検察は特別抗告を断念しないのか、島岡美延です。87歳の袴田巌さん、支える姉・秀子さん90歳。捜査関係者による証拠の捏造まで言及された「再審決定」に不服・・・、司法制度の正義って?
これは実際の少年事件からインスピレーションを得た物語。映画『赦し(18日公開)』をご紹介します。日本在住のインド人、アンシュル・チョウハン監督が描くのは、被害者遺族と加害者の魂の救済。
7年前に娘を同級生に殺されて以来、現実逃避を重ねてきた樋口(尚玄)に裁判所から通知が届く。懲役20年の刑で服役中の加害者、夏奈(松浦りょう)に再審の機会が与えられるという。元妻の澄子(MEGUMI)とともに法廷に赴くが、夏奈の釈放を阻止したい樋口と、辛い過去を忘れたい澄子の感情はすれ違っていく。やがて夏奈の口から、殺人に至った本当の動機が初めて語られ・・・。
クラスメイト同士で起きる事件。自分の娘に非があったと被害者遺族が突き付けられたら。この物語、あなたは誰の立場で考えますか。