寒いときは、観劇で熱くなる、そんな体験をしてきました、島岡美延です。といっても歌ったり、踊ったりはしません。昭和53年の夏のお茶の間が、下北沢本多劇場に忠実に再現された、加藤健一事務所「高き彼物(かのもの)」は、29日まで。
セットの畳、座卓、青い羽の扇風機、黒い電話、たんすのこけし・・・、どれも記憶の中の「昭和」です。
静岡県川根町、15年前に高校教師を辞めて雑貨店を営む猪原正義(加藤健一)。妻を亡くし、父と一人娘と暮らしている。そこへ時折、生徒の文集を見せにくる国語教師(小泉今日子)、今でも「教師の鑑」と猪原を尊敬している。その家に、春休みにバイク事故で友人を亡くした受験生がやってくる。事故の際に世話をした猪原は、彼を「勉強より大切なこと」に向かい合わせようとする。
小泉今日子のブラウスをきちんと入れたスカート姿、正座で語られる「真っ直ぐな言葉」の数々。忘れていた「何か」を思い出しにいきませんか?
セットの畳、座卓、青い羽の扇風機、黒い電話、たんすのこけし・・・、どれも記憶の中の「昭和」です。
静岡県川根町、15年前に高校教師を辞めて雑貨店を営む猪原正義(加藤健一)。妻を亡くし、父と一人娘と暮らしている。そこへ時折、生徒の文集を見せにくる国語教師(小泉今日子)、今でも「教師の鑑」と猪原を尊敬している。その家に、春休みにバイク事故で友人を亡くした受験生がやってくる。事故の際に世話をした猪原は、彼を「勉強より大切なこと」に向かい合わせようとする。
小泉今日子のブラウスをきちんと入れたスカート姿、正座で語られる「真っ直ぐな言葉」の数々。忘れていた「何か」を思い出しにいきませんか?