台風19号の爪痕は深く、関東方面の被害状況が日に日に明らかになってきて、国が激甚災害に指定しました。
改めて被災者の方々に、お見舞いを申し上げます。台風が去ってから急に寒くなり、これから冬に向かっていきますので、一日でも早い復興を願います。何とかいいお正月も過ごしていただきたいと願います。
ミュズィク・ドゥス京都公演の模様、縁の下の力持ちの通奏低音をずっと弾き続けてくださる、クラヴサンの小林美紀さんです。今回はルイ・クープランというフランソワ・クープランのお父さんのお兄さんに当たる人と、フランソワ・クープランのクラヴサン・ソロ曲を演奏されました。クープラン一族も音楽家の家系で、バッハ一族のような感じで、一番有名なフランソワが”大クープラン”と呼ばれています。
小林さんのチェンバロ・ローズは、綺麗な百合の花に囲まれています。
チェンバロはイタリア語で、フランスではクラヴサン、イギリスではハープシコードと呼ばれ、楽器としては同じものです。フランス・バロックを演奏する時は、勿論クラヴサンと呼ばれます。
クープランのクラヴサン曲はクラヴサン曲集が第4巻あり、第27オルドルまであり、その1つのオルドルの中でさらに多数の曲があるので、数えるのはしんどいほど、膨大な数のクラヴサン曲があります。そして大抵は何らかの題名が付けられています。
オルドルというのは、整理されたというような意味で、クープラン自身がオルドルと名付けていて、他にも自分の作品をオルドルとして残している作曲家はいます。
クープランのそのクラヴサン曲の名前が、けっこうユニークなものが多く、ウィキペディアなどに全曲載っていますので、どうぞご参照ください。
今回 L'Angélique という曲を日本語にどう訳すかというのが問題になり、語学学者でもある竹内先生も大いに悩まれ、”天使のような女”と訳すべきか、”アンジェリク”という、ハープのように絃がドレミファの順番に並んでいる、リュート族の楽器があるそうで、それのことなのか意味不明で、結局ランジェリクとそのままで、また後でなんか響きが解りにくいので、”アンジェリク”ということにしました(^-^;👼。
フランス・バロックの器楽曲でけっこう題名が付いてることが多いのは、ルイ14世など王様や貴族に楽しまれるように、名前をつけなければいけなかったと、どこかで読んだことがあります。有名なのはマラン・マレのヴィオール・ソロ曲「膀胱結石手術図」という、当時の手術を音楽で表すという、痛そうな作品があります(;'∀')。
F.クープラン「アンジェリク」「装飾」 F.Couperin「L'angélique」「Les agrémens」
改めて被災者の方々に、お見舞いを申し上げます。台風が去ってから急に寒くなり、これから冬に向かっていきますので、一日でも早い復興を願います。何とかいいお正月も過ごしていただきたいと願います。
ミュズィク・ドゥス京都公演の模様、縁の下の力持ちの通奏低音をずっと弾き続けてくださる、クラヴサンの小林美紀さんです。今回はルイ・クープランというフランソワ・クープランのお父さんのお兄さんに当たる人と、フランソワ・クープランのクラヴサン・ソロ曲を演奏されました。クープラン一族も音楽家の家系で、バッハ一族のような感じで、一番有名なフランソワが”大クープラン”と呼ばれています。
小林さんのチェンバロ・ローズは、綺麗な百合の花に囲まれています。
チェンバロはイタリア語で、フランスではクラヴサン、イギリスではハープシコードと呼ばれ、楽器としては同じものです。フランス・バロックを演奏する時は、勿論クラヴサンと呼ばれます。
クープランのクラヴサン曲はクラヴサン曲集が第4巻あり、第27オルドルまであり、その1つのオルドルの中でさらに多数の曲があるので、数えるのはしんどいほど、膨大な数のクラヴサン曲があります。そして大抵は何らかの題名が付けられています。
オルドルというのは、整理されたというような意味で、クープラン自身がオルドルと名付けていて、他にも自分の作品をオルドルとして残している作曲家はいます。
クープランのそのクラヴサン曲の名前が、けっこうユニークなものが多く、ウィキペディアなどに全曲載っていますので、どうぞご参照ください。
今回 L'Angélique という曲を日本語にどう訳すかというのが問題になり、語学学者でもある竹内先生も大いに悩まれ、”天使のような女”と訳すべきか、”アンジェリク”という、ハープのように絃がドレミファの順番に並んでいる、リュート族の楽器があるそうで、それのことなのか意味不明で、結局ランジェリクとそのままで、また後でなんか響きが解りにくいので、”アンジェリク”ということにしました(^-^;👼。
フランス・バロックの器楽曲でけっこう題名が付いてることが多いのは、ルイ14世など王様や貴族に楽しまれるように、名前をつけなければいけなかったと、どこかで読んだことがあります。有名なのはマラン・マレのヴィオール・ソロ曲「膀胱結石手術図」という、当時の手術を音楽で表すという、痛そうな作品があります(;'∀')。
F.クープラン「アンジェリク」「装飾」 F.Couperin「L'angélique」「Les agrémens」