クラブ山行報告
2021年11月28日(日) 天候 晴れ 参加者 Aコース16名 Bコース8名 合計24名
CL 泉谷さん
感想・雑記(Aコース)
昨夜奥美濃方面は初雪が降ったよう・・・。今朝は寒い。前日軽アイゼンを持参するようにと連絡があったが、お山はどんな状態になっているか楽しみ♡
登山口までの岩本洞林道は、はじめ舗装されているが途中からダート道。運転手さんには申し訳ない気持ちでいっぱいになる。少し広くなった林道脇に車を駐車。すぐ目の前が登山口でピンクテープが付いていた。準備をしてグループごとに出発。今日は地図読みも兼ねている。磁石を地図にあわせて現地確認・・・でも相変わらず私は地図読み苦手・・・こっそり文明の力を見て、さぁ出発。(^-^;
いきなりの急登、そして初めてみる動物の罠。なんだか先行きが不安になってきた。GLさんの後ろを離れないように必死についていくと尾根に上がる。地図を確認して一休み。気づくと雪が積もっている。ふわふわの新雪の上を歩くととても楽しい♪テンション上がってきた!
先頭を交代。今のうちならまだわかりやすい道・・・これは私の作戦。
木々の葉はもう落ちているけれど、そこからお日さまの光が射したり青い空を見上げたり。雪が少しずつ多くなってきた。そして木々の間から真っ白な山が見える。初めに目に入ってきたのは滝波山。その左にも白い山が見えるが何だろう・・・ワクワクする。後ろを振り向くと蕪山が大きく見えた。ひときわ真っ白の山・・・あれは白山だ!大きい山が見えるとまた嬉しい。凛とした空気の中、キュッキュッと響く雪の音を聞きながらゴンニャク山頂到着。展望がない山頂でしたが皆でたどり着いたピークは何か嬉しい。
と、ここで思いがけないサプライズ!!実は今日、私の誕生日なんです。せっかくの誕生日にヤブ山に行く事にした自分はどうよ・・・と思っていたのですが(まぁヒマだし・・・)CLさんの手作りアップルケーキにNさんのチーズケーキが出てきて皆さんに「おめでとう!!」とお祝いをして頂きました!ある意味とても心に残ってしまう誕生日になりました。(ちなみの35歳です)その後すぐにBコースの皆さんが山頂に到着。Goodタイミングで山頂で会う事ができました。
山頂で昼食をとりBグループに別れを告げいざ大ゴンニャクへ。ここからが一番の難所ヤブ!凄いと自分の背丈以上もある笹薮をかき分け進みます。でも大ゴンニャクからゴンニャクまで先行されたBコースの方たちが、笹に積もった雪払いをしていたおかげで服はほとんど濡れることがなかったのでとても助かりました。笹を踏んで滑ったり、切れた笹が足に刺さったりと、またここでテンションが下がり「私は正統派の登山者なのに、こんなところで何をやっているんだろう」と自問自答しながら登っていると、ひょっこり藪の中から大ゴンニャクの標識が出てきました。ここに来る為に頑張って藪漕ぎしていたのだと思うと何だかちょっと笑えてきました。山頂はとても狭く写真だけ撮ってさっさと出発。下山はまた笹薮の中をかき分け、滑らないようにそして前の人と離れないようにと全グループしっかり並んで進みました。下りはルートを見失いやすく何度もGLさんと現在地を確認。ヤブもやっと終わり緩やかなところに。しばらく足を進めると後ろから「なめこあった!」と歓喜の声が。少し戻って木を見上げるとフローズンしかけた綺麗ななめこが4株ほどありました。これは今日一番の収穫?楽しかった事?になったようです。最後は急な斜面を下ります。ここも尾根筋から外れないように気を付けながら進み無事登山口手前の林道に下山しました。
久しぶりに参加できたクラブ山行はヤブ山。楽しかったと言うよりは生還?達成感?いっぱいの山行となり、CLさんも最後にお話しされましたがまさかの雪、山頂でBコースさんとの合流、そしてなめことステキな三拍子がそろいました。そして私にとって思い出に残る誕生日となり、CLさんはじめ皆さんに感謝です。ありがとうございました。
(Aコース記録担当 佐藤Yさんの報告より)
コースタイム(Aコース)
関6:30=モネの池(トイレ休憩)=岩本洞林道登山口7:45~8:05・・・P925 9:54・・・ゴンニャク10:37~11:40・・・大ゴンニャク12:15~12:20・・・P922 13:40・・・登山口15:20~15:40=関16:45
(Aコース写真提供 古谷さん)
感想・雑記(Bコース)
今日は一段と寒く霜が降りている、板取村に入り生涯学習センターを右へと大栃林道へと入る。昨年も個人山行で来た時はかなり林道が凸凹でしたが、良くなって居る様な気がします。霜が雪へと変わり北側の吹き溜まりには雪が段々増えて来てます。道も少しは悪くなって来ています。遠くの山々も白いです、目印の広い駐車場に着きました。昨年は小屋みたいなのがありここから登りました。
CLから事前に連絡があり、軽アイゼン、笛、赤布(一人20本)を用意しました。斜めの薄い道がありCLが先に登りザイルを張ってくれた、10m位ですが笹とイバラの木が邪魔をしているのでザイルにつかまりながら登り助かりました。全員登った所で、今日は赤布の練習と地図読みを学びながら登って行きますと説明があり、笛もすぐ吹く事が出来る様にしておく事。
地図とコンパスで行く方向を確認して、こまめに赤布を付けて進みます。そして時々コナラ、ブナの枯木も見渡します。又分岐には左右に赤布を付けて門を作ります。
やはり雪で笹が濡れていてズボンが段々浸みて行きます。冷たいです。笹が背丈以上になり踏み後も薄くなります。赤布を付けて、お互いに離れない様に、倒木があり足も気を付けて、頭も気を付けて、尾根の藪をかき分けて高度を上げます。地図を見ながらもう少しで1110mの大ゴンニャクです。少し開けた所があり、右へ行きます。大ゴンニャクの看板が木にぶら下がってました。雪を退かして確認と集合写真を撮ってもらいました。
一旦下がりゴンニャクへと行きます。ズボンはかなり濡れています。木々の間から白山が望めました。ピークを繰り返し岩が見えてくるとゴンニャクは近いです。人影が見えAコースの人達も昼食の用意をしていた。
Bコースも昼食です。ゴンニャクでコンニャクを食べようと昨晩準備しました。風が吹いて寒いですが、暖かい物が美味しい季節です。
集合写真を撮り、Aコースの人は私達が付けた赤布を見ながら大ゴンニャクへ登って行った様です。あまりズボンが濡れなかった事とか?Bコースは少し時間を置き下山開始、赤布を取りながら、大ゴンニャクの下を通ります。
ここからは下るだけと言われましたが、雪が溶けて、笹が下に寝ているので滑りやすいです。数年前にはナメコが沢山採れたのにと話しながらの下山です。帰りは早いです、誰かが罠にひかかった様ですがすぐ取れたみたいです。
赤布の門をくぐり、暫くすると林道が見えました。ザイルを張ってもらい順番に懸垂下降で無事下山しました。個々に集めた赤布を広げ片付けた。
CLと全員の協力で登れた山、登った実感がわいた山、ズボンがびしょ濡れなった山でした。ありがとうございました。トイレとコーヒータイムをして関に無事着きました。
(Bコース記録担当 渡辺Aさんの報告より)
コースタイム(Bコース)
関7:00=モネの池=大栃林道登山口8:00~8:30・・・大ゴンニャク10:20・・・ゴンニャク11:05~11:55(昼食)・・・大ゴンニャク12:30・・・大栃林道登山口13:18=関15:15
(Bコース写真提供 須田Kさん・渡辺Aさん)
(GPS軌跡提供 可児さん・細江さん)