徳川家康公深きゆかりの禅寺とは「萬松山可睡齋」です。
静岡県袋井市にある遠州三山とは1300年の歴史がある「法多山尊永寺」、目の霊山「油山寺」、「萬松山可睡齋」です。
「萬松山可睡齋」は応永8年(1401年)に如仲天誾(じょちゅうてんぎん)禅師が開山した600年の歴史を刻む曹洞宗の名刹です。
聖観世音菩薩を御本尊とし、高祖承陽大師と太祖常済大師が両祖で、遠州観音霊場33番、東海道一の禅の修行道場として知られています。
10万坪(東京ドーム10個分以上)の境内には建造物数25棟、拝観箇所40、季節に応じて咲く花が5万本も有り、一通り見学するためには4時間30分も掛かるそうです。
「可睡斎」の由来は家康と居眠り和尚の逸話から来ているのだとか。
山門をくぐり本堂へと向かいました。
山門をくぐった右手に、大きな笑みを浮かべた「おさすり大黒様」が有りました。
「ひとさすりで福を招き、ふたすりで徳を授かり、みさすりで満足を戴く」と言われています。
露盤宝珠を乗せた八角堂である「輪蔵堂」
輪蔵を、ゆっくりと時計回りに一回転させると「大蔵経」を読んだことと同じ功徳を得られるとされています。
「本堂(法堂)」
入母屋造りの本堂は、明治の中頃に冨里(旧浅羽町)の松秀寺から移築したものだそうです。
秋葉総本殿である「御真殿」
階段の途中の両脇には、天狗像が睨みをきかせています。
向拝には、有栖川宮幟仁親王による「秋葉総本殿」の扁額が黄金に輝いています。
拝殿には、数々の天狗の面や、掛け軸、徳川家康公と仙隣等膳和尚の「睡る可し(ねむるべし)」の一場面を描いた絵が飾られています。
「開運大黒天」
七福神の一人であり、五穀豊穣、商売繁盛など商売の神、勤勉と財宝を授ける福徳円満な福の神として信仰されています。
「天狗さまの大下駄」
天狗様の足はこんなにデカいのですね!!
ご参拝の後は瑞龍閣へと向かいました。
中には何があるのでしょう。。。
続く・・・