クラブ報告
平成25年10月6日(日) 天候 晴・曇り 参加者 20名
CL 泉谷さん
今日は「若葉30山登ろう会」の山行である。関市役所14名、美山支所6名、全員揃ったところで、CLさんの挨拶、体験参加の村井さんの紹介後、予定より少し早く7時5分、4台の車で出発。国道418号より県道255号へ入り、根尾東谷川に沿って北上、登山口である折越峠に到着しました。Sさん指導でストレッチを行いましたが、例会でOさんの講義を受けたばかりだったせいか、指導者がいっぱいで、とても賑やかな準備体操となりました。
2班に分かれ、それぞれがSさん、Oさんの指導の下地図を広げて、勉強をしながらの登山開始です。まずは、登山口で地図正置、山の方向確認をしました。登山口は祠の横の階段です。いきなりの急な階段、しかも一段一段がとても高い。鉄パイプの手すりに摑まりながら、やっとで登る。今度は右側が工事中で切れ落ちた道を、ロープに摑まりながら注意深く渡る。ようやく、登山道らしくなりました。
登り始めてから10分程、能郷白山が見えるという場所に来たが、残念、雲の中です。秋のたむらそうの紫がホッとさせてくれます。低木が生い茂り、視界はほとんどなし。足元ばかりに注意がいく。直径1cm程の、コロンとした丸い実がたくさん落ちていた。まだ、木になっているのを見て、白文字の実と判明。
2つの反射板という特徴ある頂上が、木々の間から見えたところで、コンパスを山に向け、地図から現在地の確認方法を勉強した。現在地から、山の方向を探す時の逆操作をすればいいのだが、理屈では分かっても、うまく頭がまわらない。
相変わらず、低木の中を進みます。若い葉が伸びて、古い葉が落ちるというゆずり葉が、濃い紫の小さな実を付けていました。急登が始まりました。地図を見ると830Mから950Mの等高線が密になっています。少し気を引き締めます。山はすっかり秋の装いです。色付いたマンサクの木がとてもきれいでした。
やっと視界がひらけ、980M付近の少しひらけた分岐で休憩。地図を広げ、もう一つの尾根がある事から、現在地を確認した。1000Mあたりにイワウチワの群生地がありました。花の時期にはきれいでしょうね。1050Mに1つのピークがあり、鉄塔が建っていたという事です。そのピークから3本の尾根が出ています。1本は細いが、分岐になっていました。
しばらく下りになります。途中奇妙な赤い実を見つけ、前の方から「何、これ」の声が。見ると葉もなく、地上にいきなり突き出た様に、楕円形の肉厚な実をぶらさげています。ラン科の植物ツチアケビ(別名・山さんご・山とうがらし)だとの事です。
少し平坦な尾根を歩きます。木にからまったツタの紅葉がきれいです。姫リンゴに似た実がたくさん落ちていました。勇気あるMさんが少しかじられて、「しぶい」と顔をしかめてみえました。1120M付近で、頂上を見ながら現在地確認をしました。
5分程プラスチックの階段を登ります。無いと急で登りにくいのでしょうが、自分のペースで歩けないのは、疲れます。登られる人があまりいないのか、木が生い茂り、Sさん2人がナタとのこぎりで道をあけて下さったので、助かりましたが、軽いやぶ状態です。足元にすごい落し物が、動物のうんちです。あまりの量の多さにびっくりです。熊なのではとの事。2カ所もありました。
地図でももちろん、よく見ればわかるがヤセ尾根です。でも、草木が生い茂り、ヤセ尾根を通っている感覚もないまま通過、11時8分三角点に到達。その向こう、反射板のある広場に移動しました。天気は快晴とはなりませんでしたが、頂上からの眺望は良く、屏風、平家、ドウの天井、みの平家、日永、遠くに御嶽と最高の眺めでした。
全員揃ったところでサプライズ。今日のCLさんの100名山完登祝い。Sさんがワイン、Kさんがケーキ、Oさんの音頭でクラッカーの音を添えて乾杯。楽しい時間が流れました。集合写真撮影後、ゆっくり昼食、地図(少し広範囲)を広げて山座同定をした。
下山は来た道を戻ります。急な下りでは、丁度魔の2時、足も疲れてきて滑らないようにふんばるのが大変でした。登山口では、クールダウンのストレッチも皆で声を掛け合い行い、CLさん差し入れの柿をおいしく頂き、現地解散、関市役所に帰って来ました。
地図を事前に見ていれば、行く山の様子が少しは解り、危険な箇所、間違えそうな箇所を考えてみたりする事が出来る。自分が思った様になっていたりすると、ちょっとうれしい。読む事は大変むずかしいが、必要な事なので、習った事をどんどん使って、自分なりに使える様になる事が望ましいですね。
CLさん、SLさん、諸役の方々ありがとうございました。皆さんお疲れ様でした。
(記録担当 河合Jさんの報告より)
(スライド写真提供 河合Yさん)
コースタイム
関6:25=美山支所6:50~7:05=林道入口前トイレ7:43~50=折越峠登山口8:00~15 地図読み8:23・・立休憩9:10~12・・980M分岐地図読み9:23~34・・1020M10:09~12・・1120M地図読み10:30~40・・頂上11:08~12:37・・1020M13:15~18・・980M分岐13:55~14:02・・折越峠14:45~15:10=関16:25