圧倒的な２時間半

今夜はアジア杯準決勝の日韓戦が楽しみ、島岡美延です。ヒーローは誰になる？
スポーツの快感が勝利にあることは確かです。ただ、厳しい試合での惜敗や、怪我や病気からの復活など、記憶に残る感動はまた別にあったりします。
楽しくなるハッピーエンドの映画や、感情移入して泣いてしまう映画もいいですが、見ていて苦しくなるほどの映画にも、ぜひ触れて欲しい・・・、満を持して日本での映画化、東野圭吾原作「白夜行（29日公開）」は、容疑者の娘と被害者の息子の「その後」の壮絶な物語です。
ある殺人事件の容疑者である母が自殺し、母子家庭で育った唐沢雪穂（大人時代を堀北真希）の運命は大きく変わる。一方、事件で父を亡くした桐原亮司（大人時代を高良健吾）も愛のない家庭で育ち、謎めいた若者になっていく。既に決着済みだが、密室事件だったこともあり、当時の担当刑事・笹垣（船越英一郎）は、退職後も「真相」を追い求めていた。あの時、何があったのか！？
「19年前の時間」とを行き来する圧倒的な二時間半。一瞬たりとも目が離せません！