‘Tis Nature's Voice~それは自然の声~Ⅱ

みらくる・あっこの気ままブログ

地球誕生の壮大で楽しい音楽「天地創造」でした🎶。

2017-08-28 13:29:30 | More Mark Padmore
8月26日未明、日本時間の真夜中2時からでしたが、ベルリンフィルのデジタルコンサートで、ハイドン「天地創造」のライブ中継を観ました。


マーク・パドモアがソリストで出演でした。


今シーズンの開幕コンサートで、サイモン・ラトルが今シーズンで主席指揮者を退任するということで、とても力の入った感じの、でも幕開けに相応しい作品です。
最初に小さな短いオーケストラだけの作品、ゲオルグ・フリードリヒ・ハースという作曲家の現代曲「ヴォルフガングのための小さな交響曲」(委嘱作品・初演)が演奏されましたが、羽虫が飛んでいるようなトリルや、車のクラクションのような音が鳴る、現代のストレスフルな地球を感じる曲でした。
それを聴いてから、宇宙の中で、混沌から地球が誕生し、人類が登場する様子の「天地創造」へと移っていくのが、とても面白いプログラムだと思いました。フォルテピアノの通奏低音が全体にはいっています。


ソプラノ(エルザ・ドライズィッヒ)天使ガブリエルのアリアは、水と陸が分けられ、陸は緑の草花に覆われて行く瑞々しい歌や、
空を飛ぶ鳥のテンションの高い歌を、とても軽やかで聴きやすい声で、装飾変装も沢山入れていて素敵に歌っていました


鳥の歌は、やはりフルートのオブリガートがはいります。




太陽と月が創られ、太陽が昇って来るテノール天使ウリエルのアリアは、最も感動的!
ハイドンのオーケストレーションの見事さが発揮されます


バス(フローリアン・ベッシュ)天使ラファエルは、四足の動物や虫など、地上を歩く生物のアリアを、とてもユニークに歌う。もちろんオーケストラも超ユニークな描写音楽です。
でもこの方の歌い方も、従来のバスのイメージとは違う、ファルセットも多く使い、とてもなめらかな柔らかい歌い方でした


コーラスは沢山の天使たち


真夜中だったので、猫が暴れています(^-^;。




ラトルさんの解説が、休憩時間に入る。(ロンドン五輪の開会式で、Mr.ビーンがキー・ボードで、オケに参加していた時の指揮者です)。


第2部と第3部が後半に続けて演奏され、第3部はパドモアさんとベッシュさんが入れ代わる。


アダムとイヴの登場です


4時半頃終わりましたが、眠気も帯びずに一気に聴けて、それくらい楽しい演奏でした!
サー・サイモン・ラトルは、来年9月に来日が予定されています。






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