前日までラジオ出演していた森永卓郎さんが67歳で・・・、島岡美延です。彼ががんの告知を受けて立て続けに出版した著書での忖度なしの発言、忘れずにいたいです。
そんな感じで小説以外の本を読むほうが多いですが、妹から借りた朝倉かすみ著『よむよむかたる』は電車で読んでいると笑いをこらえるのが大変なほど。先日発表の第172回直木賞候補作、受賞はならなかったものの「読書っていい」とあらためて実感。
著者の出身地、小樽の古民家カフェが舞台。毎月1回開かれる超高齢読書サークルでは課題本を朗読し、感想を語り合う。20周年を迎え、記念冊子を作り公開読書会を計画するなど盛り上がるも、コロナ禍を経たメンバーは90代~70代後半ゆえ色々起こり・・・。叔母のカフェを引き継いだ28歳の甥っ子目線で物語が進みます。
この高齢者たちの北海道の言葉が、私には懐かしい札幌の祖母の声になって聴こえてきました。毎月一回、皆に会うことがどれほどの生きがいか。こんな老後を目指したい!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます