Mr.しもの前途遼遠

オンラインプロレスラー、Mr.しもとザ・ミックの成長日記みたいなものです。

Mr.しもの中の人が語る、鈴木みのる

2013-10-27 16:20:59 | Mr.しもの中の人が語るプロレスラー


Mr.しもの中の人がプロレスラーの魅力を語るコーナー。
3回目となる今回のお題は…お待たせしました
世界一性格の悪い男こと鈴木みのる選手です。


現在、日本で最もプロレス脳が発達している人だと思います。
物凄く少ない技数で、物凄く多彩な相手と
物凄い試合をしてしまう人。
適応能力が高いのでしょうね。

優れたレスラーには強烈な個性を持った選手が多いです。
そういった選手はたいてい
相手の色に自分の色を重ねて塗り直してしまうんです。
代表格は、武藤敬司とか小橋建太あたりだと思います。
それはそれですごい才能なのですが
鈴木みのるが凄いのは
相手の色に自分の色を足して新しい色を作り上げてしまうところ。
青いものを赤に染め変えるんじゃなくて
青に赤を足して紫にしてしまう。
でもこの紫がクセモノで
よくよく見ると若干赤っぽい紫色をしてるんですよ(笑)
こういう選手って実はあまりいなくて
他にはノアの丸藤くらいじゃないでしょうか?

もっと具体的に言いますと
彼は対戦相手について物凄く勉強しています。
相手がどんな技を得意としているかわかっているから
その相手の得意技を途中まで見せて返し
自分の得意技に持っていけるんだと思います。
更に凄いことに、彼は相手の経歴なんかも知っている。
アマレス出身者ならアマレスで力量を測ったり
いわゆるイロモノが相手でもその土俵で戦えるんです。


さて、ベタ褒めが一段落したところで
必殺技のゴッチ式パイルドライバーについて。



「これが一撃必殺の技だ!」っていう度胸が恐ろしいなと。
だって高低差はほんのちょっとしかないんですから。
しかも後ろに尻餅を付く動作分のスピードしか出せないわけで
パワーボム系の技のように叩きつけるインパクトもない。
もっと恐ろしいのは、この技の影響なのか
現在、パイルドライバー系の必殺技がブームになっていること。
凄い時代になりました。
とはいえ、失敗したら首がめり込んだりしちゃいそうなので
油断は禁物か!?

ちなみにMr.しものしもドリラーですが
この人の影響はまったく受けていません。
「全然効かないであろう必殺技」をコンセプトに
出来上がったのが、しもドリラーだったんです。

続いて、スリーパーホールド。



一歩間違えば反則という、限りなくグレーゾーンな技。
技の特性について言えば
・相手の死角の背後から出せる
・瞬時に出せる
・相手や状況に応じて強弱を付けられる
・誰でもできるシンプルな技なので痛みが伝わりやすい
と、メリットの多い技であることは間違いないです。
ただし、地味。
逆落としからのグラウンドならともかく
この技単発で決められると
個人的には物足りない気持ちになります。


名勝負も多い鈴木みのるですが
どちらかというと迷勝負(!?)の方が多いです。

まずは鉄板の2006年、メカマミー戦。



「機械じゃない」と自分で言いながらこのオチ。
あんたも好きねぇ。


これまた有名な2012年高木三四郎戦。



サプライズあり馬鹿馬鹿しさありの
おもちゃ箱みたいな試合です。
ゆずポンもあるよ!

他にもRG戦とかえべっさん戦とか面白い試合は色々。

熱い試合という点では
2012年のG1での丸藤戦をオススメします。



↑この動画の1時間18分50秒くらいから。
G1の連戦でコンディションは良くないように見えますが
それでもこれだけ目まぐるしい攻防を見せてくれました。


「昭和のニオイがするプロレスラー」とか評されますが
昭和っぽいのは使用している技だけで
むしろ時代の最先端を走るスタイルだと私は思っています。
彼は何をしたら観客が喜ぶかを常に考えていて
それをリング上で実践しているように見えます。
タッグで試合権利がないときでも、よく動いていますし。
見た目によらず(!?)、本当に頭の良いレスラーです。


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