12月になったと思ったら、あっという間にクリスマスも終わってしまいました。梅田で放火殺人事件や、神田沙也加さんがお亡くなりになったり、オミクロンさんも市中感染したり。いろいろある年の瀬であります。なんとか、平穏に年越しを、と思うのですが…。もう25日からは、ほんとうに寝正月ならぬ寝年末としたいな、と思うのであります。
そんな中、またまた自室のCDプレーヤーが壊れました。症状はこれまでと同じで、CDが出てこなくなったのです。最近は危ないなあ、って思う兆候があったんですが、突如出てこなくなり…、アウト!となりました。これで三度目。どうしょうか、と思いました。というのも2016年5月に購入して5年半。二度目の修理が2019年8月。2年以内に壊れる。修理代に15,000円ほどかかるとするなら、別の新しいCDプレーヤーを買った方がいいかな、とも思ったのです。4万くらいで安いのは買うことができますので…。とはいえ、もう一回くらい修理してもらって使いたい気持ちも強いのでありました。それで、メーカーの修理センターに電話しました。やはり、修理代15000円くらいはかかるみたいですね。それで、過去2回修理してもらったこと、1回目絵は保証期間で、2回目は無料だったこと、などをお話すると、今回も無料で修理しますので、着払いで送って下さい、と言ってくれました。いやー、このメーカーさんの良心を感じましたねえ。それで、早速夕方コンビニに持参して送ってもらいました。そして4日後には修理されて戻ってきました。めでたしめでたしでありました。スロットインメカタイプは、こんな故障多いのでしょうかねえ。
そんなわけで、4日間ほどは自室ではCDを聴かす、専らDATを聴いていました。その中で1992年1月28日のザルツブルク・モーツァルト週間のライブの中に、コリン・デイヴィス指揮VPOのモーツァルト交響曲第38番二長調K504『プラハ』がありました。デイヴィスは、SKDとモーツァルトの交響曲13曲を1981年から91年にかけて録音しています。その中で、『プラハ』は、1988年9月の録音。ほぼ同じ時期の録音であり、違いはオケ。VPOとSKD、ともに世界のトップクラスです。このふたつの演奏についてであります。
ふたつの演奏に共通して言えることは、非常にこのデイヴィスの演奏は、生真面目で厳しさ一杯なんであります。モーツァルトというよりもベートーヴェンの曲でも演奏するかのようであります。オケの響きも分厚く、重厚なんですね。まあ、近年のモーツァルトの演奏とはほど遠いようです。まさに、モダン楽器を駆使した典型的な演奏なのであります。
そして、まずSKDとの演奏ですが、この演奏はさすがにセッション録音ということで、実にスキの無い厳格な演奏です。SKDは、派手さはなく、くすんだような音色。まさに渋い響き。そして、デイヴィスの指揮のもとで一糸乱れぬ、またはデイヴィスが私の指示に従え、という厳しい統制の下での演奏。あまり面白みはないかもしれないが、その見事なアンサンブルや引き締まった響きは、正に見事としかいいようがありません。こんなSKDの響きは、いいですよねえ。
これに対して、VPOとのライブですが、SKDに比べると、実に明るく柔らかい表情であります。そして、オケの音色が実に優しく、それぞれの個性と表現が見事に発揮されています。さすがVPO、と実感させてくれますねえ。そして、聴いていくうちに、はやりモーツァルトの響きはこれでなくてはと、つい思ってしまう。デイヴィスは、それほどVPOを強く統制するつもりもなく、自発的な自由な雰囲気まで感じてしまうのです。とはいえ、ライブの熱さもところどころで聴くことも出来るし、デイヴィスの声も時折耳にします。
VPOの演奏は、NHK-FM放送からのエアチェック。音源が全く異なるものですので、音も特質も異なるかも知れません。はやり、VPOとSKD、ほぼ同じ時期に個性の違うオケを指揮した演奏として、非常に興味深いものでありました。
今年は、24日から1月3日までがお休み。11日間であります。しかし、年明けまでにしなければならないことも多く、在宅で仕事に励んでいます。年賀状も書いたり、この時期は、いろいろありますので、実にたいへんであります。
(DECCA PROC-2330/3 2021年)
そんな中、またまた自室のCDプレーヤーが壊れました。症状はこれまでと同じで、CDが出てこなくなったのです。最近は危ないなあ、って思う兆候があったんですが、突如出てこなくなり…、アウト!となりました。これで三度目。どうしょうか、と思いました。というのも2016年5月に購入して5年半。二度目の修理が2019年8月。2年以内に壊れる。修理代に15,000円ほどかかるとするなら、別の新しいCDプレーヤーを買った方がいいかな、とも思ったのです。4万くらいで安いのは買うことができますので…。とはいえ、もう一回くらい修理してもらって使いたい気持ちも強いのでありました。それで、メーカーの修理センターに電話しました。やはり、修理代15000円くらいはかかるみたいですね。それで、過去2回修理してもらったこと、1回目絵は保証期間で、2回目は無料だったこと、などをお話すると、今回も無料で修理しますので、着払いで送って下さい、と言ってくれました。いやー、このメーカーさんの良心を感じましたねえ。それで、早速夕方コンビニに持参して送ってもらいました。そして4日後には修理されて戻ってきました。めでたしめでたしでありました。スロットインメカタイプは、こんな故障多いのでしょうかねえ。
そんなわけで、4日間ほどは自室ではCDを聴かす、専らDATを聴いていました。その中で1992年1月28日のザルツブルク・モーツァルト週間のライブの中に、コリン・デイヴィス指揮VPOのモーツァルト交響曲第38番二長調K504『プラハ』がありました。デイヴィスは、SKDとモーツァルトの交響曲13曲を1981年から91年にかけて録音しています。その中で、『プラハ』は、1988年9月の録音。ほぼ同じ時期の録音であり、違いはオケ。VPOとSKD、ともに世界のトップクラスです。このふたつの演奏についてであります。
ふたつの演奏に共通して言えることは、非常にこのデイヴィスの演奏は、生真面目で厳しさ一杯なんであります。モーツァルトというよりもベートーヴェンの曲でも演奏するかのようであります。オケの響きも分厚く、重厚なんですね。まあ、近年のモーツァルトの演奏とはほど遠いようです。まさに、モダン楽器を駆使した典型的な演奏なのであります。
そして、まずSKDとの演奏ですが、この演奏はさすがにセッション録音ということで、実にスキの無い厳格な演奏です。SKDは、派手さはなく、くすんだような音色。まさに渋い響き。そして、デイヴィスの指揮のもとで一糸乱れぬ、またはデイヴィスが私の指示に従え、という厳しい統制の下での演奏。あまり面白みはないかもしれないが、その見事なアンサンブルや引き締まった響きは、正に見事としかいいようがありません。こんなSKDの響きは、いいですよねえ。
これに対して、VPOとのライブですが、SKDに比べると、実に明るく柔らかい表情であります。そして、オケの音色が実に優しく、それぞれの個性と表現が見事に発揮されています。さすがVPO、と実感させてくれますねえ。そして、聴いていくうちに、はやりモーツァルトの響きはこれでなくてはと、つい思ってしまう。デイヴィスは、それほどVPOを強く統制するつもりもなく、自発的な自由な雰囲気まで感じてしまうのです。とはいえ、ライブの熱さもところどころで聴くことも出来るし、デイヴィスの声も時折耳にします。
VPOの演奏は、NHK-FM放送からのエアチェック。音源が全く異なるものですので、音も特質も異なるかも知れません。はやり、VPOとSKD、ほぼ同じ時期に個性の違うオケを指揮した演奏として、非常に興味深いものでありました。
今年は、24日から1月3日までがお休み。11日間であります。しかし、年明けまでにしなければならないことも多く、在宅で仕事に励んでいます。年賀状も書いたり、この時期は、いろいろありますので、実にたいへんであります。
(DECCA PROC-2330/3 2021年)
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