「スターウォーズ フォースの覚醒」を見ました。このシリーズ、第一作は大学生の時に見て、それはもう腰を抜かす大驚きの映画で、新作が公開されるたびに夢中になりました。1~3話は私には今イチだったので、今回は期待したのですが…。どうもだ4話とたいそう話が似かよってますし、新しい主人公三人はどうなんですかね。なんだか新しいものは全くなく、40年前の水準と変わらないように思ったのは私だけでしょうか。やはりルーカスは偉大だったんでしょうねえ。
ということで、前回に引き続きヘンデルであります。これまでヘンデルは、あまり聴きませんでした。今回、器楽曲がいいなと思ったのですが、あまりCD無いんですね。歌劇やオラトリオはけっこう見るんですが、他は合奏協奏曲と水上の音楽・王宮の花火の音楽ぐらいしかであります。
だから、器楽曲をと思えば、ヘンデルの曲をたくさん集めた激安BOXしかありませんかね。これは1万円くらいで入手出来て、ヘンデルの曲を網羅できるのですが、今イチ購入意欲が起きないんですねえ…。そんなヘンデル事情を踏まえて、今回は…。
「水上の音楽」。ドイツのハノーファー選帝侯の宮廷楽長だったヘンデルでしたが、ロンドンに行ったきりで、選帝侯の帰国命令にも従わなかったそうです。ところが1714年にその選帝侯がイギリスにジョージ1世して迎えられることになりました。そこでヘンデルが王との和解のため、1715年のテムズ川での王の舟遊びの際にこの曲を演奏したというエピソードが有名です。フランス風序曲曲と、舞曲を主とする楽章からなる管弦楽組曲であります。まあ、超有名曲ですが、私自身はそれほど聴き込んだ曲ではありません。
そんなことで、この演奏のCDはモダンからピリオド楽器までそれなりに出回っているのですが、今回は、カール・ミュンヒンガ-指揮のシュトゥットガルト室内管弦楽団の演奏。1981年の録音です。いわずと知れた、バロック音楽ブームの火付け役であり、かの『四季』も彼らによって初めて録音されたことはあまりに有名であります。
私はこのミュンヒンガ-の演奏はかなり気に入っています。派手さはまったくない中で、音楽の構成は誠に堅固であり、そのあたりは安定感がたいそういいのです。各楽器についても、いい音色で真摯に奏でているところは非常に好感が持てるし、それが固いイメージを持ってしまうこともあるが、その誠実な演奏には、これで十分で他は何も要らないと思うのでありました。過度な表情もなく、全体的には大人しい雰囲気があり、それが美しさを引き出しています。トランペットなどの派手さも抑えめのところも私には好感が持てます。
水上の音楽は、第1組曲から第3組曲までがあります、聴き込めば聴き込むほど味がでるような曲です。第1組曲は、オーボエ、ホルン、第2組曲は、トランペット、第3組曲はフルートとリコーダーが活躍します。弦と私が特に好きなのは、第1組曲からの四曲目のアンダンテ、六曲目のエア、第2組曲の5曲目のアレグロなんです。アンダンテは、曲中最長ですが、弦とオーボエの奏でる牧歌的な悲しみが歌い上げられます。エアは、弦の優美な旋律と音色が心に染み込みます。穏やかで心静かに、そしてヘンデルらしい曲であります。アレグロは、フルートの感傷的な旋律が美しく響きます。第2組曲のアラ・ホーンパイプは、有名ですが、大がかりであり派手さが私的には好ましくありません。ただ、ミュンヒンガ-はそれほど表情豊かではないので、その辺りでみ好きですねえ。しかし、この水上の音楽も古楽器での演奏が中心になっているんでしょうね。ハーティの編曲による管弦楽版もありますが、最近は演奏されているんでしょうか。
今週になって、本格的な寒さになってきました。気温的には10度前後なんですが、寒さがこたえますねえ。加齢が原因でしょうが、指先が冷える冷えるで、辛いことですねえ。
(LONDON F00L-23058 ロンドンベスト100)
ということで、前回に引き続きヘンデルであります。これまでヘンデルは、あまり聴きませんでした。今回、器楽曲がいいなと思ったのですが、あまりCD無いんですね。歌劇やオラトリオはけっこう見るんですが、他は合奏協奏曲と水上の音楽・王宮の花火の音楽ぐらいしかであります。
だから、器楽曲をと思えば、ヘンデルの曲をたくさん集めた激安BOXしかありませんかね。これは1万円くらいで入手出来て、ヘンデルの曲を網羅できるのですが、今イチ購入意欲が起きないんですねえ…。そんなヘンデル事情を踏まえて、今回は…。
「水上の音楽」。ドイツのハノーファー選帝侯の宮廷楽長だったヘンデルでしたが、ロンドンに行ったきりで、選帝侯の帰国命令にも従わなかったそうです。ところが1714年にその選帝侯がイギリスにジョージ1世して迎えられることになりました。そこでヘンデルが王との和解のため、1715年のテムズ川での王の舟遊びの際にこの曲を演奏したというエピソードが有名です。フランス風序曲曲と、舞曲を主とする楽章からなる管弦楽組曲であります。まあ、超有名曲ですが、私自身はそれほど聴き込んだ曲ではありません。
そんなことで、この演奏のCDはモダンからピリオド楽器までそれなりに出回っているのですが、今回は、カール・ミュンヒンガ-指揮のシュトゥットガルト室内管弦楽団の演奏。1981年の録音です。いわずと知れた、バロック音楽ブームの火付け役であり、かの『四季』も彼らによって初めて録音されたことはあまりに有名であります。
私はこのミュンヒンガ-の演奏はかなり気に入っています。派手さはまったくない中で、音楽の構成は誠に堅固であり、そのあたりは安定感がたいそういいのです。各楽器についても、いい音色で真摯に奏でているところは非常に好感が持てるし、それが固いイメージを持ってしまうこともあるが、その誠実な演奏には、これで十分で他は何も要らないと思うのでありました。過度な表情もなく、全体的には大人しい雰囲気があり、それが美しさを引き出しています。トランペットなどの派手さも抑えめのところも私には好感が持てます。
水上の音楽は、第1組曲から第3組曲までがあります、聴き込めば聴き込むほど味がでるような曲です。第1組曲は、オーボエ、ホルン、第2組曲は、トランペット、第3組曲はフルートとリコーダーが活躍します。弦と私が特に好きなのは、第1組曲からの四曲目のアンダンテ、六曲目のエア、第2組曲の5曲目のアレグロなんです。アンダンテは、曲中最長ですが、弦とオーボエの奏でる牧歌的な悲しみが歌い上げられます。エアは、弦の優美な旋律と音色が心に染み込みます。穏やかで心静かに、そしてヘンデルらしい曲であります。アレグロは、フルートの感傷的な旋律が美しく響きます。第2組曲のアラ・ホーンパイプは、有名ですが、大がかりであり派手さが私的には好ましくありません。ただ、ミュンヒンガ-はそれほど表情豊かではないので、その辺りでみ好きですねえ。しかし、この水上の音楽も古楽器での演奏が中心になっているんでしょうね。ハーティの編曲による管弦楽版もありますが、最近は演奏されているんでしょうか。
今週になって、本格的な寒さになってきました。気温的には10度前後なんですが、寒さがこたえますねえ。加齢が原因でしょうが、指先が冷える冷えるで、辛いことですねえ。
(LONDON F00L-23058 ロンドンベスト100)
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