今週末に、職場にタイからの訪問団が来ます。10日間ほど滞在しているのですが、そのお世話もしなければならないのに、来週は半分くらいしか職場にはいません。うーん、なんとも不安であります。外国の方と接するのは余り得意ではない。でも直接相手しなくてもいいのですが、費用とかそんなことばかりで、これもいやですねえ。そんなことより西岡剛、やっぱり阪神にいくのですかね。別にそれでもいいのですが、なんだか釈然としないマリーンズフアンでありました。
というわけで、今回もシューベルトです。ラドゥ・ルプーによるピアノ・ソナタであります。ルプーは、ちょうど来日中でしょうか。11月6日19:00から大阪いずみホールで、6のドイツ舞曲 D783、即興曲集D935、ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D960というオール・シューベルトのプログラムのコンサートがありました。行きたいな、と思ったのですが、平日の夜に大阪に行くのは、とても無理。残念でした。しかし、この曲目は、魅力的ですねえ。
というのも、シューベルトの演奏では、このルプー、大好きなんですね。ケンプ、ブレンデル、内田さんなどもいいのですが、やはりシューベルトはルプー!、と思っているのであります。ルプーのシューベルトのCDは4枚。デッカから4枚組で発売されており、9曲のピアノソナタと楽興の時が収められています。ピアノソナタの録音はこんなもんでしょうか。第17番と第19番くらいの録音がないのが、特に後者がないのは残念ですねえ。
そんな中から、今回はピアノ・ソナタ第20番イ長調D.959です。1976年の録音。この曲は、シューベルトの最晩年の1828年9月に作曲されたもの。シューベルトの最晩年は、驚異的に作曲をしたことで知られていますが、この三曲のピアノ・ソナタは、どれも名曲。中でも、この20番は、40分近い長大な曲であり、4つの楽章が非常に個性的であり、かつ素晴らしい作品ですねえ。これを「千人に一人のリリシスト」と言われたルプーによる演奏、ほんとに素晴らしいです。
ルプーの演奏、表現の振幅が大きく、表情が非常に豊かです。これは他の演奏と比べても実に顕著に表れる特徴です。そして、ピアノの音色が非常にきれいなんですね。小さな音から大きな音までいいですね。また、左右から出される音がたいそううまく合っていて、これもスキの無い緊張感が打ち出されています。そして、この曲は4つの楽章が明確に特徴を持っているのですが、それぞれの個性がはっきりわかるような演奏であります。
第1楽章、スケールの大きな表現。最初の楽章としての偉容が明瞭になっている。一音一音が澄んでおり、濁り気のない美音でズンズン進んでいく。時として華麗な印象を打つ出していることもいいですね。小音から大音への移り変わりが颯爽としていますねえ。第二楽章、非常に美しい曲。ピアノの同じフレーズでも微妙な大小のバランスが曲の美しさを表現しています。です。それが原因でのあふれんばかりの美しさが表現されていますね。他の演奏では聴けない美しさであります。中間部でも明瞭なピアノでありました。
そして、第3楽章スケルツォ。この楽章は特徴的ですね。他ではなかなか聴けない。小動物、子犬・鶏・小鳥などの活動の表現と思われるが、ルプーの演奏は、表情があふれんばかりのものです。第4楽章、これも美しく、シューベルトの曲らしいものです。ルプーのピアノは鮮明であり、この曲の美しさを増幅させています。4つの楽章がどれも特徴的なピアノで演奏されております。
このルプーの4枚組CDは、いいですね。このCD、2006年2月11日に難波のタワーさんで買いました。4000円くらいしましたが、今はH○Vさんでは1800円ほどになっています。安い!
(DECCA 4757074 2005年 輸入盤)
というわけで、今回もシューベルトです。ラドゥ・ルプーによるピアノ・ソナタであります。ルプーは、ちょうど来日中でしょうか。11月6日19:00から大阪いずみホールで、6のドイツ舞曲 D783、即興曲集D935、ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D960というオール・シューベルトのプログラムのコンサートがありました。行きたいな、と思ったのですが、平日の夜に大阪に行くのは、とても無理。残念でした。しかし、この曲目は、魅力的ですねえ。
というのも、シューベルトの演奏では、このルプー、大好きなんですね。ケンプ、ブレンデル、内田さんなどもいいのですが、やはりシューベルトはルプー!、と思っているのであります。ルプーのシューベルトのCDは4枚。デッカから4枚組で発売されており、9曲のピアノソナタと楽興の時が収められています。ピアノソナタの録音はこんなもんでしょうか。第17番と第19番くらいの録音がないのが、特に後者がないのは残念ですねえ。
そんな中から、今回はピアノ・ソナタ第20番イ長調D.959です。1976年の録音。この曲は、シューベルトの最晩年の1828年9月に作曲されたもの。シューベルトの最晩年は、驚異的に作曲をしたことで知られていますが、この三曲のピアノ・ソナタは、どれも名曲。中でも、この20番は、40分近い長大な曲であり、4つの楽章が非常に個性的であり、かつ素晴らしい作品ですねえ。これを「千人に一人のリリシスト」と言われたルプーによる演奏、ほんとに素晴らしいです。
ルプーの演奏、表現の振幅が大きく、表情が非常に豊かです。これは他の演奏と比べても実に顕著に表れる特徴です。そして、ピアノの音色が非常にきれいなんですね。小さな音から大きな音までいいですね。また、左右から出される音がたいそううまく合っていて、これもスキの無い緊張感が打ち出されています。そして、この曲は4つの楽章が明確に特徴を持っているのですが、それぞれの個性がはっきりわかるような演奏であります。
第1楽章、スケールの大きな表現。最初の楽章としての偉容が明瞭になっている。一音一音が澄んでおり、濁り気のない美音でズンズン進んでいく。時として華麗な印象を打つ出していることもいいですね。小音から大音への移り変わりが颯爽としていますねえ。第二楽章、非常に美しい曲。ピアノの同じフレーズでも微妙な大小のバランスが曲の美しさを表現しています。です。それが原因でのあふれんばかりの美しさが表現されていますね。他の演奏では聴けない美しさであります。中間部でも明瞭なピアノでありました。
そして、第3楽章スケルツォ。この楽章は特徴的ですね。他ではなかなか聴けない。小動物、子犬・鶏・小鳥などの活動の表現と思われるが、ルプーの演奏は、表情があふれんばかりのものです。第4楽章、これも美しく、シューベルトの曲らしいものです。ルプーのピアノは鮮明であり、この曲の美しさを増幅させています。4つの楽章がどれも特徴的なピアノで演奏されております。
このルプーの4枚組CDは、いいですね。このCD、2006年2月11日に難波のタワーさんで買いました。4000円くらいしましたが、今はH○Vさんでは1800円ほどになっています。安い!
(DECCA 4757074 2005年 輸入盤)
ピアノでは ルプーとデムスが 印象に 残っていました。
もう 聞けないと思うと残念です。自分の年齢を考えると 妥当というか 当然だなぁって思います。