みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

天蓋山(1527.2m)(2022.5.22)

2022-05-28 | クラブ山行

クラブ山行報告

2022年5月22日(日)  天候 雨のち晴れ  参加者 33名

CL 山田Mさん

感想・雑記
 当初の計画では中山でしたが、橋の工事で通れなく天蓋山に転進しました。中山には40名以上の申込があり、剣岳の展望や多くの花を期待してとの事と思います。
 朝起きると何と雨が降っている!天気予報では晴れではなかったか?雨にめげず支度をして集合場所に向かう。関市役所に着く頃には雨も上がり青空の見え出し天気予報は正しいと実感する。ほっと一安心。
 全員が揃いリーダーより挨拶、登山口までの車での移動について説明があり予定通り出発する。計画にはなかったが、途中道の駅「いぶし」でトイレ休憩。わらびが売っていて買おうか迷っていると、商売上手な店主?の「帰りまで預かるよ」の言葉にみんなが買い、みのハイクですぐに売り切れになる。うの花街道から古川で41号に入り道の駅「スカイドーム神岡」でトイレ休憩後登山口には9:15到着。
 登山準備をし、リーダーよりマスクは必ず着用しなくてもいい、A,B.Cグループの順番で登ると指示があり9:35スタート。キャンプ場を通り沢沿いになだらかな道を、新緑と花を見ながら30分程登ると「これより急登」の看板、気を引き締めて臨む。
 途中ロープが2か所張ってあり、すべる所もあったがそれぞれ登りやすい所を選んで登る。
 やっと前が開け、すずめ平に到着し休憩する。頂上まであと少しと思いスタートすると「今この辺り」の看板があり、一度大きく下りまた登らなければならない。でも後ひと頑張り、12時前には全員頂上に到着。リーダーより12:45まで休憩、昼食後集合写真を撮るとの説明。その時は他の登山者もあり、広い場所を探して昼食。残念ながら黒部五郎岳も頂上あたりは雲がかかり見えなかったが、見える事に満足し写真に収める。集合写真の時には、登山者も少なくなり遠慮する事もなかった。
リーダーより下山は登りとは逆のC,B,Aグループの順の指示あり。すずめ平からはB,A,Cの順に変更、急な下りに対応し、Cグループの先頭にはリーダーが滑りやすい所や木の根は注意など指示しながら下山、登山口に14:45到着する。

登山口で帰りの準備が終わりリーダーより挨拶、前日の雨が朝まで残り滑りやすかったが、事故なく全員下山出来て良かった。下山後のストレッチが大事と補足あり。帰りは行きとは逆の道順で帰るが、全体ではここで解散とし車ごと関市役所を目指すと説明がある。
 各役の皆様、おつかれさまでした。

(記録担当 足立Yさんの報告より)

見られた花は10種類以上あり(咲いてないのもあり)
チゴユリ、ラショウモンカズラ、エンレイソウ、ヤグルマソウ、マイズルソウ、イワナシ、リュウキンカ、ユキザサ、ツバメオモト、タムシバ、オオカメノキ、フデリンドウ、キケマン(黄色)、キンポウゲ等

コースタイム
関6:00==美濃IC==清見IC7:35==道の駅いぶし7:50~8:00==道の駅スカイドーム神岡8:40~50==登山口9:15~35…休憩10:15…急登…すずめ平11:05~10…天蓋山11:45~12:45(昼食・写真)…すずめ平13:15…登山口14:45(解散)==関17:45

 

 

                            (写真提供 松田Nさん)    

 

                                (GPS軌跡提供 山田Mさん)             

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美濃平家岳-平家岳(2022.5.8)

2022-05-14 | クラブ山行

クラブ山行報告

2022年5月8日(日)  天候 晴れ  参加者 Aコース19名 Bコース6名  合計25名

 

CL 清水さん

感想・雑記(Aコース)
  今日は、青葉30山の美濃平家岳と平家岳を目指しての山行です。私たちは美濃平家岳ピストンのコースです。それでも歩行時間9時間30分のロングコースなので、4時15分集合になりました。
 関市役所を定刻に出発し、途中トイレ休憩を取り、新深山トンネル西登山口に到着しました。駐車場所で蛭を発見し、マダニが出ているとの情報もあり、皆さんそれぞれに虫よけスプレーなどで対策を取られていました。
 歩き始めから急登で、寝不足の体には少し堪えました。897m鉄塔辺りからは少し緩やかになりましたが、アップダウンがあるとのことで、ゆっくり登りました。その辺りにウワミズザクラが沢山咲いていて、周りの新緑とのコントラストがさわやかでした。
 その後、さすが送電線の巡視路だけあり、いくつかの鉄塔を通過しながら高度を上げていきました。ただしアップダウンがあるので、かなり歩いたつもりでも思ったほど高度が上がっていきません。それだけに、満開のシロヤシオや、青空をバックに真っ白に咲いているタムシバ、あでやかに咲くシャクナゲに癒されました。
 登山口から3時間余りで、三角点のある1373m鉄塔に到着しました。そこからはまだ少し雪の残った、能郷白山をまじかに望むことができました。頂上まで1時間ほどなのでやれやれと思ったのですが、案の定登り下りがあり、意外と時間がかかりました。それでも、登山道脇に雪渓があり童心に返って元気を取り戻して、分岐点に到着しました。
 そこからは、笹をつかみながら登るような急登と藪漕ぎになるので、それぞれ身支度をして登りました。前を歩く人を見失わないように登っていくと、先に着いたグループの方が待っておられる山頂に着きました。みんなが楽に集まれるように、笹を刈り取って頂いていたので、なんとか19名が山名板をバックに写真を撮ることができました。
 その後、下山をして平家岳への登山道を進み、見晴らしの良いところで昼食になりました。タムシバとシャクナゲがたくさん咲いていて、その向こうに白山、北アルプス、乗鞍、御嶽を望むことができ、それぞれランチを楽しみました。
 長丁場の下山があるので、1413m鉄塔でランチをしておられる方より少し早く下り始めました。1400m鉄塔まで下った辺りで、Iさんが負傷をされたとの連絡があり、男性陣が救助に戻られました。私たちはその場で、状況が分かり方針が決まるまで、待機することになりました。下山の時間と急下降の登山道のことを考え、このままいつまでもここに止まっていると、かえって救助に向かわれた方たちが下山する際の足手まといになってしまうのではないかと考え下山を始めました。下山途中で、救助していただけたとの連絡があり、ほっとしました。
 登山口に着き、30分ほどしたら救助に向かわれた方々が戻られました。
 今回のように、長時間、厳しい登山道での救助については、連絡の方法など会として考える必要があると思いました。リーダーさん、救助に携わられた方々本当にご苦労様でした。また、ありがとうございました。

(Aコース記録担当 中島Mさんの報告より)   

出会った花
ウワミズザクラ ヨウラクツツジ ダンコウバイ シロモジ クロモジ タムシバ シャクナゲ オオカメノキ ヤブレガサ モミジガサ イワカガミ ツクバネソウ ユキザサ チゴユリ キランソウ エンレイソウ マイズルソウ 

コースタイム(Aコース)
関4:15==登山口5:35~6:05・・1022m鉄塔7:30・・三角点9:30・・分岐10:30・・美濃平家岳山頂10:38~11:09・・1413m鉄塔11:30~12:10・・1400m鉄塔12:40~14:00・・三角点14:30・・登山口17:00~17:50(救助者17:30)==関18:50

 

(Aコース写真提供 河津さん)

 

記録・雑記(Bコース)
 平家岳で記憶に残るのは2018年11月4日(日)(福井県大野市・面谷登山口より)天候雨、参加者21名のクラブ山行であろう。天候回復を期待し霧雨の中を出発したが雨は止まず、雨合羽のため視界が狭く下向きになり数珠繋ぎで泥濘になった斜面を登った。頂上は、強い風雨で視界は全く無かった。頂上では昼食が摂れず下山途中の大木の下で雨の中で食べた記憶が鮮明に残っている。その時の、記憶が残っていたため、今回の美濃平家岳、平家岳に申し込みをした。
 今回の岐阜県関市板取・新深山トンネル西登山口からの登山道は展望が少なく連続した送電線鉄塔に沿っての登山道である。登山口から9番目の鉄塔に1373.6mの三角点があった。そして美濃平家岳の直下入口を通過して平家岳に向かった。
 11番目の鉄塔1413mから展望が開け平家岳を見ることができた。この鉄塔より平家岳への往復と美濃平家岳の山頂へは約3時間の歩行時間がかかった。この鉄塔から約220m降り1200m地点にあるジェイパワー(電源開発㈱)作業小屋で軽い食事を摂った。
 この作業小屋を中電作業小屋と聞いていたが、クラブのSさんに問い合わせると、この近辺には中電の送電線鉄塔は無く、ジェイパワー(電源開発㈱)の送電線鉄塔で作業小屋もジェイパワー(電源開発㈱)のものと関係者の方に確認して頂いた。
 この作業小屋から平家岳までは240mの登りになる。急斜面の登山道のため崩れかけている場所が多くあった。ようやく、平家岳と美濃平家岳の分岐点まで登ってきた。
 井岸山を通り平家岳山頂に到着。4年前の強い風雨のため視界が全く無かった展望が、今日は展望を満喫することができた。(見られなかった平家岳展望はこれかと納得した。)昼食後、遠くの白山をバックに集合写真を撮った。
 11:45平家岳山頂を出発、250m降った作業小屋を通過し美濃平家岳に向かった。美濃平家岳の直下入口の付近でAコースのIさんが足を怪我したのでYさんが応急手当をして救助を要請していると言う。
 Bコースはとにかく山頂まで行くということになり、山頂までのヤブコギとなった。急斜面のため笹を持ちながら登った。頂上付近は笹薮で道がなく背丈以上の笹をかき分けて道なき道を進んだ。山頂には笹が刈り取られ10畳程度のスペースがあった。Bコースの集合写真を撮りすぐに下山開始し、Aコースの救助待機部隊と合流した。
 Iさんのザックを外し、Iさんの前後をロープで確保して、ストックで足を庇い少しずつ下山を始めた。下山を始めてすぐに、福井県側からの救助ヘリ出動の連絡があった。広い場所を見つけ待機し、15:06Iさんは救助ヘリに救助された。
 救助ヘリが去った後に、15:10すぐに下山開始。登山口には18:00近くになり暗くなるため、急いで下山した。おかげで、17:30に下山した。
 17:50 CLより今回の事故経過と挨拶があり解散した。
 CLを始め関係者の皆様、お疲れ様でした。 

(Bコース記録担当 古谷さんの報告より)

 

(Bコース写真提供 古谷さん)

 

 

(GPS軌跡提供 古谷さん)

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掲示板 中山を天蓋山へ転進のお知らせ(2022.5.22)

2022-05-12 | 掲示板

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第28回みのハイキングクラブ総会(2022.4.24)

2022-05-01 | クラブ山行

クラブ総会報告

2022年4月24日(日)  天候 曇りのち雨  出席者81名 委任状19名(全クラブ員数102名)

 新緑に囲まれ清々しい空気の中、8:30から世話人による準備が始まった。昨年に続き同じ会場で、慣れた様子で会場設営、議案書や会報等の袋詰めが進められた。机5列で1テーブルに3名座った。コロナ禍で密を避けたい所だが、今年度は出席者81名で全部の机を出しても3名座る事になった。
 10:00定刻通り総会が始まり、開会の辞では松尾事務局長が「本日は、福井県のYさんも駆け付けてくださり皆さんの熱意をひしひしと感じます」と話された。
 次に堀越世話人代表の挨拶では「コロナ、ウクライナ問題等、世界情勢は難しい状況にあるが、わがみのハイキングクラブでは、健康管理に気を付けて、仲間からの声掛けもあり、頑張る体づくりをしようと意欲が湧いてくる。本年度も充実した年にしていきたい」という話。なるほど、みのハイクの良さは、怪我をしても病気になっても仲間の声掛けと山行内容の工夫で、また頑張る事ができるので、102名もの会員数なのだと感じた。
 その後、昨年度の27期は前島さん、水野さん、後藤さんの3名の方が亡くなり、黙祷を捧げた。大事な仲間を3名も失い何とも悲しい気持ちになったと同時に、3人の方の偉大さとその生き方の素晴らしさをしみじみと感じた。いなくなってしまったけど、その思いはみのハイクに残っている。「ありがとうございました。お世話になりました。」

 その後は、2021年度の山行報告、活動報告、決算報告があり、コロナ禍にも関わらず、すき間を上手に活用してクラブ山行ができたことに感謝したい。
 続いて、2022年度の組織案、山行計画、予算案、行事予定等の提案があった。例会、世話人の拠点がコロナの影響で文化会館からアピセ関に変更になり、勉強会が27期はコロナの影響でできなかったが、状況を見ながら再開する予定が報告され、本年度の活動への期待が広がった。

 その後はクラブ表彰となり、山行参加回数上位1位(14回)1名(松尾)2位(13回)7名(春日井、可児、多賀、長谷川、藤村、村瀬、渡辺)9位(12回)4名(石原、後藤、中島、細江)が表彰された。 
 その後、クラブ推奨若葉コース完登達成者3名(泉谷、中島、宮本)双葉コース8名(泉谷、可児、須田数、須田節、中島、藤沢、松尾、宮本)クラブ推奨全90山2名(泉谷、松尾)が表彰された。
 その後は、労山栄誉功労賞4名(西口、東山、長谷川、細江)が表彰された。20年間の在籍に対する賞で重みがある。

 閉会の辞は須田副代表世話人の「前年度はコロナ禍にも関わらず工夫しながら登ってきた。本年度はwithコロナの年、もっと登る回数が増えると思う。また、頑張って登って行きたい。」の言葉で閉会となった。 
 最後に、みのハイキングクラブの歌をマスクを付けたまま歌う。指揮は小瀬さん。マイクを持って歌うのは、堀越世話人代表。その歌唱力の高さに、みのハイクのメンバーの多才さに驚かされる。歌唱後、この歌の作詞者である鷲見さんの紹介があった。♪山に入り 山思う、山に入り、友思う♪このポエム風の歌詞は私たちの大先輩である仲間から生まれていた。このみのハイクを思う気持ちが伝わってくる。ロマンチックである。
 こうして、2022年度の定期総会は終了した。

 

故後藤良宏さんの追悼セレモニー
 総会終了後、古城山(407.4m)へ追悼登山をする予定だったが、雨天のため中止となった。可児さん、五十川さんを中心に計画され、54名の参加希望者の名簿も作成されており、3コースに分かれて登る予定であった。「香りドーム」にて総会に引き続き追悼セレモニーを行うことになった。
 司会の佐藤さんの声はセレモニーに相応しい厳かさがあり、みのハイクでの良宏さんの紹介があった。
引き続き堀越代表より弔辞が読まれた。
享年61歳という若さで逝去されたことの無念さと心残りを想い、俳句がが詠まれた。

 その後には同期で、共に登山をしたGより山での思い出を話した。
 まとめとして大先輩の善太郎さんから、忘年会での思い出を、良宏さんの人柄を偲び、紹介してくださった。こんな心温まる言葉を頂き、故人も心穏やかに空の上から今後のみのハイクの山行を見守ってくれるのではないか。
                          (記録担当 後藤Kさんの報告より)

 

                             (写真提供 古谷さん)

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