みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

岩場訓練 創造の森

2014-05-29 | クラブ山行

クラブ報告
2014年5月25日(日)   天候 晴れ    参加者 28名

CL 須田 Kさん
 今日は、朝からとても気持ちの良い日でした。
美濃加茂にある創造の森で、ロープワークの現地訓練です。例会でも、ロープワークの勉強会は開かれましたが、実際に現場で行うのは5年ぶりとの事です。
 8時10分CLの挨拶後、東屋前にて今日の総合講師Oさん指導で、120㎝のテープスリングを使っての簡易ハーネス、傾斜面での下降、引き上げに利用されるムンターヒッチのかけ方を、それぞれが何度も練習しました。
 次はいよいよ実地です。東屋からすぐの雑木林の中で、6班に分かれ、それぞれの講師のもと実地講習を受けました。
  ・支点を作り、カラビナにエイトノットを作ったロープをかける。末端処理も忘れずに。
 
・ロープにこぶを作り下ろし、こぶに摑まりながら登る。
 
・ロープを固定し、プルージックを使って登る。
 
・途中に支点がある場合のカラビナの使い方。
 
・支点にロープをムンターヒッチでかけ、下にいる人を引き上げる。
 
・トラバースする時のロープの張り方。少しでも傾斜があれば、プルージックを使って安全に渡る。
これらの事を、交代しながら各自行ないました。
 1時間弱の昼食を摂り、午後からは講師が見守る中、習った事を相談しながら生徒たちだけで設置してやってみました。忘れてる事も、話し合いながらやっていると思い出しますね。そして、忘れにくくなるような気がします(きっと・・・)
 
1時半に終了。東屋前に戻りCLの挨拶。繰り返しやらないとなかなか覚えられるものではないが、簡易ハーネスだけは自分ですぐつけられるようにしておくと良いとのお話がありました。その後時間のある方だけは残り、東屋前の岩場を使い、3点確保を守りながら登る練習をしました。
 
サブの方の協力を得て行なった現地訓練。室内での勉強会だけではのみ込めなかった事も、実際の現場で使ってみる事によって理解度も高まります。カラビナ・スリング等の道具類にも慣れます。少しでも安全に山登りが出来るように、機会があれば参加して技術を身につけていきたいと思います。
 
今日は皆様大変お疲れ様でした。講師の皆様ありがとうございました。
                                                             (記録担当 河合Jさんの報告より)

コースタイム
関=創造の森8:00・・ロープワーク実施訓練8:10~13:30(昼食11:40~12:30)岩場訓練13:35~14:50==関

                                                                                                          (スライド写真提供 須田Kさん)

 

              

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瓢ヶ岳

2014-05-20 | クラブ山行

クラブ報告
2014年05月17日(土)     天候 晴      参加者 20名


                    
CL 山田 Mさん
 みのハイキングクラブ20周年記念事業として日頃お世話になっている山にお礼の意味で登山道整備計画(高山・瓢ヶ岳)が決定した。(2/1 クラブニュース225号記載)
 本年度第1回は瓢ヶ岳を対象として準山行として企画され、CLの下見で骨ヶ平から見晴台までの登山道を覆う笹の伐採を行う事になった。
 関市役所集合組と現地集合組がふくべの森駐車場で合流し中美濃林道登山口へ移動。今回は重い草刈機や燃料の運搬を伴うので標高差の少ない登山口からの計画になっていた。       登山口でCLより作業の説明を受けて登山開始。新緑の目映い道を辿って瓢ヶ岳へ向かう。稜線のシロヤシオは花期を過ぎた様で、僅かしか残っていなかったが出会えて嬉しかった。奥瓢1165mの南側は伐採されて展望が開け、目前の今渕ヶ岳、養老山地の彼方の鈴鹿の山々まで望めた。新しい林道も見えていてしばらくぶりの山は光景が変わっていた。瓢ヶ岳山頂からは大展望が拡がり、白山の山頂は雲に覆われていたが、乗鞍岳、御嶽山、中央アルプス、遠く南アルプスまで望めた。小憩後今日のボランティア参加者の記念撮影を終えて骨ヶ平まで移動する。先発組は早足だったが、後続は登山道左右の笹を鎌で刈りながら進んだので骨ヶ平到時間に随分差がついた。後続到着の頃には作業もかなり進んでいて、遠方から草刈機のエンジン音が響き奮闘ぶりがうかがえた。刈り払われた笹の整理、倒木の移動等機動力の無い参加者も作業に汗を流した。登り斜面での草刈機作業は大変なご苦労であったが見る見る内に道が開かれて行くのは心地良い。作業時間2時間を目途とされていたので果たして見晴台まで刈れるかと私は思っていたが、機動部隊?の根性と活躍で山頂少し先まで終える事が出来た。見晴台(南岳)1086mは文字通りかつては展望の地であったらしいが、北面は植林で南面の雑木は延びていて展望は全く効かない。早くも地元のお許しが出れば雑木を伐採して見晴台復活を来年の課題にしたらどうかとの話題も出ていた。作業はここまでとの声で終了し、刈り払われた道を一旦下って戻った見晴台北の1081m峰に立つと白山山頂部の雲が消えていて全容が望めた。私が初めてここに立った1993年時に槍ヶ岳が望めて感激した事を思い出した。この峰も笹と雑木が伸びて絶景を遮っていたので来年はぜひ整備をとの声が出ていた。伐採前とは大違いのスッキリとした登山道を下り骨ヶ平に戻って、緑陰でのランチタイムとなった。ウグイスの声、光と緑の木々、吹き抜けるそよ風に至福の刻を過ごした。近くに満開のシロヤシオを数本見つけて笹を掻き分けて見に行く。笹を刈って鑑賞路を作ったらとの声が出たらしく、一旦外した回転歯を付けて2台の機動部隊が出動し瞬く間にシロヤシオの下まで行ける様になった。昼食中にもハイカーがパラパラと骨ヶ平を通過、私たちの活動に労いの言葉をかけてくれる人もいた。早速切り開かれた道を見晴台へ向かうパーテイもあった。
 重い草刈機を担って瓢ヶ岳へ登り返すのも大変と、登山道の足場は悪いが全員が「ふくべの森駐車場」へ下る事になった。植林帯を抜けて雑木林の美しい緑の中を下り駐車場に到着。2台の車に分乗してほぼ4㎞の林道登山口まで車の回収に向かった。タカネや高賀山を右に見て林道を下り駐車地へ戻ったら、東屋内で有志の方々心配りのごくろうさん会・コーヒータイムが始まっていた。休憩後、今日の作業結果や来年は清掃登山を兼ねて登山道整備作業も行いたいとのCL挨拶を頂き現地解散となった。CL、特に機動部隊のみなさん、参加のみなさんお疲れさま。作業時間そのものは短時間だったが(骨ヶ平の案内板では見晴台300m 瓢ヶ岳1㎞と表示)、登山道の作業前と後の違いを肌で感じて、やったなーとの小さな満足感をみんなが味わえたと思う。ボランティア活動は継続されて行くのでこれからも積極的に参加して行きたいと思った。 
 
 蛇足 骨ヶ平について
養老年間(730年頃)福部岳に住む鬼が山麓の人々に危害を加えるので、天皇の使者が鬼退治をしたが天暦年間(950年代)に再び妖魔が現れ、朝廷は藤原高光に命じてこれを討たせ、再び鬼が現れない様に山麓に高賀六社を建立した。鬼の死骸を埋葬した場所が骨ヶ平と伝えられている。(岐阜新聞社刊 ぎふ百山より抜粋)
 東屋の真新しい案内板には見晴台と記されていたので南岳は別名の様である。また奥瓢と称している場所は据石(すえいし)と記されていたのでこれが正式名かもしれない。
                                         (記録担当 水野Oさんの報告より)

コースタイム
 関7:00==ふくべの森P7:37 7:48==中美濃林道登山口P7:56 8:18・・・奥瓢ヶ岳9:05・・・瓢ヶ岳9:16 9:27・・・骨ヶ平10:17(先着 9:40) 登山道整備作業 ・・・見晴台11:30 11:40・・・骨ヶ平11:55 昼食  12:50・・・ふくべの森P13:34 13:37==中美濃林道登山口P13:46 13:52==ふくべの森P13:59 コーヒータイム・ごくろうさん会 14:15(解散)

                
                                                                    (スライド写真提供 水野Oさん)


                                                       (地図提供 山田Mさん)

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花房山」

2014-05-17 | クラブ山行

クラブ報告
2014年5月11日(日)    天候 晴れ     参加者 25名

CL 日比野さん
週間予報では雨も心配されたが、当日は雲一つない快晴となる。藤橋までの道中ツブラジイが所々山並みを金色に化粧している。登山口で、蛭・虫対策、体操と準備して登山開始。シャガの群生が出迎え心も弾む。ホウチャクソウや多くのユズリハが道中に見られる。予想はしていたが最初から急登が続き、杉と広葉樹の樹林帯を進み、425m付近「もみの木平」の看板で小休止、ミツバオウレンの新芽が見える。更に登りが続くが、ダムの放水のサイレンが数十分鳴り続き、気が散る。朴葉が鮮やかで足元にはチゴユリやユキザサが可憐に咲く。40分程登り続けると670m付近「くりの木平」の看板を過ぎ、706mピークに達す。仮設トイレもあり、キャラの大木の下にイワウチワが花を終え静かに群生している。ゆるやかな登りのやせ尾根を抜け、1/2地点の795mの小ピークに着く。一旦下り、鞍部にはイワウチワが群生しており、時折ミヤマシキミも見られる。深かった樹林帯の合間から北東の視界が開け始める。再び急登が始まり、所々ミツバツツジの花が散っている。登るにつれてツツジの紫が目立つよう咲いている。その後ろに能郷白山が残雪を持ち、その左横に若丸の尖がりが並んでいる。右奥には白山の真っ白な姿も見える。進むとウラジロヨウラクツツジの白い花が見える。がここから急な岩場のやせ尾根が始まる。三点確保で岩をつかみ、細尾根の絡み付いている木に手をかけ安全を確認して、15分程やせ尾根のアップダウンを慎重に進む。ふと耳を澄ませるとサイレンは止み、どこからか鳥のなき声が聞こえ和ませてくれる。標高900mを越えた辺りでは、足元には地味なツクバネソウ、紫のキランソウ、そしてまだ花を咲かせていないトリカブトが見られる。風が涼しく吹き抜けコシアブラの鮮やかな新芽にツツジが色を添え心地よい。1,000m近くなると、ブナやナラの木が目立つようになり、その合間、右からそして左から尾根の稜線が近づくのがわかる。ふと白い花が目に入る。シロヤシオだ。新緑の中の白は目立ちにくい。意識して見ると道中所々咲いているのがわかる。ダンコウバイの花が終わりかけ、アカドウダンの蕾、ムシカリの白い花が所々見られる。急登を登り切り1,180mの西峰ピークに達する。視界が開け、西に小津権現山、北にダムが見える。足元にはショウジョウバカマ、アオキが咲いている。そして最後の藪漕ぎが始まる。腰上位の笹が徐々に深くなり、背丈ほどになる。天候が良いので、道を踏み間違える事は無いが、前の人に続いて先を急ぐ。3時間20分登り切り、11:30山頂に到着。天気も良く360度のパノラマである。振り返ると右から小津権現山、奥に伊吹山、霊仙山、鈴鹿山脈、そして岐阜の町並み、遥か遠方に真っ白な御嶽山、乗鞍岳、手前に雷倉の大きな山容。遠く屏風山、その奥に白山が白く輝く。荒島岳、左に残雪の能郷白山、若丸と冠山の尖がりが見える。50分程、記念撮影と昼食をとり、下山開始。登りと同じルートを辿る。2時間半で登山口に着く。今回の山行で感じたことは、このルートは長い登りが続き、体力を要したが、岩場あり、花あり、展望ありで想像以上にバリエーションがある山でした。得に目立った花は無かったけれども、意識的に草花を観察することによって沢山発見できてとても嬉しかったです。皆さんに色々と植物の事も教えていただいて、山の楽しみがまた一つ増えました。ありがとうございました。
                                                                                                 (記録担当 渡辺一さんの報告より)
コースタイム
関出発5:55=揖斐総合庁舎7:00=道の駅藤橋7:20=花房山登山口7:50~8:10・・・もみの木平8:35・・・くりの木平9:20・・・706m小ピーク9:25・・
1/2地点小ピーク9:45・・・890m小ピーク10:17・・・西峰ピーク11:20・・・花房山11:30~12:20・・・2/1地点小ピーク13:40・・・くりの木平14:
03・・・もみの木平14:29・・・花房山登山口

14:50=道の駅藤橋15:30~16:30=関着17:45

 

                                                                                                 ( スライド写真提供 山田Mさん)


                                      (地図提供 山田Mさん)

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