漫画でもこのシナリオは・・・、島岡美延です。生中継で見た決勝、ダルビッシュで1点差、それすら神様の匙加減。トラウトを空振りの三振に仕留めた大谷翔平は吠えて、叫んで、抱き合った――、マスクもディスタンスもなし。
宮沢孝幸著『ウィルス学者の責任』(PHP新書)を読みました。「最初を間違えた」日本の対策。一斉休校、濃厚接触者の追跡。最大の問題は「PCR陽性=感染させる能力あり」ではないというウィルス専門家の常識を医師たちが知らなかったこと。
ソーシャルディスタンスは「マスクをしない国」の飛沫対策。マスクで満員電車に乗って、レジで距離を取り、劇場の座席を減らすちぐはぐさ。
30秒石鹼で手を洗うのは医療現場の細菌対策。コロナウィルスは水で15秒で洗えばウィルス量は100分の1以下。つまり「感染しないウィルス量」に減らすことこそ肝心で、過剰対策が日常生活を奪った、と。
3年間で失ったものを国は検証するでしょうか。