美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

誰のための“いじめの認定”

2015年07月28日 06時28分34秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
蒸し暑さは雨の予感、島岡美延です。
いじめを受けていた少年は、毎朝、どんな思いで空を見ていたでしょう。
岩手県で起きた中学2年の男子生徒の自殺。
学校は、生徒や教職員への聞き取り調査の報告書を出しました。
男子生徒の父親に渡され、保護者会で説明があったそうですが、なんともやりきれないものです。
「いじめが自殺の一因と考えられる」「いじめと認定されたのは、6件の事例」…、という結論。
これらの言葉から受ける印象は「学校で彼が受けたいじめは、入学から2年生の7月までの合計6件で、自殺の原因のすべてというわけではない」と学校は言いたいのか、ということ。
生徒の自殺という悲しい事件が起きるたびに聞く「ふざけているだけだと思った」という言い訳があります。
肉体的、精神的な暴力は“それをされた人間がどう思うか”がすべて。
報告書で、いじめと認定されなかった事例を行っていた生徒が、まさか「あれはやっても大丈夫だった」とは考えないでしょうが、学校の責任、今後への誠意が見えないのが残念です。
コメント
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