こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

サイモン&ガーファンクルのこと

2011年05月06日 21時45分01秒 | クラシック以外の音楽
GWも終わりました。連休といっても、終わってしまうと、どーってことないですねえ。6日のお休み、2日は仕事、2日は岡山と大阪へ、2日は家で半分お仕事でありました。しかし、いつの間にか、新緑が眩しい季節になっていました。一年中で一番いい季節であります。家に籠もって音楽聴きながらのお仕事もたいがいにして、外の季節を楽しみたいものです。といっても、3・4日は黄砂が凄まじかったですねえ。

先日、ネットでいつののようにCDを見ておりましたら、サイモン&ガーファンクルの『明日に架ける橋』がなんでも発売40周年ということで、記念盤が発売されたとのことです。日本盤とUS盤とEUR盤があって、日本・US盤には、DOCUMENTARY『ソングズ・オブ・アメリカ』、 ハーモニー・ゲーム メイキング・オブ・『明日に架ける橋』が収められているDVDが、EUR盤には1969年のライブのCDがそれぞれついています。しかし、『明日に架ける橋』自体は、いったい何がどう変わったのか、ということについてはまったくわかりません。デジタルリマスターでもないみたいですねえ。とにかく、DVDやCDがおまけについているということなんでしょうか。EUR盤なら、H○Vでは、1600円ほどで買えますし、1969年のライブも他で発売されているものと同じでしょうから、かなりお得ですねえ。

サイモン&ガーファンクルは、中学校から高校のころ、大好きでした。ビートルズもよく聴きましたが、サイモン&ガーファンクルのほうが好きでした。オリジナルのLPもすべて買いました。熱心に聴き始めたときには、『明日に架ける橋』はもう発売されていましたし、事実上の解散状態。ポール・サイモンはソロアルバムを2枚出し、ガーファンクルも『エンジェル・クレア』を出そうという時でしたかねえ。音楽も、ポール・サイモンのギターをバックに歌う二人の歌声が特に好きでした。また、ポール・サイモンの歌詞に込められた感性の豊かさや批判精神、そして彼のもつ知性が、特に好きでした。そして国家や社会に対して、確固たる自己と姿勢を持つ人間になりたいと思ったものでした。ポール・サイモンの弾くギターにも憧れましたね。1981年のセントラル・パークでのコンサートは二人の元気な姿を見れて嬉しかったですし、その後、CDが出はじめて、2~3枚買い直しました。しかし、『明日に架ける橋』は、まだCDでは持っていません。ということで、今回は久々に聴きたかったのですが、LPで聴く気のはなれなかったので、『パセリ セージ ローズマリー アンド タイム』(1966年)を聴きました。

このアルバムは、3作目。私的には最も充実していると思っています。『明日に架ける橋』も悪くはないのですが、この曲があまりにでかすぎて…なんですねえ。『パセリ…』では、まず第1曲「スカボロ・フェア/詠唱」がいいです。ガーファンクルの歌の背後でポール・サイモンの反戦的な歌詞が歌われる。この感性が当時は光ってました。ガーファンクルの澄んだ歌声は何度聴いても素晴らしかった。加えて、最後の「7時のニュース/きよしこの夜」。当時のニュースの背後に「きよしこの夜」が流れるものですが、これも当時の反戦運動などが報じられています。これをラストに持ってくる感覚には憧れました。このアルバムには「早くうちへ帰りたい」「キャッシーの歌」「エミリーエミリー」「59番街橋の歌」などは、のちにライブの音源が知られるようになり、そちらの方に魅力を感じますが、そうはいってもここで聴けるオリジナルもやはり名曲ですね。一方で、「雨に負けぬ花」「夢の中の世界」「地下鉄の壁の詩」などの比較的目立たない曲にも、この二人の魅力があふれ出ており、今聴いてもいい曲だなあ、って感じます。しかししかし、このアルバムは「スカボロ・フェア/詠唱」ですね。「スカボロの市へ行くのかい? パセリ、セージ、ローズマリーにタイム、そこに住むある人によろしく言ってくれ、彼女はかつての恋人だったから」。この詩を思い浮かべながら、何度聴いたことでしょうか。

LPで聴いた時も、音はあまり良くないな、と思いました。CDになって、多少は聴きやすきなりましたが、デジタルリマスター盤が出ているみたいなので、それに期待しようと思います。サイモン&ガーファンクルのアルバム、機会があれば、また取り上げたいと思います。今回は、連休明けということで、こんなCDを取り上げてみました。
(COLUMBIA CK9363)

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2 コメント

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これも懐かしい! (mozart1889)
2011-05-14 20:46:05
S&G、懐かしいですねえ。
兄の影響で中学生のころ、S&Gはよく聴きました。家にあったのは「明日に架ける橋」です。A・ガーファンクルの歌う「エンジェル・クレア」も懐かしいです。これは高校生のころよく聴きました。
先日、カラオケでよせばいいのに「明日に架ける橋」を歌ったところ、ラストのところで血管が切れそうになりました。アカンですねえ・・・(笑)。
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コメント感謝です。 (mikotomochi58)
2011-05-14 21:42:16
mozart1889 様、コメントありがとうございます。ほんとに、S&Gは懐かしいです。『エンジェル・クレア』は、実にいい曲が多かったです。どんな歌があったかな、って思ったのですが、「「友に捧げる讃歌 "All I Know"」ってのが一番よく売れたみたいです。久しぶりに聴いてみましたが、いい歌ですね。最近のお二人は、かなりお年をめされたみたいですね。まあ、それだけ私たちも年齢を重ねているのですが…。
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