震災からまる二年が経ちましたが、昨日は演奏会も追悼的な内容ものが多かったのではないでしょうか。
3月10日
母親が合唱で長く参加している、河内長野のラブリーホールで宗教曲を歌う、年一のコンサートがあり、演目はJ.S.バッハの「ヨハネ受難曲」でした。
ある年から、大阪交響楽団(もと大阪シンフォニカー)がずっと契約しているみたいですが、モダン・オケに交じって、ヴィオラ・ダ・ガンバがどうしても要るコンティヌオ・アリアがあるので、チェンバロをのぞいて唯一の古楽器で入っていました。奏者は関西の古楽先駆者であるベテランの西村喜子先生でした。
「マタイ受難曲」でも一曲だけガンバのコンティヌオ・アリアがありますが、最近はチェロに代わってガンバで演奏されるアリアが、もう一曲追加されることが多くなりました。
この日の「ヨハネ」では、テノールの一番美しいアリア”Erwäge,wie sein blutgefärber Rücken”でも通奏低音にチェロではなく、ガンバを使用していて、たいへん美しく柔らかな響きでした
。ただテンポが速すぎで、歌の方はがっかりの演奏でしたが…。
もう一曲は勿論、アルトのアリア”Es ist vollbracht!”のコンティヌオ・アリアで、こちらは、高音のメロディーも奏でる本格的なガンバの曲で、大きなホールでしたが、とても綺麗に響いていました
。
ラブリー・ホール、古楽器いいじゃんと思いましたが、西村喜子先生の実力かな~とも思いました。最後の方はほぼオケと一緒に低音を弾いておられました。ガンバも長大な曲の中で、一曲だけ弾くのは辛いと思いますので、オケと一弾いておくのはいいと思います。
ヒマ過ぎてしんどそうだったのは、アリアのみを歌うソプラノとアルトのソリストでした。
たった2曲しか歌わないのに、じーっと座ってるのは身体も固まってくると思います。最近の古楽演奏では、コーラスも歌いソロも歌うというパターンが、当たり前になっています。古楽器の音量が小さいのので、合唱も少人数でより親密なアンサンブルが出来るからです。
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演奏前に指揮者の舟橋洋介氏による解説があり、これは珍しいことだなと思いました。
終曲の合唱”Ruht wohl~”で、どうも男性のコーラスの入りの同じところが、いつもずれていたと思うのですが、なんか帳尻を合わしてしまうテクニックは指揮者の実力かな~(^_^;)。
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あまり知られていないのですが、河内長野から近鉄線で一駅の「汐の宮」にヴィオラ・ダ・ガンバやリュートなど古楽器を制作する工房があり、あちこちから古楽愛好家が集まってアンサンブルを楽しんでいます。密かに独りでやってたような人達が、結構潜伏していて、少しづつ現れてきました
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3月10日
母親が合唱で長く参加している、河内長野のラブリーホールで宗教曲を歌う、年一のコンサートがあり、演目はJ.S.バッハの「ヨハネ受難曲」でした。
ある年から、大阪交響楽団(もと大阪シンフォニカー)がずっと契約しているみたいですが、モダン・オケに交じって、ヴィオラ・ダ・ガンバがどうしても要るコンティヌオ・アリアがあるので、チェンバロをのぞいて唯一の古楽器で入っていました。奏者は関西の古楽先駆者であるベテランの西村喜子先生でした。
「マタイ受難曲」でも一曲だけガンバのコンティヌオ・アリアがありますが、最近はチェロに代わってガンバで演奏されるアリアが、もう一曲追加されることが多くなりました。
この日の「ヨハネ」では、テノールの一番美しいアリア”Erwäge,wie sein blutgefärber Rücken”でも通奏低音にチェロではなく、ガンバを使用していて、たいへん美しく柔らかな響きでした
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もう一曲は勿論、アルトのアリア”Es ist vollbracht!”のコンティヌオ・アリアで、こちらは、高音のメロディーも奏でる本格的なガンバの曲で、大きなホールでしたが、とても綺麗に響いていました
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ラブリー・ホール、古楽器いいじゃんと思いましたが、西村喜子先生の実力かな~とも思いました。最後の方はほぼオケと一緒に低音を弾いておられました。ガンバも長大な曲の中で、一曲だけ弾くのは辛いと思いますので、オケと一弾いておくのはいいと思います。
ヒマ過ぎてしんどそうだったのは、アリアのみを歌うソプラノとアルトのソリストでした。
たった2曲しか歌わないのに、じーっと座ってるのは身体も固まってくると思います。最近の古楽演奏では、コーラスも歌いソロも歌うというパターンが、当たり前になっています。古楽器の音量が小さいのので、合唱も少人数でより親密なアンサンブルが出来るからです。
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演奏前に指揮者の舟橋洋介氏による解説があり、これは珍しいことだなと思いました。
終曲の合唱”Ruht wohl~”で、どうも男性のコーラスの入りの同じところが、いつもずれていたと思うのですが、なんか帳尻を合わしてしまうテクニックは指揮者の実力かな~(^_^;)。
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あまり知られていないのですが、河内長野から近鉄線で一駅の「汐の宮」にヴィオラ・ダ・ガンバやリュートなど古楽器を制作する工房があり、あちこちから古楽愛好家が集まってアンサンブルを楽しんでいます。密かに独りでやってたような人達が、結構潜伏していて、少しづつ現れてきました
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