信念を貫いた男が戦ったのは

今にも雨が降りそうな曇り空、島岡美延です。
「意味のない質問」とヤジ、その前に「非生産的なやりとり」「ナントカの勘繰り」と野党の質問をはぐらかす当人は、“中身のない答弁”を何年、繰り返してきたことか。
こんな時代に、衝撃の実話を。
映画『名もなき生涯（21日公開）』をご紹介します。
伝説の映像作家、テレンス・マリック監督が、初めて実在の人物の生涯を“今、伝えなければ”と映画化。
第二次世界大戦時、ヒトラーへの忠誠を拒絶し、ナチスに加担するより自らの信念に殉じた一人の農夫、フランツ。
山と谷に囲まれたオーストリアの美しい村で妻フランチスカと3人の幼い娘と暮らしていた彼も、戦火が激化し、戦争に駆り出される。
ヒトラーへの忠誠を頑なに拒み、収監され、裁判を待つ彼を妻は励ますが、彼女もまた裏切者の妻として村八分に…。
圧巻の演技で信念の男を演じるのはアウグスト・ディール。
政府や軍に脅され、市長や神父から説得されても最期まで己の信念を貫く強さ…！
実際の家族写真が独房のシーンで使われています。