3月になって、年度末ということで、仕事が忙しくなってきました。11日の土曜日には報告しなければならないことがあって、その準備に追われてます。その中で、先週、なんばのタワーさんで買ったモーツァルトの歌劇「皇帝ティトの慈悲」(ガーディナー盤)を、エアロバイクで自転車漕ぎしながら聞いてます。これを買った理由は、2690円で安売りしてたからです。この最晩年のオペラは、オーストリア皇帝のレオポルド2世がボヘミア王になる戴冠式の祝典用として作曲されたものです。モーツァルト以前にもたくさんの作曲家によるオペラが作られてます。ダ・ポンテ脚本による名作を書いたあとの最後のオペラで、久々のオペラセリアであり、晩年の疲労や弟子の手も借りたということなどから、必ずしも高い評価は得られてないようです。お話自体も寛大な慈悲深い皇帝ティトを讃える内容で、フィガロなどで見せたほどの卓越した人物描写には欠けるし、復古的な内容であることは否めないものです。登場人物は6人。テノール1、ソプラノ2、アルト1,バス1に、当時のカストラートの役が1人です。現在はカストラートは、ソプラノが歌ってますから、ソプラノは3人。アルトも加わると4人の女声。これがまた区別がつきにくいです。これは、前に「ルチオ・シッラ」の時にも申したとおりであります。
ガーディナーの強みは、モンテヴェルディ合唱団あるとよく言われますが、今回もなかなかこの合唱団はしっかりしてます。そして、一連のガーディナーの録音で、この指揮者の演奏が欲しくなる理由は、アンネ・ゾフィー・フォン・オッターが参加しているところです。この演奏でも、彼女はセストの役を演じ、このオペラのポイントとなる役です。現役のメゾ・ソプラノでは最も好きです。その透明で陰影に富んだ声とその知性的な歌唱はいいですね。皇妃をねらうヴィテリアのため、放火による皇帝ティト殺害に失敗してから、第二幕の第19曲のアリアに至るまでの苦悩は聞きどころです。また、ヴィテリアはユリア・ヴァラディですが、これはまあよしとしましょう(アーノンクール盤のルチア・ポップはいいですね)。
確かに、フィガロや同時期に作られた魔笛に比べると、見劣りがします。テキスト自体に限界があって、モーツァルトが自由に選んだものではありませんので、そのあたりが原因ですかね。ただ、モーツァルトらしさは随所に感じさせる佳作であります。劇進行で場面が頻繁に変わりますが、舞台ではどんなんでしょうね。
ガーディナーの強みは、モンテヴェルディ合唱団あるとよく言われますが、今回もなかなかこの合唱団はしっかりしてます。そして、一連のガーディナーの録音で、この指揮者の演奏が欲しくなる理由は、アンネ・ゾフィー・フォン・オッターが参加しているところです。この演奏でも、彼女はセストの役を演じ、このオペラのポイントとなる役です。現役のメゾ・ソプラノでは最も好きです。その透明で陰影に富んだ声とその知性的な歌唱はいいですね。皇妃をねらうヴィテリアのため、放火による皇帝ティト殺害に失敗してから、第二幕の第19曲のアリアに至るまでの苦悩は聞きどころです。また、ヴィテリアはユリア・ヴァラディですが、これはまあよしとしましょう(アーノンクール盤のルチア・ポップはいいですね)。
確かに、フィガロや同時期に作られた魔笛に比べると、見劣りがします。テキスト自体に限界があって、モーツァルトが自由に選んだものではありませんので、そのあたりが原因ですかね。ただ、モーツァルトらしさは随所に感じさせる佳作であります。劇進行で場面が頻繁に変わりますが、舞台ではどんなんでしょうね。
予習なしにいきなり観にいくのもおもしろいと思うのですが、、、、でもやっぱり自分の中に少しは音楽が入ってた方が舞台を楽しめるかな。
放火のシーンでは、実際に火が付いて小さくポンと爆発?する装置もいくつかありましたが、基本的には煙が出る装置と赤い照明で演出していました。
ところで、mikotomochi58さんのみたビデオ、私も偶然DVDで買ってました。CDを買いに行ったつもりがこのDVDがあったので、映像がある方が眠くならずに聴いていられそうと思って(^^;
CDも聴きたいんです。もう序曲とか二重奏とか覚えてきたからCD買う予定ですよ。
でもやっぱりDVDの方が映像があるから飽きないし、字幕なし、歌詞カードなしでもストーリー想像しながら観られるからいいですよね。
歌う息が白いから、意外に苦労して寒さと戦いながら撮影したのかな。
でも、なんか衣装が違うような気がするのは私だけでしょうか。