一度耳にしてみたいと思っておりました。昨日も私自身、クナ氏の管弦楽曲集を聴き、あらためて年内にでも「リング」挑戦したいと思っておりました。mikotomochi58様様のこちらの記事を拝見し、当初MUSIC&ARTS盤での購入を予定しておりましたが、オルフェオ盤に考えを改めました。また、お邪魔します。
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ありがとうございます。 (mikotomochi58)
2006-04-16 16:29:11
みー太様、コメントありがとうございます。オルフェオ盤のほうが、断然いいです。しかし、「リング」が一万円以内で入手出来る時代になろうとは、ですね。昔、ベームのバイロイトライブ盤をLPで三万円で買ったとか、CDになっても、カラヤン盤は三万円でした。ほんといい時代になったんでしょうね。また、お邪魔させていだだきます。
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