韓国大統領逮捕で裁判所に乱入する人々、島岡美延です。嫌でも思い出す、アメリカの議事堂襲撃事件。あれはなかったことになっているのか、まもなく大統領就任式。
昨日は「移動」を勧める本でしたが、「移住」するならよく考えてから? 映画『嗤う蟲(24日公開)』をご紹介します。城定秀夫監督は、現代日本の闇に隠されたムラ社会の実態、実際に存在する〈掟〉の数々をリアルに描写。
田舎暮らしに憧れるイラストレーターの杏奈(深川麻衣)は、脱サラ夫・輝道(若葉竜也)と麻宮村に移住する。村民は自治会長・田久保(田口トモロヲ)を過剰なまでに信奉。二人は村民の度を越えたおせっかいに辟易するも、スローライフを満喫していた。そんな中、杏奈は田久保を畏怖する者がいると、ある不信感を抱く。一方、輝道は田久保の仕事を手伝ううち村の隠された〈掟〉を知ってしまうが村八分にされないように苦悩する――。
田久保の妻役・杉田かおるの笑顔の怖さ、これがムラなのかも。