マスクなしは10%以下、島岡美延です。昨日は「多数派と少数派が逆転した架空の世界」に触れました。
4%、それは7%の障害者より稀有な存在。中井治郎著『日本のふしぎな夫婦同姓 社会学者、妻の姓を選ぶ』(PHP新書)を読みました。彼(次男)は妻(三姉妹)の姓を選択、これは「婿入り」とは違うと常に説明しつつ「想像を超える不自由を強いられてきた女性」の立場を痛感します。
今、強制的「夫婦同姓」は世界中で日本だけ。女性活躍、夫婦共働きに賛成の男性でも、結婚で「自分が姓を変える不便」「キャリアを断念する可能性」を考える男性がどれだけいる?
選択的夫婦別姓の裁判も起こしたサイボウズ社長・青野慶久氏も登場。「同姓か別姓か」より「強制か選択可能か」を考える社会に、と。夫婦どちらか(96%が女性)は生まれた時の名前を変えろ、それが日本の婚姻制度。夫婦別姓を選べないために結婚をあきらめる人がいる国。最高裁から投げられたボールを放置する国会議員。選ぶのは国民です。